2021年〜 TOAFAEC・記録     

2019〜2020年・諸記録(前ページ)→

TOFAEC 総覧(1995年〜)→■ 
年報編集委員会・各号目次(1996年〜)→■
総会2001(全記録)〜→■







1,総会記録(2021年〜)     *総会の歴史→■
〇2021 TOAFAEC総会開催ご案(2021・06・01) 南の風4248号
                                     TOAFAEC代表 上野景三
 昨年2月クルーズ船乗客感染に始まったコロナ禍は、現在に至るまで先の見えない状態です。この間、それまでとはかけ離れた生活を強いられることになりましたが、皆様方、身体も心もお元気でお過ごしでしょうか。
 コロナ禍は、当然のことながら2020年度の私たちの研究会に大きく影響しました。先ずはこのご案内の総会です。今年も日本社会教育学会六月集会はオンラインで行われますので、それに合わせて開いてきた総会も、オンラインでいたします。方法につきましては本状の最後にご案内いたします。
 定例研究会、研究会年報の編集委員会、韓国生涯学習研究フォーラム、東京社会教育史研究フォーラムは全てオンラインでした。中日韓「東アジア生涯学習研究フォーラム」は日本で行う番になっており、2020年12月の公民館学会に続けて松本市で開く予定でしたが、残念ながら中止となりました。ただ1日だけですが、これもオンラインで開くことができました。国内各地からも、中国・韓国・台湾からも居ながらにして空間を超えて一堂に会することができるとは(今年2月27日)、オンラインとは便利なものではあります。
 会計上にも会場費等の支出がゼロになるなど影響しました。一方、2010年に始まった沖縄県名護市での「やんばる対談」は、2020年度は開催できず、今年もまだ開催の見通しはたっていません。やんばるの風に吹かれながらでこそ意味がある企画ですので、オンラインではできません。
 2021年度もコロナ禍に左右されながらの1年になりますが、研究会年報『東アジア社会教育研究』は第26号発行を目指して編集が鋭意進行中。研究会などもそれこそ定例どおりに実施していく予定です。
 総会資料は維持会員の方にはお送りしております。維持会員でない方もご参加できますので、ご遠慮なく下記・連絡先にお申し込みください。ご質問やご意見などもおありでしたら、6月6日(日)までにいただければ幸いです。 それでは、皆様、6月11日総会にて、画面を通じてお会いいたしましょう。 
         記
日時:2021年6月11日(金) 20:00〜21:30(Zoom開場 19:50)
     (会議終了後〜22:00頃 オンライン懇親会)
内容:2021年度総会 
 1、2020年度活動報告  2、2020年度会計報告 3、2021年度活動について
 4、2021年度予算案・課題について 
挨拶と司会進行:上野景三代表、 報告・説明:年報編集・李正連編集長、
                      活動・会計報告ほか 山口事務局長
〇 申込み:山口までご連絡ください。zoomアドレスなどをお知らせいたします。
〇 ご意見やご質問なども 山口にお寄せください。締め切り日:6月6日
  (参加者のお名前は共有します。)
〇 それぞれお好きな飲み物等をご用意ください。
〇 山口の連絡先:IZK07252@nifty.com  Tel.&Fax.042-482-9143
記録 山口真理子・TOAFAEC 事務局長(2021/06/14 16:59)
 <今年度総会ご報告>
 毎年、日本社会教育学会6月集会に合わせて開いていたTOAFAEC総会、昨年に続き今年もオンラインにより、6月11日(金)に開催しました。上野代表のホスト兼司会進行で、2020年度の活動報告と会計報告、2021年度に向けての活動計画と予算案等が話し合われました。ご参加の皆さま、お疲れさまでした。維持会員の皆さまには、別に総会の報告・決算・予算など資料をお送りいたします。
 コロナコロナで終わった2020年度は、定例研究会をはじめとし、日中韓の「東アジア生涯学習研究フォーラム」さえもオンラインで行い、(やんばる対談を除いては)とにかく活動が途絶えることはありませんでした。年報編集・発行も遅れはしましたが、昨年末に25号を刊行することができました。会計は、会場費と謝礼が0(ゼロ)となる珍しい年度となり、そのおかげというわけでもありませんが、黒字で次年度に引き継げました。2021年度に関して、通常の活動計画はもちろんですが、改めて会について確認したり、近い将来を見据えての活動に思いを馳せたり、充実した年になったように思います。予算案は承認していただきました。
 昨年からの課題として、新たな会員制度への模索ということがありました。そこでは先ず研究会を起ち上げられた文人先生の「同じ志を持った者の集まりでありたい」という思いが語られ、会員以外は参加しにくいと見られているのではないだろうかという危惧、いやそうは思わない、先生の考えておられるような研究会のままでいい、会を支えるつもりでこれからも関わる等々、各人の会への率直な意見が述べられました。結果としては会員制度に変更はありませんが、上野代表の「これからの会を考えるための共通認識を持てたのではないか」発言がまとめになるのではないでしょうか。
 2021年度中ということではありませんが、実現させたいこととしては、中国・生涯学習・社区教育についての出版が具体化できないものか、中国研究フォーラムの体制も拡充されてきて、可能性は大きいのでは、という意見が出ました。活発な意見がとびかって有意義な総会になったように思います。
 <TOAFAECの課題・維持会員の拡大に向けて>
 最後に『南の風』読者の皆様、周りの方々への呼びかけのお願い。
・新しく維持会員になってくださる方はいらっしゃいませんか!
 維持会費は1口1万円。年報1部2000円とみて5冊を差し上げます。
 年報の印刷費は、ページ数にもよりますが、各号約50万円かかります。
 50人の維持会員がいらっしゃると安泰ですが、現在の会員は36人。半数は2口・
 2万円会員として頑張っていただき、今のところ年報刊行が成り立っています。
 しかし退職後の2口は負担になる額です。総会の共通意思とみていいと思いますが、
 志を同じくし、継続してご参加いただき、5冊の年報を活かしていただける方が
 増えればと願っています。1万円負担の維持会員の体制が拡充していけば
 2口負担を減少できて、安定した財政となります。もちろん1万円負担も決して
 安くない、ハードルはなかなか高いですが、活発な活動が徐々に広がって、お互い
 意気に感じて、年報発行が充実した歩みとなれば嬉しいです。
・『沖縄社会教育史料」』全7集 1977〜87年発行(1・3集オンデマンド印刷)
 大学や図書館に10セット限定で販売いたします。¥12,000(送料別)
 ご注文は山口へ。Tel&Fax:042-482-9143 mail:IZK07252@nifty.com   


