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田野辺式ポータブル血抜き機 レギュラー

自作マニュアル

第二章 各パーツ説明
 


 

この章では津本式究極の血抜きを釣り場や環境の無いところで行う為に必要となる、
田野辺式ポータブル血抜き機 レギュラーを作る為のパーツの詳細な説明をします。

試作機から使いやすいように色々と変えてきていますので、この先自分でも更に改良していく部分はあるとは思いますが、これから解説するパーツは現時点での
ベストチョイスだと思っています。 

各パーツの特徴や説明、何故それを選択したのかに至った経緯をお伝えできればと思います。
この先改良することがあればその都度改良部分を共有していきたいと思っています。


目次 (項目がクリック出来るものは説明があります)

携帯用ケース
水のタンク
電動ポンプ(小型ダイヤフラムポンプ)
バッテリー(ジャンプスターター)
ホース
ホースジョイント
片口ニップル
その他必要な細かなパーツ類
    
-L字ホース接手
    
-EC5 バッテリーコネクター
    
-携帯ケースに付ける電源スイッチ
    
-クイック接手(内径9mmホース用)
    
-ボルトとナット
    
-熱収縮ワイヤーコネクター
    
-ホースクランプ
    -Oリング



携帯用ケース
MTM 50 Caliber Ammo Storage Can
津本式 ポータブル血抜き機 レギュラー 携帯用ケース

アメリカ製のアモカン(弾薬ケース)を選びました。
金具が無く、プラスチック製で軽くて丈夫、耐水性があります。
ケースのみの重量は780gでした。

津本式 ポータブル血抜き機 レギュラー 携帯用ケース

中の大きさは約14.5cmx28cmx18cmです。
余り大きすぎても持ち運びが大変なので、このくらいのサイズが丁度いいかと思います。
2Lの水を内蔵しても余裕がある大きさです。(3Lのハイドレーションパックもギリギリ入る大きさです)

津本式 ポータブル血抜き機 レギュラー 携帯用ケース

弾丸のケースなので強度も十分!鍵を通す穴とプラスチック製のバックル2つでがっちりと閉じます。
蓋を閉じている限り、外からの水が侵入する心配は無いと思うので多少の雨でも大丈夫です。

津本式 ポータブル血抜き機 レギュラー 携帯用ケース

上蓋の溝には防水用のOリングが入っていて耐水性があります。
釣行後にシャワーで汚れを洗い流したりしていますが外からの水の侵入は無いです。
上蓋の構造を見てもらっても分かるように、かなり頑丈な作りになっています。

津本式 ポータブル血抜き機 レギュラー 携帯用ケース

蓋の蝶番もプラスチック製で金具は一つもありません。
1年間ある程度雑に扱っていましたがびくともしていません。

津本式 ポータブル血抜き機 レギュラー 携帯用ケース




使い勝手が良いので、釣行のちょっとした物入としても使っていますが釣行後にジャブジャブ洗っても大丈夫です!


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この携帯用ケースを選んだ理由

軽量、丈夫、耐水性能がある
釣り場で使うために持ち運びを前提として考えているので、軽くて丈夫な物が必要。
雨の釣行も考慮して耐水性能があるものを選んだ。

プラスチック製である
軽量でサビない物を選んだ。
海周りで使うことになるので金具はサビの出る可能性がある。

安全性が高い
元々危険物を扱うケースなので、いざというときに安心。
 

 



水のタンク(ハイドレーションパック)
ハイドレーションパック
津本式 ポータブル血抜き機 レギュラー ハイドレーションパック
 
水のタンクとして使うハイドレーションパックはサイズ、給水方法が異なるものがいくつかあります。
写真は私が
ポータブル血抜き機の種類によって使い分けてるハイドレーションパックです。

左から1L、1.5L、2L、3Lの容量がありそれぞれ特徴がありますが、ここではレギュラーサイズに使うものだけ説明いたします。
このページで紹介しているレギュラーサイズの
ポータブル血抜き機には右の2つを使っています。

