■日時:2024年12月17日(火) 13:00〜17:00
■会場:※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
※ お申込み時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ず、ご確認ください。
■定員:30名
■受講料:45,100円(税込、資料作成費用を含む)
※複数でのご参加を希望される場合、お申込み追加1名ごとに16,500円が加算となります
■主催:(株)AndTech
■講師:ソメイテック 代表 大薗 剣吾 氏
■講演主旨:
バリアフィルムは、食品等の包装材料から、産業用パッケージ、電子部品の保護など、様々な
分野で活用されています。バリア性を発現させる技術としては、バリア性高分子材料、アルミ蒸着、
透明セラミック膜、有機無機ハイブリッドなど、様々な方式が用いられています。
バリアフィルムの作製には、各種基材、コーティング、フィルムハンドリングなどの技術的な
理解が必要となります。また、ガス透過のメカニズムと、ガスバリア測定技術を理解しておくことも
大変重要です。さらに、近年ではバリア性だけでなく各種機能の複合化が進み、各種特性、信頼性の
確保、量産性など、技術的な要求が高まっています。
本講座では、バリアフィルムの技術に関わる方を対象として、バリアフィルムの概要、ガス透過性の
メカニズム、ガスバリア性の評価、バリアフィルム作製について分かりやすく解説します。またバリア
フィルムの各種用途の最新技術動向について紹介します。バリアフィルムに関わる技術者が押さえて
おくべき知識を身につけることができます。
■習得できる知識:
・ガスバリア性メカニズムと評価技術を理解できる
・バリアフィルムの開発・生産の基礎知識を身につけることができる
・バリアフィルム技術活用のヒントを得ることができる
■プログラム:
1.バリアフィルムの基本とガス透過性メカニズム
1-1.バリアフィルムの用途と市場
1-2.バリアフィルムの種類
(1)高分子系バリア性素材
(2)アルミ蒸着バリアフィルム
(3)金属酸化物透明バリアフィルム
(4)有機無機コンポジットバリアフィルム
(5)積層ハイバリアフィルム
1-3.ガス透過のメカニズムとパラメータ
2.ガスバリア性の評価技術
2-1.差圧法(圧力センサー法)の原理と測定方法
2-2.Mocon等圧法の原理と測定方法
(1)酸素電解センサー法
(2)赤外センサー法
(3)五酸化二リンセンサー法
2-3.各種等圧法の原理と測定方法
(1)API質量分析法
(2)Lyssy法(感湿センサー法)
(3)カップ法
(4)カルシウム腐食法
2-4.ガスバリア性測定の精度・信頼性向上のポイント
3.バリアフィルム作製のポイント
3-1.バリアフィルム作製の要素技術
(1)基材(押出、延伸)
(2)ウェットプロセス(ウェットコーティング、ラミネート)
(3)ドライプロセス(真空蒸着、スパッタリング、CVD)
3-2.バリアフィルム製造のポイント
(1)バリアフィルムの設計(要求機能、基材と層構成、工程、品質保証)
(2)バリアフィルムの品質(バリア性能、光学特性、外観、信頼性、巻き品質)
(3)バリアフィルムの生産性(リードタイム、コスト、稼働率)
3-3.複合機能フィルムとしてのバリアフィルム開発のポイント
4.バリアフィルムの用途別新技術動向
4-1.包装用(ボイル・レトルト対応、医療用途、単一素材 他)
4-2.ディスプレイ用(OLED、フレキシブルTFT、電子ペーパー 他)
4-3.電池用(太陽電池、リチウムイオン電池 他)
【質疑応答】
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