ランチョンセミナー

日時

6月 9日(火)12:30〜13:40

B・C・D・E・F の5会場

会場

6月10日(水)12:00〜13:10

C・D・E・F の4会場

ランチョンセミナー実施企業及び開催日

 上記及び下表の日程で、昼食時に70分程度、参画企業主催のランチョンセミナーを開催致します。セミナー参加者には、昼食(弁当)を各企業配布整理券と交換で提供いたします。
 主催企業による役立つ情報の提供や新製品の説明等を行う予定です。本セミナーは、皆様の研究や仕事を進めていく上で、極めて有益かつ最新の情報を得る絶好の機会と思われます。
皆様、奮ってご参加ください。主催企業スタッフ一同、お待ちしております。

開催日 セミナータイトル 主催企業 会場
9日 (火) 1.実験室の純水装置からできるCO2削減と純水使用のポイント
2.水質基準省令の改正にともなうTOC水質基準値の強化。Milli-QのTOCモニターの精度とキャリブレーション可能の訴求
日本ミリポア 株式会社 B会場(中ホール)
新製品AB SCIEX QTRAP® 5500 LC/MS/MSシステムを用いた環境汚染物質の分析例と分析メソッドをパッケージ化したiMethod™テストの紹介 アプライドバイオシステムズジャパン(株) C会場(201)
環境化学とCOMSOL Multiphysics
@ NAPLによる地下水汚染解析事例
A 地層処分における汚染物質の経路解析
計測エンジニアリングシステム株式会社 D会場(202)
新型GC/MS/MS Agilent7000Aの実力とアジレントLC/MSファミリーによる新たな環境分析へのアプローチ アジレントテクノロジー(株) E会場(101)
ダイオキシン類分析のコストダウンと測定精度向上 大塚製薬株式会社 / Cambridge Isotope Laboratories, Inc. F会場(102)
10日 (水) 分析者と環境に「やさしい」環境分析前処理手法の提案 ジーエルサイエンス株式会社 C会場(201)
LC/MS/MSによるPFCs分析における課題とその解決法
@高い実績を誇る Wellington Laboratories社製 PFCs標準品について
Aリテンションギャップ法によるPFCs分析におけるブランク対策について
Wellington Laboratories Inc.
日本ウォーターズ株式会社
D会場(202)
環境分析に有用な最新前処理・試料導入技術とGCxGC-MSのご紹介 ゲステル(株) E会場(101)
環境試料中汚染物質の極微量分析と高マトリックス試料導入技術のご紹介 サーモフィッシャーサイエンティフィック株式会社 F会場(102)
  • 初日と2日目は、開催時間が異なりますのでご注意ください。
  • ランチョンセミナー聴講者の基本マナーとして、参画企業による説明の途中での退室はご遠慮ください。また、弁当等の空容器のゴミは参画企業が用意する指定のゴミ袋に捨ててください。
    なお、ランチョンセミナーの弁当予約券の引き換え有効期限は、開始時間前までです。

講演内容

日本ミリポア(株)主催 6月9日 (火) B 会場(中ホール)
1.実験室の純水装置からできるCO2削減と純水使用のポイント
 環境分析を行うためには純水・超純水は必須であり、分析用水のみならず、抽出、洗浄など大量に使うことも多い。この純水精製方法はいくつかあるが、精製方法により使われるエネルギーが大きく異なる、つまりCO2排出量が異なることはあまり知られていない。純水精製方法には蒸留水(DW)、RO-EDI(逆浸透−連続イオン交換)、イオン交換水などがある。それぞれ純度が異なるため、測定に必要な水質は確認しておくことが重要である。実際の測定においては蒸留水が多く使われ、有機物が除去されないイオン交換水は用途を限定される。
 本セミナーでは、蒸留水を精製する加熱式蒸留器が大量の電気を使用していることから、その使用量を95%削減、ランニングコストも大幅に削減できる画期的な非加熱式RO-EDI方式の純水装置Elix Advantageについて述べる。また純水の使用に関して、使い方、管理方法で水質が変動し測定に影響を与える場合があるので、上手な純水使用のポイントについても述べる。
2.水質基準省令の改正にともなうTOC水質基準値の強化。Milli-QのTOCモニターの精度とキャリブレーション可能の訴求
 水質分析を行う上で分析用水として必要な水質は基準値の1/100以下の不純物量が目安となる。つまり、水質基準が変われば分析用水に必要な水質も変わるということになる。どのように水質を管理するか方法は様々であるが、一般的には超純水装置に搭載されている水質計を用いるであろう。ゆえに超純水装置に搭載される水質計は精度が高く、加えて信頼性の高いものでなければならない。超純水のTOC値管理は一般的になってきているが、その測定方法は超純水装置により大きく異なる。本セミナーでは、水道水質基準について水質基準省令で2009年4月改正施行されたTOCに関する基準値についてと、超純水装置でのTOCの測定方法の違いによる精度の違いについて述べる。また、精度管理の点においてはトレーサブルな信頼性のある測定結果を得ることが重要であるため、求められる測定器のキャリブレーションについて述べる。