津本式 ポータブル血抜き機 レギュラー ハイドレーションパック

チューブはワンタッチで取り外しが出来ます。
水を入れた状態でチューブを外しても本体側に弁があって水が漏れない仕組みになっています。
これはケースからタンクを取り出して水源で給水する時に、ポータブル血抜き機からの脱着が楽に行えます。


津本式 ポータブル血抜き機 レギュラー ハイドレーションパック

給水するときはタンク本体の上部に付いているスライド式の留め具をずらしてを開けます。
結構キッチリと閉まるので、この部分から水が漏れ出す事はありません。

津本式 ポータブル血抜き機 レギュラー ハイドレーションパック

上部がガバっと大きく開くので給水やタンク内の掃除が楽です。
後に説明しますが、タンク内に気泡が残ると電動ポンプの動作が不安定になるので、この蓋の締め方だと気泡があまりはいらずに安定した動作ができます。

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ハイドレーションパックをタンクとして使う理由

軽量でコンパクト
これはポータブルとして持ち歩きを考えたときに非常に重要です。形が容易に変えられるので、水を使い終わった後などたたんでスペースをセーブできる。

夏場の水道水の水温上昇に対応
携帯用のケースから取り外しが出来るので、タンク自体を冷蔵庫や冷凍庫で冷やして、または凍らせて、クーラー内部で保冷剤として使いつつ、真夏の釣り場での水温上昇に対応できる。
家で使う場合も冷水が使えるので余計な冷やしこみ等の手間が省ける。

タンク内で水が暴れない
タンク内に隙間が出来ないので、持ち歩きの時に無駄に中の水が揺れずに運び易い。
 

 



電動ポンプ(小型ダイヤフラムポンプ)
小型ダイヤフラムポンプ
津本式 ポータブル血抜き機 レギュラー 電動ポンプ

一言で電動ポンプといっても物によって水圧、水量、使用電力、大きさ、重さ、ホースの接続方法と違いは様々です。
ポータブル血抜き機を作る上で一番大事なことは水圧です。
水量も勿論大事なんですが、限られた真水を使うポータブル血抜き機にとって【水量が多い】=【水を使い切るのが早い】という事になるので一概に良いとは言えません。

釣り場でも家でも
究極の血抜きまでキッチリこなしたいレギュラーサイズでは、水量水圧もある程度の性能があることが好ましいので、大き目のポンプを使用します。

紹介している
こちらの電動ポンプは私自身が使っている電動ポンプより水圧、水流共に性能が高いです。
自身の電動ポンプでも
究極の血抜きをするには十分な性能がありますので、逆に水圧、水量を少し下げる必要があるかもしれません。

この電動ポンプは
水圧をマニュアルで変更できますのでそちらを説明します。

津本式 ポータブル血抜き機 レギュラー 電動ポンプ

ヘッド部分上面に3本のネジがあると思います。真ん中のネジが少し埋め込まれた状態で見えると思います。
この真ん中のネジが水圧をコントロールする部分です。

この電動ポンプはポンプ内の圧力が上昇すると、ポンプにある圧力検知が作動し自動で電動ポンプの吸い上げが止まります。その上限を設定するのがこのネジ部分です。

真ん中のネジを
時計回りに回すと水圧が上がり反時計回りに回すと水圧が下がります。

初期設定では圧力が必要以上に高く設定されている可能性がありますので、まず最初はネジを反時計回りに回して圧力設定を低めにしてから徐々に上げていった方が安全に作業が出来ます。

実践投入前に圧力設定調節の動作テストは必ず行ってください!
 

重要ポイント!!

