■日時:2024年12月25日(水) 13:00〜16:35
■会場:※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
※ お申込み時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ず、ご確認ください。
■定員:30名
■受講料:49,500円(税込、資料作成費用を含む)
※複数でのご参加を希望される場合、お申込み追加1名ごとに16,500円が加算となります
■主催:(株)AndTech
■講師:
第1部 旭化成株式会社 研究・開発本部 蓄エネルギー研究所
蓄電システム開発部 部長 リードエキスパート 岡田 宣宏 氏
第2部 武蔵エナジーソリューションズ株式会社 安東 信雄 氏
第3部 東北大学 材料科学高等研究所 デバイス・システムグループ
教授・主任研究者 東北大学 材料科学高等研究所
水素科学GXオープンイノベーションセンター 副センター長 藪 浩 氏
■プログラム:
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第1部 リチウム化合物を用いたプレドープ技術によるリチウムイオンキャパシタ
【講演主旨】
弊社が開発したリチウム化合物を用いた新規プレドープ技術ついて、以下の視点から説明する。
・リチウム化合物を用いた新規リチウムプレドープ技術とメカニズム
・リチウムイオンキャパシタへの適用技術(材料、設計、耐久性に関わる技術開発と解析技術)
・新規リチウムプレドープ技術を用いたリチウムイオンキャパシタの用途展開
・キャパシタの将来展望
【プログラム】
1.弊社のご紹介
2.リチウム化合物を用いたの新規プレドープ技術について
2-1 リチウムプレドープ技術とは
2-2 リチウム化合物による新規リチウムドーピング技術の確立
2-3 量産プロセス技術の確立に向けて
3.新規プレドープ技術のリチウムイオンキャパシタ(LiC)への適用
3-1 リチウムイオンキャパシタとは
3-2 負極材料の開発
3-3 LiCの設計と耐久性評価
3-4 耐久前後における電極、電解液などの定量化解析技術
3-5 耐久性技術構築と評価方法について
4.新規リチウムプレドープ技術を用いたリチウムイオンキャパシタの事業展開
4-1 用途開発
4-2 ライセンスビジネス
5.キャパシタの将来展望
【質疑応答】
【キーワード】
リチウムイオン、プレドープ技術、リチウムイオンキャパシタ、負極、耐久性技術
【講演ポイント】
弊社が開発したリチウム化合物を用いた新規プレドープ技術によるリチウムイオンキャパシタに
ついて、設計および製造、耐久性などの技術詳細と、用途展開の説明をする。
【習得できる知識】
リチウム化合物を用いた新規プレドープ技術
リチウムイオンキャパシタとその材料、設計、解析技術に関する知識
リチウムイオンキャパシタへのリチウムプリドープ適用技術
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第2部 リチウムイオンキャパシタの特長と応用展開
【講演主旨】
世界的にSDGsやカーボンニュートラルの必要性が認知されていく中、化石燃料からの脱却や
再生可能エネルギー導入の拡大、省エネルギーに向けた取組が始まっている。武蔵エナジー
ソリューションズでは高出力蓄電デバイスであるリチウムイオンキャパシタを用いたサステナ
ブルなエネルギーシステムにより、新しい社会の実現を目指している。本講演では、リチウム
イオンキャパシタの特長と応用事例を紹介し、将来への可能性を展望する。
【プログラム】
1.武蔵エナジーソリューションズの紹介
2.リチウムイオンキャパシタの構成と特長
3.キャパシタの価値について
4.応用事例
5.今後の展望
【質疑応答】
【キーワード】
リチウムイオンキャパシタ(LIC)、電気二重層キャパシタ(EDLC)、リチウムイオン電池(LIB)、
燃料電池(FC)、ミックス電源システム
【講演ポイント】
キャパシタの構成と設計を知ることで、その特性を理解することができます。また、その特性を
活かすことで価値が高まります。応用事例を紹介し、その価値について解説いたします。
【習得できる知識】
リチウムイオンキャパシタの基本的な原理、リチウムイオンキャパシタの特性、特長を理解でき
ます。リチウムイオンキャパシタの用途を把握することができます。
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第3部 スーパーキャパシタに向けた分子吸着による電極改質
【講演主旨】
炭素電極を用いた電気二重層キャパシタは表面の電気二重層に電荷を貯蔵するため、従来その容量
増加には炭素の多孔質化により比表面積を増加させることが主に行われてきた。一方、擬似容量を
持つRuO2ナノ粒子などを添加することにより、容量を増加させることで容量を増加させるハイブ
リッドキャパシタなどが提案されている。しかしナノ粒子の混合は重量増加や高比表面積炭素の
含有量を低下させるなどの課題があった。我々は金属アザフタロシアニンを溶剤に溶かし、炭素
表面に分子吸着させた触媒開発の過程で、吸着した分子が容量向上に寄与することを見出した。
本手法はナノ粒子の場合と比べ、比表面積を犠牲にしないキャパシタの容量増加手法となり得る。
本発表では、分子吸着手法および分子吸着による容量増加について紹介する。
【プログラム】
1. 電気二重層キャパシタと擬似容量キャパシタ
2. 分子吸着を用いた「AZUL触媒」
2-1. 金属アザフタロシアニン
2-2. 分子吸着による電気化学触媒への展開
3.分子吸着を用いたキャパシタの容量向上
3-1. 多孔質活性炭への分子吸着
3-2. キャパシタ容量の測定
3-3. 安定性の評価とデバイスの作製
4. まとめ
【質疑応答】
【講演キーワード】
スーパーキャパシタ、金属アザフタロシアニン、分子吸着、多孔質炭素、エネルギー貯蔵]
【講演のポイント】
我々は金属アザフタロシアニンを溶剤に溶かし、炭素表面に分子吸着させた触媒開発の過程で、
吸着した分子が容量向上に寄与することを見出した。本手法はナノ粒子の場合と比べ、比表面積を
犠牲にしないキャパシタの容量増加手法となり得る。
【習得できる知識】
・有機分子の炭素への分子吸着手法
・キャパシタ電極の作製・評価手法
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