アプライドバイオシステムズジャパン(株)主催 6月9日 (火) C 会場(201)
新製品AB SCIEX QTRAP® 5500 LC/MS/MSシステム を用いた環境汚染物質の分析例と分析メソッドをパッケージ化したiMethod™テストの紹介
 近年、LC/MS/MSは、環境分析において高感度・高選択性を有する汎用の分析機器として使用されている。特に農薬類やPPCPs (Pharmaceuticals and Personal care Products)、PFOS・PFOA分析において、多成分の一斉分析に役立っている。本セミナーでは、新製品のAB SCIEX QTRAP® 5500 LC/MS/MS システムを使用した環境汚染物質の分析例やCliquid®ソフトウェアと環境分析用のメソッドパッケージとして販売開始したiMethod™テストについて紹介する。

計測エンジニアリングシステム(株)主催 6月9日 (火) D 会場(202)
環境化学とCOMSOL Multiphysics
@ NAPLによる地下水汚染解析事例  国立環境研究所(ゲストスピーカー)
A 地層処分における汚染物質の経路解析 産業技術総合研究所(ゲストスピーカー)
固体廃棄物、排水や汚泥に起因する環境汚染の代表的なものに地層中の土壌・地質汚染があり、有害化学物質による人や生態系への影響が懸念されているが、土壌汚染対策等の取り組みにおいて有限要素解析ソフト「COMSOL Multiphysics」が活用されてきている。ここでは本ソフトウェアの機能概要について環境地質問題を中心に紹介すると共に、専門家のお二人から適用事例として、@トリクロロエチレンやベンゼン等の難水溶性液体(NAPL)による地下水汚染の移動現象や浄化等の解明のために、浸透流方程式を連成し、構成則を制約条件とする解析手法、さらに物質移動を加味した手法の紹介、A地下水の流れや汚染物質の移動を予測する上で地下処分場からの汚染物質(二酸化炭素や放射性核素など)の経路解析が不可欠であり、その長期的評価のために、熱・水・応力・化学・微生物の相互作用が処分岩盤へ及ぼす影響を配慮した精度の高い解析例の紹介を行う。

アジレントテクノロジー(株)主催 6月9日 (火) E 会場(101)
新型GC/MS/MS Agilent7000Aの実力とアジレントLC/MSファミリーによる新たな環境分析へのアプローチ
 新製品GC/MS/MSであるAgilent社7000Aと新型オートサンプラ7693Aをご紹介します。Agilent7000Aは、高速MRM(500トランジション/sec)およびノイズ低減による高感度化という最新技術を搭載し、かつ、MRMにおける多成分一斉分析を強力にサポートするMassHunterソフトウェアを採用しています。新型オートサンプラ7693Aは、定評ある優れた高速注入と注入再現性性能に加え、新たに内標添加、ミキシング、希釈、誘導体化などの前処理機能、さらにHot S/SL、Cold S/SL、PTV in pulsed mode、solvent vent mode、residue removal modeなどの多彩な注入モード(マルチモードインレット(MMI))が利用できます。また、ジェット・ストリーム・テクノロジーを搭載した新型LC/MS/MS Agilent6460、精密質量精度に優れた飛行時間型LC/MSなど、最新のアジレント・ソリューションをご紹介します。