ヘッド上部のネジで水圧設定
ネジを時計回り回すと水圧上昇、反時計回りにまわすと水圧下降になります。

まずは電動ポンプの圧力を下げてテスト
最終的に動作確認をする前に電動ポンプの圧力設定を下げてからテストした方が安全で良いです。
安全が確認できてから徐々に水圧を上げていきましょう。

水圧の上げ過ぎは大変危険です!
この電動ポンプはかなり高い水圧まで設定できますが、ポンプ自体が水圧に耐えられてもホースや接手部分が耐圧不足になる可能性があります。ご自分で判断して安全だと思う水圧設定にしてください。

 

 

津本式 ポータブル血抜き機 レギュラー 電動ポンプ

写真真ん中に矢印が見えると思います。これは水流の方向を表しており、紹介したポンプは反対方向に矢印が向いていると思います。 

大して重要ではなさそうですが、この水流の方向は携帯ケースに設置するときに重要となってきます。
詳しい説明は第三章の二部【組み立て】で説明いたします。

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↑値段が良く変動しているので、安い物のほうを選んで下さい。
スペック的にはどちらも同じだと思います。


この電動ポンプを使う理由

水圧、水流が持ち歩ける大きさの電動ポンプの中では高い
このレギュラーサイズのポータブル血抜き機は、釣り場で家でキッチリと究極の血抜きまで出来るという事を目的として製作しましたので、水圧、水流は高めの物を選びました。

ホースへの接続方法が他の物に比べて簡単
給水、出水側にL字ホース接手が付けられるネジ目が付いている為、接続が簡単である。

 

 



バッテリー(ジャンプスターター)
Arteck ジャンプスターター 8000mAh
津本式 ポータブル血抜き機 レギュラー バッテリー

電源には軽量で12Vの連続出力が可能なジャンプスターターを使用します。
通常のモバイルバッテリーのUSB出力だと電力不足で電動ポンプが正常に動きません。

津本式 ポータブル血抜き機 レギュラー バッテリー

非常に軽量で小型なので持ち運びの
ポータブル血抜き機にはピッタリな選択だと思います。
8,000mAhの容量がありますので、電動ポンプを動かすには十分な容量があり、USB接続を使えば携帯等も充電できます。
当然ジャンプスターターとしても使えますので、不意のバッテリー上がりでいざという時の為にも使えます。

津本式 ポータブル血抜き機 レギュラー バッテリー


12Vの出力ポートがありますので、EC5バッテリーコネクターで電動ポンプに接続出来るようにします。

津本式 ポータブル血抜き機 レギュラー バッテリー

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ジャンプスターターを電源として使う理由

リチウムイオン電池を使っているので、軽量で大容量
携帯用で持ち運ぶ事が多いので小型で軽量な物が望ましい。
USB接続もできるのでモバイルバッテリーとしても使え、いざという時でも安心。

12Vの連続出力が可能で安定して電力供給出来る
電動ポンプの性能を100%発揮させる為に12Vを安定して供給する必要がある。
(船釣りで電動リールを使う人はバッテリーを流用できますのでその場合はジャンプスターターの電源は必要ありません。)



注意点

乾電池での使用は避けてください

乾電池は使用に伴いすぐに電圧が落ちる上に、発熱して非常に危険です!(実証済み(笑))

モバイルバッテリーを昇圧させて使わない 

通常のモバイルバッテリーを12Vに昇圧させるUSBケーブル等ありますが、A(アンペア)不足で電動ポンプの性能を100%発揮できない、または作動させることは出来ないと思いますのでご注意ください。
 

 




ホース
タカギ(takagi)ホース ワンタッチスリムホース 5M 
津本式 ポータブル血抜き機 レギュラー ホース

タカギの耐圧スリムホースを使っています。
ホースも持ち運びを考えて軽くて扱いやすいものを選びました。

津本式 ポータブル血抜き機 レギュラー ホース

内径9mm、外径13mmで通常のホースと比べると細く感じますが、
ポータブル血抜き機で使う場合は内径9mmくらいが丁度いい感じです。耐圧設定も同じです。

津本式 ポータブル血抜き機 レギュラー ホース

ホースにはスリムコネクターが2つ付いてきますが、片側のメスが2つなので、オスのスリムコネクターが必要になります。

津本式 ポータブル血抜き機 レギュラー ホース

ひとまとめにして持ち運べば軽量でかさばらないので重宝しています。

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タカギのスリムホースを使う理由

軽量でコンパクトにまとめられる
これも持ち運びを考えてなるべく軽量でコンパクトにまとめられる物が好ましい。

使用する真水を出来る限り減らす
真水が限られた状況なので、ホース内の水さえも無駄にしないように。
ホースの長さも必要最低限にして、更にホースを細くする事でホース内に溜まる水の量を減らして真水のロスを減らします。

