■日時:2024年12月26日(木) 13:00〜17:05
■会場:※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
※ お申込み時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ず、ご確認ください。
■定員:30名
■受講料:49,500円(税込、資料作成費用を含む)
※複数でのご参加を希望される場合、お申込み追加1名ごとに16,500円が加算となります
■主催:(株)AndTech
■講師:
第1部 南保技術研究所 所長 南保 幸男 氏
第2部 阪本薬品工業株式会社 研究所 素材開発グループ
グループリーダー 宮路 由紀子 氏
第3部 大阪有機化学工業株式会社 事業本部 開発部
部長 猿渡 欣幸 氏
■プログラム:
∽∽───────────────────────∽∽
第1部 曇りの発生メカニズムと防曇コーティング技術の最新技術
【講演主旨】
近年、環境に優しい材料でありながらも使いやすくて、高機能性で差別化できる製品の開発への
要望が高まってきている。特に消費者は使い捨てから耐久性も付与して、その使用期間から廃棄ま
でを設計した環境保護性 (エコロジー)とマルチな機能性を発揮する経済性(エコノミー)とを両立
できる製品を求めてきている。一方で新規素材自体の開発には長期間とコストがかかり、その費用
負担とその製品利益を考えると、なかなか費用対効果には課題があり、難しいことがわかる。その
ため材料の表面を改質することにより新規な機能を発揮する機能性コーティングによる加工技術の
開発が期待されていて、最近の撥水・撥油、親水・親油加工技術の現状と今後の市場性については、
それぞれの機能により、新たな材料の価値が生まれている。
材料の表面に汚れが付着して美観を損ったり、曇りを生じて透明性が悪くなるにより、使用上、
不都合をきたす製品は様々な分野、場所、状況が想定され、その発生防止のための機能性コーティ
ング加工方法や、要求される機能も多様である。防曇加工では超親水での濡れと浸透と洗浄による
脱落が必要であり、水滴での曇りに対しては親水化表面処理が有効である。この開発では通常の美
観維持のための塗装分野から衛生加工、遺跡保存、情報通信分野での用途へと新規な市場展開が展
開されている。
今回、この防曇のメカニズムについて解説し、各種材料の表面への汚れの付着や曇りの発生する要
因と視認性への影響について説明する。特にコーティングに防曇加工方法と評価方法についての事
例を紹介する。
【プログラム】
はじめに
1. 曇りの起こる要因と視認性への影響
1.1 各種透明材料への曇り発生について
1.2 曇り発生の要因について
1.3 視認性への影響と設計への配慮
1.3.1 水滴の付着
1.3.2 光乱反射による曇りの発生
1.3.3 親水加工による防曇性
1.3.4 レンズの表面に超親水の機能性材料をコーティング加工
1.3.5 超親水コーティングの特徴と効果
1.4 透明性維持と正常な表面改質方法について
2. 曇り発生を解決する超親水化加工の検討
2.1 超親水化技術による防曇性について
2.2 超親水化コーティング剤の開発について
2.3 防汚コーティング加工による防曇性の維持について
3. 防曇性の試験方法
3.1 親水化コーティング剤による防曇性の評価
3.2 濡れ性と防汚効果
3.3 汚れ除去性
3.4 ウォータースポット防止性
4. 親水化コーティング剤による防曇性評価方法について
4.1 結露防止コーティングによる防曇機能の維持継続について
4.2 結露、霜付きとの比較について
4.3 電波望遠鏡での電波障害への防止機能について
4.4 防曇コーティングへの要求機能について
4.5 今後の課題について
5. 防曇・結露防止コーティングについてその応用技術の確立
まとめ・質疑応答
【質疑応答】
【講演キーワード】
防曇、曇り発生、結露防止、霜付き防止、視認性、超親水性、
機能性コーティング、防曇コーティング
∽∽───────────────────────∽∽
第2部 防曇性を発現するコーティング用モノマーの開発とその応
【プログラム】
1.防曇コーティングの概要
1.1 防曇とは
1.2 防曇メカニズム
1.3 防曇コーティングの応用例
1.4 防曇コーティングの課題
1.5 防曇コーティングに用いられるモノマー
2.ポリグリセリン系モノマーについて
2.1 ポリグリセリンと水の関係
2.2 ポリグリセリン系モノマー(アクリレート・アルキルエーテル)の材料特性
2.3 ポリグリセリン系モノマーと防曇
3.ポリグリセリン系 モノマー を用いた防曇コーティング
3.1 ポリグリセリン系モノマーからなる硬化塗膜の防曇メカニズム
3.2 ポリグリセリン系アクリレートによる防曇コーティング
3.3 ポリグリセリン系アルコキシシランによる防曇ガラスコーティング
3.4 レベリング剤との併用による防曇性の向上技術
4.製品紹介
4.1 SYシンテックR SAシリーズについて
4.2 SYシンテックR SIシリーズについて
∽∽───────────────────────∽∽
第3部 超親水性コーティング材を用いた防曇コーティングの開発
【講演主旨】
※現在考案中です
【プログラム】
※現在考案中です
|