1-(2),TOAFAEC・維持会員制について 
             山口真理子 (2021/09/11)
1、TOAFAEC(東京・沖縄・東アジア社会教育研究会)は、1995年の創設。東アジアにおけ
る社会教育(成人教育、生涯教育、文化活動等を含む)の研究調査、資料刊行、研究者・実践
者の相互交流等をおこない、新しい時代に向けての社会教育の発展に寄与することを目的と
しております(規約第2条)。小林先生によるホームページもあります。詳しくお知りになりたい方
は、そちらをご覧ください。→ http://www.bunjin-k.net/toafaec.htm
2、具体的な主な活動は
@ 定例研究会の開催:原則として8月を除く毎月最終金曜日の午後7〜9時。会場は杉並区の
高井戸地域区民センター(あるいは永福和泉〃)で、両方とも井の頭線の駅(高井戸,永福)近
くです。ただし、コロナ禍では、もう1年以上もZoom によるオンライン研究会です。今月で第284
回を迎えます。
A 年報『東アジア社会教育研究』の発行:1996年に創刊号を発行。毎年9月18日発行を目指し
て編集作業を重ねてきました。2021年は第26号が間もなく刊行される予定です。創刊号〜第5号 
A4サイズ、第6号〜以降、B5サイズ。最近は250〜300ページの重厚な仕上がりです。
〇編集方針
・東アジアの社会教育・成人教育・生涯学習に関する研究、調査、情報交流の「ひろば」を創る。
・実証的精神・手法を重視し、新しい動向を積極的に収録する。
・一定の研究水準を堅持しつつ、東アジアからの留学生、若い研究者の発表の場を提供する。
・民間非営利、不偏不党、自由闊達、の編集
・TOAFAEC研究会の活動記録等の掲載
3、年報発行と経費
 以上の活動には資金が必要です。最も資金を必要とする活動は、年報の発行です。印刷・製
本等の刊行に要する経費が毎号50万円前後を要します。創刊号から第7号(2002年)までは主
に個人負担でやりくりしてきましたが、2003年度・第8号からは、規約改正により「維持会員」制
度を設けることになりました。
4、維持会員の制度
 規約上の一般会員・留学生会員とは別に、維持会員(1口1万円)をお願いし研究年報『東アジ
ア社会教育研究』の発行にあてます(規約第8条2)。2021年度は、維持会員36人と1団体。16人
(初期メンバー)の方には2口をお願いし、約50万円の必要経費を何とか確保してきました。1万
円というのも、他に比べて決して安い金額ではありませんが、本会・年報の趣旨にご賛同いただ
き、ある程度継続できる方には「維持」会員となっていただきき、とくに初期会員には多重のご負
担(2口2万円)をお願いしてきました。
5、維持会員になりますと
@ 1口5冊(2口10冊)を限度として、年報の最新号あるいはご希望のバックナンバーをお送り
いたします。まわりの機関・団体・市民などに年報を広めてほしいという思いからですが、どう販
売されるか、寄贈されるかは、もちろんご自由です。
A お名前と所属をホームページ・研究年報に掲載いたします。掲載を望まれない場合は、お申
し出のとおりにいたします。
B 維持会員には各年報の編集への積極的な参加、各テーマにかかわる投稿、執筆を歓迎し
ます。(編集委員会との協議による) 
◆維持会員については、TOAFAEC ホームページに、さらに具体的な現在の会員一覧、 歴史
経過など詳細を記載しています。→http://www.bunjin-k.net/history2021.html
◆以上について、お問い合わせ等は、TOAFAEC 事務局・山口真理子までお寄せください。
 → Email:IZK07252@nifty.com  Tel.&Fax.042-482-9143  



