キャラクター セルフ・カウンセリング(R) 渡辺康麿 創案 トップページへ戻る
渡辺康麿について セルフ・カウンセリングについて
対Netscape用メニューを真ん中に寄せるための仕掛けプロフィール活動歴著書対Netscape用メニューを真ん中に寄せるための仕掛け 対Netscape用メニューを真ん中に寄せるための仕掛け詳細学ぶ学会 対Netscape用メニューを真ん中に寄せるための仕掛け

活動内容
『人生の再発見』のために (5/6)
 

退職者の自己評価の危機

 会社で働く人にとっては、自分の勤めている会社から離れてしまうこと自体が、大きな危機となります。他の会社へ行けば、まだ自分の能力を発揮できるとしても、現実的には、給与が下がるなど、さまざまな変化が生じます。千二百万円あった年間所得が、再就職先で、半分になってしまったりすると、まず、その現実を受け入れることができません。

 さらに、自分の属していた会社の社名に対する執着からも、自分が占めていた地位に対する執着からも、離れられないのです。

 リストラをされた会社員にとって、本当に必要なことは、単に再就職先を見つけることではない、と私は痛感しました。

 私は、再就職支援会社の社長に、会社の名称を変えてはどうか、言いました。彼は、どのような名称にすればいいのか、と尋ねました。私は、『人生再発見会社』という名前にしてみないか、と答えました。若い社長は、即座に、それでは企業から契約がとれない、と言いました。

『自分の人生』という視点

 リストラをされた人たちは、まるで、自分の人生が終わったかのような無力感に襲われます。しかし、就職も結婚も、結局、自分の人生の一コマなのであって、退職が、人生の終わりではないのです。 私は、再就職支援の場合にも、その視点が必要だ、と考えたのです。

 会社を辞めることによって、その人は、職業人としての自己を一旦、失います。しかし、会社が人生の全てではないのです。会社は、自分の人生の一部でしかないのです。そういう意味で、退職は、自分の人生を再発見する、絶好のチャンスである、ということを言いたかったのです。

 今までの人生を根本的に見直すことによって、たとえば、会社を辞めた後に、家庭生活で妻と交流をし、地域でボランティア活動を楽しむ、というような人生を見出すことができるのです。

 
前のページへ←  (5/6)  →次のページへ
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6

戻る

Copyright(c)2000-2001 セルフ・カウンセリング学会/渡辺康麿
「セルフ・カウンセリング」は登録商標です。