JEITAテープストレージ専門委員会コラム

近年、日本では毎年のように大規模な災害が発生しています。「数十年に一度」「史上最大級」「想定の域を超えた」災害が相次いでいます。災害大国とも呼ばれるようになったこの国で、私たちは災害を万が一のものではなく、常に身近にあるものとして備えを万全にしておく必要があると言えるでしょう。
企業においては、災害への備えとして事業継続計画（BCP）を策定しておく必要があります。BCPは災害などの緊急事態発生時、企業が損害を最小限に抑え、さらに事業の継続や復旧を図るための計画です。
BCPの一要素として、災害で被害を受けた「ITシステム」を速やかに復旧するための災害復旧（DR）があります。多くの企業でIT化が進んでいる近年においては、DRにより災害の影響を最小化する取り組みが自社だけでなく社会の機能を維持するためにも不可欠と言えます。

では、DRを実現するためには何をすればよいでしょうか？
実現する復旧時間やシステムの規模などにより様々な方法がありますが、基本となるのは遠隔地に予備のシステムやバックアップデータを準備して（置いて）おくことです。
例えば遠隔サイトのデータセンターに本番と全く同じシステムを設置（準備）し、常時ネットワーク越しの同期をとっておくことで、本番側に災害が発生した際には速やかに遠隔サイトに切り替えることができます。
可搬性に優れるテープストレージを使用する方法もあります。テープメディアにバックアップデータを記録し、装置から取り出して遠隔地に搬送、保管しておくことで、予備システムやネットワークを準備せずDRを実現することができます。DRにかけられるコストが限られる場合や、企業が抱えるデータが大容量である場合に大変効果的です。

災害対策に大切なのは、事前の備えです。
DRの実現に敷居の高さを感じている方は、ぜひ一度テープストレージなどの可搬媒体を使用したDRについても検討してみてください。

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先月10月15日（火）から10月19日（金）にかけて幕張メッセで開催されましたCEATEC 2019にテープストレージ専門委員会も出展いたしました。

人工知能(AI)をはじめ未来の社会に向けたテクノロジーの展示が多く見られる中、AIの燃料とも言えるデータにも注目が集まり、当委員会のテープストレージも大変多くの方に関心を持っていただけました。
展示ブースでは、1小間という小さなスペースであったにもかかわらず150名を超えるご来場者様にお越しいただき、超スマート社会に不可欠な"データ保管先"としてのテープストレージの特長や将来展望を紹介させていただきました。

また当委員会の副委員長が講演いたしましたコンファレンスも多くの方にご聴講いただきました。
コンファレンス資料はJEITAテープストレージ専門委員会のWebページで公開中です。
ぜひご覧ください。
https://home.jeita.or.jp/cgi-bin/about/detail.cgi?ca=1&ca2=292#Archive-2019
※ ■CPS/IoT時代のデータ利活用を支えるテープストレージソリューション(PDF)をクリックしてください。

ご来場いただきました皆様、ありがとうございました！

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続けて、まもなく開催されますInter BEE 2019にも当委員会が出展します！
5Gの実用化や4K8Kの普及によりさらに可能性が広がる映像活用。溢れんばかりのコンテンツが日々生み出される現代において、コスト効率のよいコンテンツの保管先となるテープストレージの最新情報を発信していきます。ぜひ会場にお越しください！
（アンケートにご記入頂いた方には記念品をお渡しいたします！！）

Inter BEE 2019
　- 会期: 2019年11月13日(水)～15日(金) 10:00-17:30（最終日のみ17:00まで）
　- 会場: 幕張メッセ
● 展示ブース
　・エリア: 映像制作/放送関連機材部門
　・ホール3 / 小間番号3111
　・ブースの見どころ
　　今年も委員会参加ベンダ各社によるプレゼンテーションを行います！
　　また参加ベンダ各社のテープストレージ製品・ソリューションをご覧いただけます。
　 【JEITAテープストレージ委員会 参加7社】（50音順）
　＋ソニーストレージメディアソリューションズ
　＋日本アイ・ビー・エム
　＋日本電気
　＋日立情報通信エンジニアリング
　＋富士通
　＋富士フイルム
　＋ユニテックス
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皆様のご来場を心よりお待ちしております！