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ウェット塗工における欠陥対策と均一塗布技術【LIVE配信】

■開催日時:2024年12月09日(月) 10:30〜16:30

■会場:【WEB限定セミナー】※在宅、会社にいながらセミナーを受けられます 

■定員:30名

■受講料:55,000円(税込、資料付き/1人)
※最新のセミナー情報を「配信可」にすると割引適用(登録無料)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
 ・1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。

■備考:
資料付き
【LIVE配信セミナーとは?】

■主催:(株)R&D支援センター

■講師:Andan TEC  代表  浜本 伸夫 氏

<講師紹介>
塗工〜乾燥を中心としたRoll To Roll工程開発が専門、2021年から加工技術研究会コンバーテック誌の
連載記事や展示会レポ、ウェブセミナー講師などで活躍中。
1968年 札幌生まれ。
1992年 北大 工学部 合成化学工学専攻 修士修了
 同 年 富士写真フィルム 塗工を中心としたフィルム生産工程業務に従事
2007年 同 社 フラットパネル生産部 主任技師(管理職)
2013年 サムスン電子 総合技術院 素材開発センター 主席研究員 新素材開発に従事
2019年 栗村化学 工程開発チーム長 粘着フィルム・離型フィルム等の工程開発
2021年 米国 Zymergen社 シニアマネージャー バイオ由来ポリイミド開発
2022年 ミドリ安全 商品開発部 ジェネラルマネージャー ニトリルゴム手袋開発
2023年 AndanTECとして執筆・講演・コンサル業を開始
 (ウェブサイト https://www.andantecodawara.com)

■習得できる知識:
塗工方式の違いとニーズに合った方式の選定方法
各方式の塗膜厚と限界塗工速度の見積もり方
塗工製造におけるトラブルと対策方法
塗膜製品の開発から量産へのスケールアップの要点

■趣旨:
 機能性フィルムの開発ではスピンコーターや手塗りバーが活用されるが、Roll To Roll量産には、
汎用のスロット、グラビア、コンマ方式等が活用されます。薄かったり厚かったり、塗る条件に
適した方法が何れか、どういう基準で選択すれば良いか迷う研究者も多いであろう。しかし化学
工学の専門書や論文は数式が乱立して分かりにくく、特に化学系や生物系出身の研究者が習得する
負担になっている模様。このセミナーでは、数式は最小限に抑え、図表、動画や演習ツールで塗工の
イメージ作りを支援します。

■プログラム:
1.はじめに
 1-1.はじめに
 1-2.塗工と乾燥 (開発とパイロットと量産)
 1-3.フィルムが利用されている製品は?
 1-4.製品に占めるフィルム要素
 1-5.フィルムの構成要素 〜厚みと層数〜
 1-6.塗る〜溶かした液を塗る(Dry厚とWet膜厚)
 1-7.Wet塗布量の決め方
 1-8.塗工方法の比較(三種しかないダイ方式
 1-9.開発のステップ
 1-10.実験室とRoll to Rollの違い
 1-11.実験室の塗工方式
 1-12.開発と要因変更、異なるアプローチ
 
2.スロット塗工
 2-1.スロットダイの塗工性
  2-1-1.スロットダイの構成と部品
  2-1-2.給液方法
  2-1-3.ダイヘッドの設置角度
  2-1-4.薄塗りと厚塗り
  2-1-5.薄塗り限界 (スジ)
  2-1-6.最小膜厚 (Ca数との関係)
  2-1-7.塗布可能領域 (Coating Window)
  2-1-8.Couette-Poiseuille流
  2-1-9.Couette-Poiseuille流(非ニュートン)
  2-1-10.リップ形状(厚塗りと薄塗り)
  2-1-11.上リップの渦
  2-1-12.厚塗りの操作
  2-1-13.背面減圧しない操作方法
  2-1-14.より薄く(OverBite)より厚く(UnderBite)
 2-2.テンションド・ウェブ方式
  2-2-1.テンションと流体圧のバランス
  2-2-2.ギャップの見積もり
  2-2-3.Coating Window
  2-2-4.スロット渦
  2-2-5.リップ形状
  2-2-6.リップ形状と塗布性
 
3.ブレード塗工(コンマ・コーター) *コンマコーターはヒラノテクシードの商標
 3-1.ブレード塗工の分類(ナイフ・スティッフ・ベント)
 3-2.コンマ・コーターの特徴
 3-3.ナイフ型ブレードの塗工厚み
 3-4.コンマロールたわみ
 3-5.コンマロール保温
 3-6.給液方法
 3-7.接合通過
 3-8.間欠塗工
 3-9.液ダム内の流動
 3-10.ダム液面と底面
 3-11.液ダムの液漏れ防止フィルム
 
4.グラビア塗工
 4-1.ダイレクト方式(正転)
 4-2.リバース方式(逆転)
 4-3.キスリバース方式(バックアップなし)
 4-4.ドクターチャンパー方式(密閉型)
 4-5.ダイレクト方式の液だまり(ギャップと粘度)
 4-6.ダイレクト方式の膜分断(渦と周速比)
 4-7.リブ発生条件(ダイレクトの場合)
 4-8.リバースの膜転写箇所の流動
 4-9.リバース方式の塗布可能領域
 4-10.セルの過充填と部分充填
 4-11.ブレード後のセル残液
 4-12.ドクターブレード当て角
 4-13.ドクターブレード形状
 4-14.ドクターブレードの押し圧と膜厚
 4-15.ドクターブレードの当て角と摩耗
 4-16.ドクターブレードの接触面に作用する力
 4-17.ドクターブレード当て板
 4-18.端部の厚塗り対策
 
5.ワイヤーバー塗工
 5-1.塗工部(ワイヤー有無)
 5-2.塗工部(ワイヤーレスバー)
 5-3.実験室の手引きバー
 5-4.回転の塗布量への影響は?
 5-5.量産と同様の回転方式
 5-6.手塗布の回転しない方式
 5-7.ワイヤレスバーの塗工量
 5-8.塗工量の計算
 5-9.塗工量の計算値と公知データ
 5-10.レベリング
 5-11.塗布直後のレベリング
 5-12.可視化実験系
 5-13.リップル筋の様子
 5-14.粘度とバー形状
 5-15.スジのレベリング
 
6.スピン塗工
 6-1.流動支配と乾燥支配
 6-2.理論膜厚(Emsile式)
 6-3.厚みと回転時間
 6-4.厚み分布と回転数
 6-5.ペロブスカイト太陽電池のガスフローと平滑性
 
7.ディップ塗工
 7-1.ディップ塗工の歴史
 7-2.薄塗りと厚塗り
  7-2-1.薄塗り(毛管駆動)
  7-2-2.厚塗り(排出駆動)
 7-3.排出区間ごとの挙動
 7-4.定常厚みの理論
 7-5.実際の塗工厚み

8.メニスカス塗工
 8-1.ペロブスカイトの1ステップメニスカス塗布法
 8-2.メニスカス塗布法(銀ナノ材料の塗工)
 8-3.メニスカス塗布法(US メーカーの特許)
 8-4.キャピラリーコート法(OLED)
 8-5.キャピラリーコーター(フォトマスク)
 8-6.スロット式キャピラリーコーター
 8-7.キャピラリーコーター(PEDOT:PSS)

9.開発・スケールアップ・量産
 9-1.開発品のRoll To Rollへのスケールアップ
 9-2.開発と量産のアプローチ
 9-3.トラブル時の工程分離
 9-4.チャンピオンと金太郎飴
 9-5.Roll To Rollでスケールアップするには

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