1-(3), TOAFAEC出版目録(2021年10月現在)→■







2,定例研究会記録(2021年〜) 詳細・記録 (1995〜)
2021年
1月 (第277回)年報25号合評会 ZOOM
2月 (第278回)年報26号編集構想・特集について(ZOOM)
3月 (第279回) じんぶんヒストリー5―沖縄研究への道(ZOOM)
4月 (第280回) 年報26号特集「東アジアに市民の学び」/ZOOM
5月 (第281回) 中国・台湾研究(上田孝典、黄丹青、山口香苗 /ZOOM)
6月 (第282回) 戦争体験の次世代(非体験者)への継承を考える(嘉納英明 /ZOOM)
7月 (第283回) 韓国の地域平生教育−世宗市のマウル教育共同体事業を中心に /ZOOM)
9月 (第284回) じんぶんヒストリー6―学芸大学・社会教育研究室物語(ZOOM)
10月 (第285回)年報26号合評会(小林文人、斎藤真哉ほか板橋区報告)(ZOOM)
11月 (第286回)
12月 (第287回)




3, 年報編集 (1号〜25号目次 1996年〜)→■ 
 2021第26号構想・編集委員会記録→■  合評→■(10月定例会)





4,ぶんじん論文・エッセイ (〜2020年→■
・大都市社会教育研究の系譜(南の風記事/1〜10)→■
・大都市研究「つどい」40年ー経過・集いへの取り組み(TOAFAC「年報」26号)





5,訃報・追悼など (〜2020年)→■

51, 千野陽一さんを偲ぶ (南の風4245号 2021/05/18)≫
 5月15日未明、千野陽一さん(東京農工大学名誉教授)が亡くなられました。月刊社会教育編集長(新藤浩伸さん)からのご連絡。悲しいお報せです。享年90歳。最近はメール・音信のやりとりはなく、療養中と聞き心配していましたが「南の風」は届いている(戻ってこない)ので、そのうちにお話しする機会もあるだろうと期待しながら、月日が流れて・・・という経過でした。
 千野さんとは同年生まれ。半世紀余り、近いところで一緒に仕事をしてきた思いがあります。当方勤務の東京学芸大学(小金井市)と千野さんの東京農工大学(府中市)は三多摩で隣り合わせの自治体。それだけでなく、月刊社会教育(編集長)、社会教育推進全国協議会(委員長)、日本社会教育学会(会長)などすべて、千野さんんのあと小林が担当する巡り合わせ。千野さんから事務引継ぎを受けて仕事が始まる。「妙な因縁だ」と語り合ったことがあります。
 その前に「日本近代教育百年史」(七・八巻、国立教育研究所、1974年)執筆で、千野さんは「婦人」政策・団体の項を戦前・戦後と担当。こちらは戦後のみ「社会教育法」「公民館」の項を担当。それが契機となって故横山宏さんと2冊(社会教育法・公民館)の「資料集成」を編集刊行しました。千野さんは、9冊もの「資料集成・現代日本女性の主体形成」(ドメス出版)を完成させ、すべて恵贈いただきました。こちらは2冊、そちらは9冊、妙な重荷になっている、この話もお互いに苦笑しあった思い出あり。その後こちらの本が出来たら贈る慣わしが続きました。
 TOAFAEC 関連では「南の風」創刊後にご依頼あり、千野さんへ風の送信を続けてきました。20年あまりの風のお付き合いでした。節目の号で、もっとも丹念に激励と風継続を!のメールを頂い方でした。「東アジア社会委教育研究」年報編集では、呉遵民氏(華東師範大学・上掲)論文4本を翻訳。また私たち(小林・末本・呉の三世代)が中国で出版した『現代社区教育の展望』(2003年、上海教育出版社)の書評を「月刊社会教育」に執筆頂いたのでした。思い出はつきず。半世紀にわたる物語いろいろです。ときにシンドイ議論もありました。
 手もとにある写真のなかから1枚をHPに掲げます。1988年12月の社全協・常任委員会の合宿。前列中央が千野さん(委員長)、左に小川利夫さん(前委員長)、右側に小林(1年後に委員長)、まわりに錚々たる面々が揃っていて懐かしい。千野さん、安らかにお眠りください。
1988年度 社全協・拡大常任委員会合宿(1988/12/10)


