■日時:2024年11月22日(金) 13:00〜17:00
■会場:※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
※ お申込み時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ず、ご確認ください。
■定員:30名
■受講料:45,100円(税込、資料作成費用を含む)
※複数でのご参加を希望される場合、お申込み追加1名ごとに16,500円が加算となります
■主催:(株)AndTech
■講師:AndanTEC 代表 浜本 伸夫 氏
■講演主旨:
機能性フィルムをRoll To Rollで量産する際、汎用のスロット塗工だけでなく、グラビア、
ブレード、コンマ、バー塗工などの方式も多く活用されています。しかし、条件の確立や調整
は各現場に委ねられている事が多くどのような基準で選択されるか、指南する参考書が少ない
です。特に化学工学の専門書では数式が乱立して、化学系や生物系出身の研究者が習得する際
の負担になっているようです。
この度、グラビア、ブレード、コンマ、バー塗工を中心としたスロット塗工以外の塗工方式
について参考書を執筆したので、セミナーで詳細を解説します。数式は最小限に抑え、イメー
ジを助ける図表や動画の他に、演習ツールを用意して、ツボ」をお伝えします。
■習得できる知識:
・機能性材料(光学フィルム、粘着剤、離型フィルム、電子素材、電池素材)の塗工〜乾燥適正
化ができるようになる。
・各種の量産塗工方式の条件確立や適正化の考え方が身につく。
・実験室から量産へのスケールアップ、製造現場でのトラブル対策の勘所が習得できる。
■プログラム:
1.塗工方式の分類と用途
1-1.フィルム製品の歴史と分類
1-2.種々の塗工方式と塗工範囲
1-3.前計量と後計量
1-4.ダイ塗工方式は三種しかない
1-5.量産におけるRoll To Roll工程(RTR工程)
1-6.実験室で活用されるバッチ方式
2.ブレード塗工
2-1. コンマコーターの構造
2-2. 塗工量の見積もり
2-2-1. 平行な間隙を通過する場合 (Couette流)
2-2-2. 直線ナイフの狭まり流路を通過する場合 (潤滑流動モデル)
2-2-3. コンマコーターの場合
2-3. コンマロールの変形対策
2-4. 液溜めとバックプレートの設置方法
3.グラビア塗工
3-1. グラビアの三大要素
3-2. 第四の要素:ドクターブレード
3-3. グラビア塗工方式の分類
3-4. グラビアシリンダー
3-5. グラビアロール版
3-5-1. 格子型(Quadra Gravure)
3-5-2. ピラミッド型(Pyramid)
3-5-3. 斜線型(TriHelicoid)
3-5-4. 斜数(口径)とセル容積
3-5-5. セルから基材への転写と濡れ性
3-6. フォワード方式(正転)
3-6-1. ギャップと液溜まり
3-6-2. リブ(スジ)欠陥の原因と対策
3-6-3. 塗工厚み
3-7. リバース方式(反転)
3-7-1. 転写側メニスカスとリブ(スジ)
3-7-2. DCL側メニスカスとカスケード
3-7-3. 塗工可能領域
3-7-4. 塗工厚み
3-8. ドクターチャンバー方式
3−9. マイクログラビア方式
3−10. グラビア塗工の特許出願
3-11. ドクターブレードについて
3-11-1. ドクターブレードの当て角
3-11-2. ドクターブレードの種類
3-11-3. 平行刃
3-11-4. テーパー刃
3-11-5. 材質
3-11-6. 耐摩耗
3-11-7. 当て板とホルダー
3-11-8. ドクターブレードによる掻き落とし
3-11-9. ロール塗工の掻き落とし
3-11-10. エッジ処理
4.バー塗工
4-1.薄塗りに適したバー塗工
4-2. ワイヤーバーと溝付きバー
4-3. ワイヤー筋のレベリング
4-4. 塗工量の見積もり〜実験室の手塗りバー(無回転)と量産バー(回転)
4-5. リブを避けるために
4-5-1. 発生機構と対策
4-5-2. リブ発生速度の見積もり
4-6. 段ムラの回避策
4-6-1. バー芯金の作り方
4-6-2. 受け座の形状
4-6-3. 駆動系
4-6-4. カップリング(軸継ぎ手)
4-7. まとめ
5.RTR解析ツール
6.おわりに
【質疑応答】
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