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「双蝶々雪の子別れ」 「釣女」 ちらし

「双蝶々雪の子別れ」 「釣女」 ちらし表 「双蝶々雪の子別れ」 「釣女」 ちらし裏

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  みどころ

圓朝の想いこもる"ふたつちょうちょう"

天保10(1839)年に生まれ明治33(1900)年に没するまで、数々の落語を創作し、特に『文七元結』『芝浜』などの人情噺や『真景累ヶ淵』『牡丹燈篭』といった怪談噺で名作を生み出した三遊亭圓朝。

  その圓朝が創作した『小雀長吉(双蝶々)』。歌舞伎の『双蝶々曲輪日記』とは全く別のお話ですが、登場人物の名前は重なっており、ふたつちょうちょう≠ヘ【長吉】【長五郎】二人のちょう≠ニされています。
  しかし、『双蝶々雪の子別れ』を芝居脚本として書いた林家正雀師は「圓朝は長吉に、ぐれてしまった自分の息子・朝太郎の姿を重ね、想いをこめた。圓朝・朝太郎二人のちょうちょう≠ニよむこともできるのでは」と語ります。
  生涯朝太郎の非行に悩まされ、傷心しながらも、亡くなる前年には朝太郎を廃嫡せざるを得なかった圓朝…。奉公先で罪を犯し出奔した息子【長吉】と、訪ねてきた息子と最後には心を通わせる【長兵衛】親子に、圓朝は自らの想いを託したのでしょう。

 

矢之輔・正雀師 圓朝のお墓に参る!

 


今回の脚本を手がけた林家正雀師が自演する噺で上の巻≠聞いていただき、中・下の巻≠ヘ歌舞伎でお楽しみいただきます。
息子長吉に嵐広也、父親長兵衛に藤川矢之輔、母親お光に河原崎國太郎、他前進座のアンサンブル良く暖かい舞台…。

2009年1月前進座劇場で幕を明け、大変好評をいただいたこの作品を、"南座バージョン≠ノ進化させご覧いただきます。
一年の無病息災をもたらすという初芝居。初春にふさわしく、大いに笑っていただき、ホロっと涙して、存分にお楽しみ下さいませ。

 

 

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