ナイトミーティング

日時: 6月9日(火)18:00〜20:00
会場: 当日、セッション(テーマ)別に用意された会議室をご確認下さい。
会費: 1,000円(参加費のみ)

学会発表とは別に、分野ごとに集い、研究の悩みや進め方を仲間作りも兼ねて語り合いませんか?今回は、中堅・若手研究者世話人の進行でミーティングが開催されます。

  • ナイトミーティングのみの参加はできません。事前参加申し込みをお願いします。
  • 会場への弁当、飲み物の持ち込みはかまいません。
  • 当日午前中、受付付近で夕食用弁当セット(弁当+飲物=1,000円程度)の予約販売を行う予定ですのでご利用下さい(夕方17時ごろにお渡しいたします)。

ナイトミーティングのセッション番号(テーマ)と概要

  • 事前参加申し込みの「ナイトミーティング」欄に参加したいセッション(テーマ)の第一希望および第二希望をご記入下さい(各セッションの参加人数予測のためのアンケートです)。
セッション番号 テーマ 世話人 概要
残留性有機汚染物質 高澤嘉一(国環研) これまでとは趣向を変えて、PRしたい内容のある方には事前にエントリーして頂き、当日は各PR発表(5〜10分間)+フリートーク形式で議論を進めます。内容はPOPsに関することであれば、研究や製品の紹介、共同研究募集、学生の方の自己PRなどいずれもOKです。PR希望者は、5/15(金)までに世話人(takazawa@nies.go.jp)に氏名、連絡先および100字程度の概要をお送りください。応募多数の場合には一任願います。なお、PR希望者以外の方は世話人への事前連絡は不要ですので、気軽にお立ち寄りください。
多環芳香族化合物 伏見暁洋(国環研) 多環芳香族化合物(PAHsやその誘導体)などの化合物に関する自由な議論の場にしたいと思います。特に、新しい測定法・物質・解析法・発生源や公定法による測定などについて活発に意見交換できるとよいなと思っています。測定で困っていることについての相談・議論というのもよいかもしれません。もちろん、毒性やリスクの観点からのご意見や話題提供も歓迎します。
LC-MSで測る 吉田寧子(住化分析センター) C-MSは微量有機化学物質を検出する有力な手段として発展しつつあります。今回は、「LC-MSを用いた分析法開発」について話題提供のあと、座談会的に経験交流を行う予定です。日頃の疑問や今後のLC-MS技術の方向性、あるいは失敗談等も含め、ざっくばらんに意見交換できるよう進行したいと考えております。学生の方やLC-MS初心者の方も是非気軽にご参加ください。
有害微量元素 −食の安全について考える− 前島勇治(農環技研) 茨城県神栖町(現、神栖市)の農業用井戸水と収穫された米からジフェニルアルシン酸等の有機ヒ素化合物が検出され、有機ヒ素化合物による土壌・地下水・農作物汚染が問題となっています。そこで本ミーティングでは、環境試料中の有機ヒ素化合物を一例に取り上げ、その測定方法や農作物の有機ヒ素汚染について話題提供をしていただく予定です。さらに、皆さんとともに、有害微量元素(カドミウム、鉛、ヒ素など)をめぐる食の安全について、フリーディスカッション形式で情報交換を行いたいと思います。
PPCP 山本裕史(徳島大学) 新規環境汚染化学物質として、医薬品やパーソナルケア製品等(PPCPs)について、分析や生態影響など様々な視点からの研究が近年増えている。しかし、様々な生理活性を有するPPCPsについて、低濃度・長時間の複合曝露が想定される状態で従来型の生態影響試験のエンドポイントで対応できるのか、様々な官能基を有しており中性域でイオン化している物質が多く、通常のオクタノール・水分配係数をベースにした水環境中動態や生物濃縮の推定は難しいのではないかなどの課題が多数存在する。この環境中PPCPs問題の課題とこれからの展望について議論する。
廃棄物 滝上英孝(国環研) 廃棄物、循環資源に関する環境化学的な話題、議論を持ち寄るということで参加をどうぞよろしくお願いします。E-waste、簡易分析、有害物質、アジア、適正処理処分、ごみ質、REACH、リサイクル、食品、レアメタル、アスベスト、不法投棄、ライフスタイル、マイバッグ・・・、議論百出、会議は踊る?参加者の皆さんがリラックスして一言、しゃべって帰れる会にしたいですね。
環境毒性 中島大介(国環研) 化学分析をしていて、「測定値は出たけど、この濃度って実際に害があるのか?」と思ったことありませんか?バイオアッセイをしていて、「いったいこの毒性の原因物質は何なのだ?」と思っていませんか?化学屋が生物屋に調べて欲しいこと、生物屋が化学屋に測定して欲しいもの、お互いに無理難題を言い合って、高い敷居をちょっと下げましょう。バイオアッセイを中心に研究している方はもちろん、毒性はわからん、と言う方の参加もお待ちしています。新しい研究パートナーやアドバイザーを探す機会になるかもしれませんよ。
生態影響評価 石橋弘志(愛媛大学) バイオアッセイに関する何でも意見交換会を開催します。今更、上司や先生には聞けない素朴な疑問。実は自分はこのように工夫してやっているのだけど、皆さんもどうですかといったアイデア。自分はこんなことをやってうまく行ったという自慢話。これからこんなことをしてみたいのだけど、皆さんどう思いますかといった相談。何でもありです。講師は無しにします。質問も回答も今回来ていただいた参加者の皆さんが主役です。最初から最後まで雑談に終わるかもしれませんがそれでも良いという方、お集まりください。
環境動態 堀口敏宏(国環研) 化学物質の環境中における挙動や運命を調べる際、正確な測定値を追求し、それを基に論を展開することが、基本的に重要と思います。しかし、生物への影響や社会的な意味まで論じることができれば、さらに素晴らしいのではないでしょうか?そのためにはどうすれば?化学屋と生物屋、社会科学屋などとの協働?サンプリングを含めた調査計画を十分に練って立案?ここでは、分析のプロの仕事をより意義深くするため、サンプリング調査計画の立て方、測定データの読み方、さらに掘り下げるための調査などについて、広く意見交換したいと考えています。
10 環境モデル 今泉圭隆(国環研) 環境モデルに関することをザックバランに話しませんか?テーマは、モデルの限界や現状、モデル使用時の疑問点、現場から見たモデルの長所・短所・課題、今後の環境行政・環境研究の中で環境モデルが担う役割などなど。基本的にはフリーディスカッションにしたいと考えています。環境モデルの開発者だけでなく、環境モデルを利用している方・したい方や現場の経験が豊富でモデルに興味がある方にも是非参加して頂きたいです。
11 日韓研究者交流 門上希和夫(北九州市大) 「韓国」、近くて遠い国だったのですが、ワールドカップや韓流などで本当の意味で身近な国になってきました。しかし、韓国の化学物質に関する研究や汚染状況について良く知っている人は少ないのではないでしょうか。本討論会では、日本環境化学会と韓国環境分析学会で初めての日韓シンポジウムを開催します。これを機会に、化学物質の分野でも相互交流を深めようと言うことで企画しました。まずは自己紹介から始めます。日韓から多くの方の参加を待っています!!