Q&Aによるニオイの捕集・分析・評価実践ガイド
著者略歴
長谷川 登志夫(はせがわ としお)  :埼玉大学大学院理工学研究科 シニアプロフェッサー 東京大学大学院理学系研究科有機化学専攻修了。理学博士。 埼玉大学理学部基礎化学科助手,助教授,大学院理工学研究科准教授,研究機構脳末梢科学研究センター兼任教員を 経て,現職。東京農業大学非常勤講師/日本薬科大学非常勤講師を兼務。 2005年までは,新規芳香族化合物(特に硫黄やセレン原子を含んだ七員環交差共役化合物やアズレンなど)の合成, 物性,反応の研究およびケテンの環化付加反応機構の解明など有機化学の基礎研究に従事。 その後,香料化学の分野の研究をはじめ,多くのニオイ成分が共存する複合臭の香気特性の解明を通じての香気特性 解明手法(アロマプロフィール解析)の開発やニオイ分子の構造と香りの関係についての検討から得られる知見の 解析によるニオイ受容機構の解明およびニオイ分子の生理活性機能についての研究を行っている。 現在の専門は,香料有機化学,天然物化学。 藤原 隆司(ふじはら たかし)  :埼玉大学科学分析支援センター 准教授 大阪大学大学院理学研究科無機及び物理化学専攻博士後期課程修了。博士(理学)。 分子科学研究所錯体化学実験施設博士研究員,埼玉大学理学部基礎化学科助手,理工学研究科助教授を経て,現職。 主な専門分野は無機化学,錯体化学。研究内容は基礎的な分野であるが,研究および教育活動を通じて,各種分析 機器の運用ならびに保守に関する知識と技術を培ってきた。その経験を基盤として,現在は多様な分析装置の アプリケーション業務にも従事しており,実際の分析課題に即した最適な手法の選定,ユーザーサポートなどにも 携わっている。 藏屋 英介(くらや えいすけ)  :沖縄工業高等専門学校技術支援室 技術専門員/ 副技術長 熊本大学大学院自然科学研究科産業創造工学専攻博士課程修了。博士(工学)。 横浜国立大学工学部物質工学科文部技官,沖縄工業高等専門学校技術専門職員を経て,現職。 2019年よりInternational Symposium on Essential Oils(ISEO) Permanent Scientific Committeeに従事。 沖縄の香気素材を中心に,新たな抽出技術や分析技術の開発,機能性評価、香気特性の解析を行っている。 最近では,新規香気分析手法により,精油素材の香気特性や"かおり"から見た植物の多様性について研究を行って いる。
 
 
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