大塚製薬(主催)/CIL主催 6月9日 (火) F 会場(102)
ダイオキシン類分析のコストダウン
 ダイオキシン類分析のコストダウンをトータルソリューションとして提案します。2種類のカラムを用いた分析法をラボに導入することによって,その効果としてのコストダウンの可能性を提案します。分析法に最適化した標準溶液の情報と併せて前処理の自動化ならびにGC/MSのソフトウェア等の最新情報をご提案します。

ジーエルサイエンス(株)主催 6月10日 (水) C 会場(201)
分析者と環境に「やさしい」環境分析前処理手法の提案
本年もジーエルサイエンスではランチョンセミナーを開催いたします。今回のテーマは「やさしい」です。 前処理の手間暇や分析時間を削減するための「分析者にやさしい」手法や、使用溶媒量を低減するための「環境にやさしい」手法を各種ご提案します。 内容は下記に提示していますので、ご興味のある方は奮ってご参加ください。「体にやさしい」ヘルシーお弁当で皆様をお待ちしております。
 【内容】
 マイクロボアキャピラリーカラムを用いた環境分析における高速GC分析の可能性
 少量サンプルによるP&T分析の提案
 固相抽出操作における溶媒削減の注意点
 自動化システムの紹介

Wellington Laboratories Inc./日本ウォーターズ(株)共催 6月10日 (水) D 会場(202)
LC/MS/MSによるPFCs分析における課題とその解決法
「高い実績を誇る Wellington Laboratories社製 PFCs標準品について」 関東化学
 PFCs(Perfluorinated compounds)は、撥水剤など私たちの身近な製品に使われていますが、一方で新しい環境汚染物質として国際的に規制されつつあります。その規制に対する分析指標となる標準品の品揃えは重要なファクターとなります。Wellington社ではPFOS、PFOAを中心とした内部標準液、混合標準液、炭素鎖や官能基の異なる商品を幅広く取り揃え、国内でも多くの分析機関でご利用いただいております。本セミナーでは最近の新製品を含めたPFCs標準品をご紹介いたします。
「リテンションギャップ法によるPFCs分析におけるブランク対策について」 日本ウォーターズ(株)
 LC/MS/MSによるPFCsの定量分析において課題となるのが、測定装置の部材や、移動相に使用する水に起因したブランクです。この測定ブランクを低減するためには、PFCsフリーのLC/MS/MSシステムを用い、かつ、PFCsフリーの移動相用の水を用いる必要があります。今回、UPLC/TQD(タンデム四重極型質量分析計)にリテンションギャップ法を適用したPFCsのカルボン酸群の一斉分析法について紹介いたします。 リテンションギャップ法では、水系移動相中のPFCsと実試料のPFCsを異なる保持時間で溶出させ、分離検出することができますので、環境試料などのppbレベル以下におけるPFCsの定量分析に非常に適しています。

ゲステル(株)主催 6月10日 (水) E 会場(101)
環境分析に有用な最新前処理・試料導入技術とGCxGC-MSのご紹介
 近年の環境分析では、多成分同時分析、低い検出下限値、迅速なデータ解析、そして 精度管理など様々な要求に対応する必要があります。 一方で、環境試料のマトリックスは複雑で、高感度高選択的、且つ高速分析という分 析技術が必要となってきています。本セミナーでは、このように高度化する要求に対応するために、最新の試料前処理・導入技術と、超高分離分析を実現するGCxGC-MS分析についてご紹介いたします。
 連続スターバー抽出による水中の汚染物質の分析
 LTM-GC-MSによる水中VOCの高速分析
 大量注入による水中の農薬分析
 GCxGC-MSによるPOPS、PAHの分析

サーモフィッシャーサイエンティフィック(株)主催 6月10日 (水) F 会場(102)
環境試料中汚染物質の極微量分析と高マトリックス試料導入技術のご紹介
 近年、環境リスクの観点から、多くの化学物質を発生源だけでなく、広く環境中でモニタリングする必要があり、対象物質や測定試料は今後ますます増加および低濃度化の傾向があります。そのため分析機器に対しては、多成分同時分析、高感度化と、迅速性や省力化・自動化などの両面での性能が要求されてきています。今回は、GC/MS、LC/MS等の有機化合物分析におけるPCBや難燃剤、PPCPsなど複数の微量化学物質の高感度化分析への取り組みを中心にご紹介します。また、ICP-MSをはじめとした元素分析では、前処理の手間を省略できる夾雑物を多く含む試料への適用例をご案内します。