 静かに光る一筋の道  (月刊社会教育 2021年8月号)
 千野さんが亡くなられ、同年の身としてはショックであった。1970年代「月刊社会教育」編集長、80年代末の社全協委員長、90年代の日本社会教育学会長、すべて千野さんから引き継ぎを受けて私の仕事は始まった。その意味で一歩先を歩いた先達、心配りのきいた取り組みにさまざまの思い出が蘇る。
 長年続けている「東アジア・沖縄」研究(TOAFAEC)の通信「南の風」には遅れて参加された。訃報を聞いて、改めて折々の返信を読み返してみる。2004年頃から約10年間、もっとも丹念に返信を送っていただいた人。それに励まされて風・通信を続けた一時期がある。中国・文化大革命の前からの中国研究、私たちの年報「東アジア社会教育研究」のなかに4本もの翻訳が残されている。今は知る人も少ない千野さんの中国研究、晩年の闘病生活のなかの執念か。社会教育研究・運動史に静かに光る一筋の道を忘れないようにしたい。(小林文人、東京学芸大学名誉教授、「南の風」発行)

52,相次ぐ訃報、片野親義さん(南の風4256号所収)、御塚隆満さん(4257号)風・記事・写真■


 御塚隆満さん 南の風4257号・ぶんじん日誌 →風・記事・写真■
 福岡から御塚隆満さんの訃報。入院されていると聞いて心配していました。千野さん、片野さんに続く悲しい知らせ、残念です。あらためて、E.ジェルピを招いた折の記録、『生涯教育のアイデンテイテイ』(エイデル、1988)の福岡・御塚報告を読みました。いい文章です。得難い人でした。振り返ると50年来のお付き合い。TOAFAEC の皆さんとは直接の出会いはありませんでしたが、一人息子の伸也くん夫妻(ぶんじん媒酌)は七夕の会の常連だった一時期がありました。もうお葬式も済ませられた由、電話でお悔み申し上げました。下に福岡・研究会(あるいは九大・松田ゼミか)2002年1月の集い写真を掲げました。ご冥福を祈ります。
御塚隆満さん(福岡、20020123)


53,沖縄中頭・有銘政夫さん(沖教組中頭委員長)2021/10/25逝去→訃報記事(風4277号)
       【おきなわ短信】(1664)*琉球新報・コラム「金口木舌」2021年10月28日 05:00
 <戦争難民>
 「僕は戦争難民なんだ」。クバ笠をかぶり、平和運動の現場に立つ有銘政夫さんはさまざまな場面で語った。
サイパンで生まれ、戦後に旧越来村に帰ると字森根の実家は嘉手納基地の中だった。反戦地主として違憲訴訟
を闘った。語りや表情は穏やかでも目の奥には鋭い光があった。
 25日に亡くなった有銘さんの証言は宜野湾市史にも記録されている。高校時代から選挙演説の「追っかけ」をし
た。教師、青年団員として1950年代から関わった平和運動は「必然的に私の生活そのものになった」と語る。
 伊佐浜土地闘争で米軍の「銃剣とブルドーザー」により家や田畑を取り上げられた人々とともに闘った。「生活
を始めたところをもう一回追い出される。戦争を2回味わうのと同じだ」と寄り添う。
 復帰運動を支えたのも有銘さんら教職員だ。来年、復帰から半世紀を迎えるが米軍基地の過重負担は変わら
ない。日本国憲法の下への復帰という県民の願いはかなえられたのか。97年の県収用委員会の公開審理では
「憲法9条に基づき、軍事基地や軍隊を拒否するのは当然だ」と述べた。憲法で保障される基本的人権が侵害さ
れているとの訴えだ。
 「嘉手納基地が開放された時、僕の戦後は終わる」。有銘さんが語った未来はまだ来ない。戦後を終わらせ、
平和な沖縄を実現するために、残された言葉をかみしめる。
 在りし日の有銘政夫さん (中頭青年会事務所にて、20120327) 撮影・山城千秋さん