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歯周病治療歯周病治療

歯周内科治療とは?歯周内科治療とは?

歯周病のDNAイメージ 簡単に言うと、「お口の除菌治療」です。
除菌方法は、顕微鏡検査によりお口の細菌の種類、細菌のDNA検査により細菌の数などを検査し、その細菌に効くお薬や歯磨き剤を用いてお口の中をきれいに除菌するので確実です。
歯周病が進行していない場合でも、除菌方法を行うことにより、これからの歯周病が進行しにくくなるため、最適な予防法ともいえます。

医科では、検査をして診断し、治療する、という手順はあたり前のことなのです。歯科では、厳密な検査はあまりしてきませんでした。検査による診断よりも、症状に対する処置・治療が先行してきたためです。
これはあくまで、対症療法(症状を抑える処置)であり、原因療法(病気の原因に対しての処置)ではありません。

これって、おかしなことだとは思いませんか?

歯周内科治療の治療方法歯周内科治療の治療方法

この治療方法には5つの大きなポイントがあります。
【1】位相差顕微鏡による菌の確認
【2】歯周病菌のDNA検査による菌の種類と数の把握
【3】細菌の除去薬剤の内服
【4】カビの除去薬剤あるいはカビとり歯磨き剤での歯磨き
【5】除菌後の歯石とり

特に【1】は非常に大きなポイントです。位相差顕微鏡でお口の菌を確認しなくて
はなりません。歯周病菌がいるのか、カビが多いのか、あるいは非常にきれいなのか。
位相差顕微鏡で確認しないと、処置法が選択できません。

歯周病菌を見る位相差顕微鏡検査

歯垢(プラーク)の顕微鏡検査イメージ 顕微鏡検査では歯周病菌やカビ菌がほとんどの方にみられます。歯垢(プラーク)を少し採取し、それを位相差顕微鏡で観察します。
歯周病菌やカビ菌を確認し、患者様へわかりやすく説明します。

歯科医療の現場ではインフォームド・コンセントの意味合いから患者様に自分の口の中の状態を知ってもらおうと、位相差顕微鏡による検査が増えています。
お口の中やお腹の中には細菌がいっぱい!と頭では分かっていても、歯周病菌がうごめく画像をみると、かなりの衝撃です!
歯周病菌がいなくなると、口の中がサラサラになり爽快感があふれ出てきます。歯周病菌が7日でほぼ絶滅できる治療法です。

歯周病菌のDNA検査(リアルタイムPCR法)

位相差顕微鏡で細菌がいることを確認したら、歯周病菌の種類と数を検査します。世界最高峰の検査機器による精度の高い検査結果が得られます。

薬による治療

検査結果に基づき、お薬を選択します。歯周病菌に効果の高い飲み薬と、カビ菌に効くお薬を使用していきます。

自覚症状の変化

1週間後の自覚症状の変化(患者様1000人アンケート)1週間後の自覚症状の変化(患者様1000人アンケート)

自覚症状の強い方ほど1週間後の変化を大きく時間します。
【歯ぐきからの出血】
 有効率80% 著明に改善60% 改善25%
【口臭】
 有効率90% 著明に改善55% 改善35%
【朝起きたときの粘つき】
 有効率85% 著明に改善55% 改善30%
【歯ぐきからの膿】
 有効率88% 著明に改善76% 改善12%
●たった1週間で他にも・・・
・かみ合わせの痛み改善 79%
・歯ぐきの腫れ改善 77%
・歯のグラグラ改善 66%
・歯のしみる感じ改善 65%

歯周内科治療の学問的位置づけ歯周内科治療の学問的位置づけ

歯周内科治療は位相差顕微鏡で、お口の中に感染している細菌・真菌・原虫などを特定し、動画管理システムに記録し、DNA検査を行い、それらの微生物に感受性のある薬剤を選択し、微生物叢を非常にきれいな状態に改善することで歯周病を内科的に治す治療方法です。

治療前の非常に汚れた微生物叢が治療後は非常に短期間できれいに改善し、術前・術後の状態が一目瞭然に画像で示されるという利点があります。

また、はっきりと自覚できる程、歯ぐきからの出血や排膿が短期間で改善されます。以前は、長時間歯磨きや外科治療によって1〜2年の治療期間でそのようなきれいな微生物叢を獲得していたのです。

微生物叢が改善されたら、歯石を除去します。その場合も、微生物叢が改善されていると、冷たいものがしみるというような症状が非常に少なくなることが知られています。

(なお、前歯においては短期間で歯ぐき縮むので歯が伸びたような感覚が生じることがあります。そのような場合には残念ながら、通常の治療では元々骨が溶けている状態ですので、改善は難しいようです。その場合は特殊な審美外科を行う必要があるかもしれません。)

私たち国際歯周内科学研究会会員はこのような画期的効果をもつ歯周内科治療を更に開発し、普及し、教育訓練し、ひいては誰でも治療を受けられるように保険償還上の位置づけを目指しています。歯周内科治療は位相差顕微鏡・動画管理システムを有する施設で実施されます。



レーザーによる歯周病治療「LAPT」レーザーによる歯周病治療「LAPT」

「LAPT」とは?

LAPTとは、アメリカ西海岸で生まれた技術であり、レーザーを用いた新しい歯周病の治療法です。数ある種類のレーザーの中でも最新のダイオード(半導体)レーザーを使用し、歯周病の原因である細菌を除去します。レーザー光を照射することにより、歯周病細菌を除去し、その後炎症を起こしている組織を除去します。そうすることで、歯茎の再生や回復を促します。

「LAPT」のメリット

治療時、治療後の痛みがほとんどない。
炎症を起こしている組織を早期に治す作用があるため、治癒経過が良好となる。
短期間での治療が可能となるので、負担が少ない。
通常では治療が難しい、歯周ポケットの奥にある細菌の除去ができる。
歯周病が進行した場合、歯周外科手術が必要になるが、
 LAPT治療後は歯周外科手術を回避できる可能性が高い。


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