操作ラグを減らす
ホースが長く、太いと、ホース内の圧が設定水圧まで上がるまでに少し余計に時間が掛かり、操作ラグが出て操作性が悪くなります。
 

 



L字ホース接手
 津本式 ポータブル血抜き機 レギュラー L字ホース接手

電動ポンプの給水側と出水側に取り付けます。
ネジ目に締め付けて確実に固定するので水漏れが無く、簡単に接続できます。

電動ポンプをケースに横向きに取り付けるので、この接手を使わないとホースを90度に曲げることになってしまい、給水と出水が上手くできません。

津本式 ポータブル血抜き機 レギュラー L字ホース接手 

上の写真のように取り付けることによって無理なく出水のホースの方向を変えることが可能です。
こちらのパーツは日本では取り扱いが無いようなので、必要な細かなパーツ類としてひとまとめにしました。

こちらのパーツセットに含まれています。


L字ホース接手を使う理由

接続が簡単で確実
電動ポンプに付いているネジ目に直接締め付けるので、簡単で水漏れもなく確実に接続できる。

給水、出水方向を電動ポンプから直角に曲げることが出来る
ホースが曲がった状態で取り付けられると、給水や出水が制限されてしまい性能が発揮できない。

 

 



クイック接手(内径9mmホース用)
津本式 ポータブル血抜き機 レギュラー クイック接手

これはダスターやウォーターシューターの先に付けるパーツで、水の出し止めをコントロールしつつ先に付けたホースが使えるようになるパーツです。

写真の物は外径12mm(内径9mm)のホースに合ったクイック接手です。



小物を仕立てる事が多いのであれば小さな径に対応するクイック接手もあるので、チューブを使って自分の好きな太さで使うこともできます。

ネジ規格がG(平行)ではなくNPT(テーパー)になっているので、ダスターに付けるときに最後までねじ込めませんが問題なく使えます。



このようにタカギのホースを好みの長さに切って先端に取り付けて使います。ボタンを押したときだけ水が出るので真水の限られたポータブル血抜き機を使うときに特に有効です。
お腹周りの弱い魚(サバ等)を圧迫する時も、微妙な水圧の掛け具合を手元で操作できるので、自分はやりやすいと思っています。



このクイック接手は
こちらのパーツセットに含まれています。 (現在準備中・・・)
 

クイック接手を使う理由

究極の血抜きをがポータブル血抜き機で可能
消費水量の多い
究極の血抜きをポータブル血抜き機で可能にするために真水の使用を最小限にするのに、水の出し止めを手元でコントロールする為に必要なパーツです。

お腹周りがデリケートな魚が扱いやすい
水の出を手元でコントロールできるので、お腹が裂けやすいサバ等のデリケートな魚に
究極の血抜きをするときに破裂するリスクが減る。
 

 

 

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津本式簡易血抜きマシーンが2021年に発売されます!!
発売日はまだ未定ですが、
津本式のポータブル血抜き機がハピソンより発売予定です。
手軽に使えてリチウム電池内蔵のコンパクトな簡易血抜きマシーンです。
簡易的なノズルやリムーバーも付属されるらしいですよ!!
自作に自信がなければ無理をせず、そちらを待つのもいいと思います!
細かなスペックは不明ですが、パワーはリチウム電池2本分で小型簡易血抜き機とのことです。
気になる詳細は津本さんのアナウンスをお待ちください!