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ベイズ計測の基礎と計測インフォマティクスによるデータ解析【LIVE配信】

■開催日時:2024年09月30日(月) 10:30〜16:30

■会場:【WEB限定セミナー】※在宅、会社にいながらセミナーを受けられます 

■定員:30名

■受講料:55,000円(税込、資料付き/1人)
※最新のセミナー情報を「配信可」にすると割引適用(登録無料)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
 ・1名で申込の場合、49,500円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。

■備考:
資料付き
【LIVE配信セミナーとは?】

■主催:(株)R&D支援センター

■講師:
東京大学 大学院新領域創成科学研究科 教授 博士(理学) 岡田 真人 氏

<ご専門>
 データ駆動科学、マテリアルズ・インフォマティクス、機械学習

<学協会>
 物理学会、電子情報通信学会、神経回路学会

<ご略歴>
・学歴:
 1980年3月 大阪府立吹田東高等学校・普通科卒業
 1985年3月 大阪市立大学理学部物理学科卒
 1985年4月〜1987年3月 大阪大学大学院理学研究科前期博士課程
 1989年4月〜1991年3月 大阪大学大学院基礎工学研究科後期博士課程中隊

・職歴:
 1987年4月〜1989年3月 株式会社 三菱電機勤務
 1991年4月〜1996年9月 大阪大学基礎工学部助手
 1997年1月9日 博士(理学)取得 大阪大学大学院基礎工学研究科
 1996年10月〜2001年3月 科学技術振興事業団 ERATO川人学習動態脳プロジェクト研究員
 2001年4月〜2004年6月 理化学研究所脳科学総合研究センター 脳数理研究チーム副チームリーダー
 2002年11月〜2006年3月 科学技術振興事業団 さきがけ研究21 「協調と制御」領域 研究者(兼任)
 2004年7月〜 東京大学大学院新領域創成科学研究科複雑理工学専攻教授(現職)
 2008年10月〜2014年3月 科学技術振興事業団 ERATO岡ノ谷情動情報プロジェクト グループリー
            ダー(兼任)
 2015年8月〜2017年3月 物質・材料研究機構 情報統合型物質・材料開発イニシアティブモデリング
            グループ グループリーダー
 2017年4月〜2020年3月 物質・材料研究機構 統合型材料開発・情報基盤部門 MIアドバイザー,
            情報統合型物質・材料開発イニシアティブ 副プロジェクトリーダー
 東京大学大学院理学系研究科物理学専攻教授(兼担)
 NICT-情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター 招へい研究員
 物質・材料研究機構 統合型材料開発・情報基盤部門 招へい研究員
 公益財団法人高輝度光科学研究センター・放射光利用研究基盤センター 客員研究員

■受講対象・レベル:
・材料開発者
・実験データ解析手法の幅を広げたい方
・スペクトル解析の背後にある数理の基礎を学びたい方
・解析ソフトウェア開発等に携わる方

■習得できる知識:
・ベイズ計測の定義、基礎から展開
・データ駆動科学
・計測インフォマティクスの活用方法

■趣旨:
 昨今、計測インフォマティクスの必要性が企業においても認識され、積極的な研究開発、実データ
への応用が進んでいます。その中で、計測インフォマティクスを行うための解析プログラムは数十年
前の手法にベースにした古臭いものです。このような現状では、最近破竹の勢いで発展しているベイ
ズ計測に基づく計測インフォマティクスの潮流にのりおくてしまい、今後の計測関連民間企業で起こ
る生き残り戦争に出遅れてしまいます。
 本講義では、統計学のベイズ推論を計測化学に特化した形でまとめたコンパクトな情報数理的枠組
みであるベイズ計測の創始者である東京大学の岡田真人教授が、ベイズ計測の動機や基礎をわかりや
すく説明します。岡田真人教授も体験したように、ベイズ推論を習得しようと市場で販売されている
本を手に取っても、計測化学に必要な知識を得ることは全くできません。そこで岡田真人教授は、計
測インフォマティクスに必要十分な情報数理的枠組みを自ら考案しました。本講習会は、その貴重な
経験に基づき、ベイズ計測の知見をもたいない方にも、わかるような講義構成を考えています。本講
義を通して、ベイズ計測導入への成功事例への足がかりとなれば幸いです。


■プログラム:
1.自然記述の基本的戦略とデータ駆動科学
 a.要素還元主義と階層的自然観
 b.階層的自然観とデータ駆動科学
 c.データ駆動科学の二大情報数理基盤:スパースモデリングとベイズ推論
 d.物理学とスパースモデリング:Keplerの法則と前期量子論
 e.物理学におけるベイズ推論の必要性

2.計測インフォマティクスの通常手法の現状と、その刷新の必要性
 a.計測インフォマティクスの通常手法の問題点
  ・問題点1.
  ・問題点2.
  ・問題点3.
 b.その問題点の解決のためのベイズ計測導入

3.ベイズ計測: ベイズ推論と計測科学の学融合領域
 a.ベイズ計測三種の神器
  ・神器1.物理パラメータの事後確率推定
  ・神器2.ベイズ的モデル選択
  ・神器3.複数データのベイズ的

4.直線回帰y=ax+bのベイズ計測解析計算の詳細な説明
 a.物理パラメータの事後確率推定
 b.ガウス観測ノイズ分散推定
 c.ベイズ的モデル選択

5.非線形計測系のロールモデルとしてのスペクトル分解
 a.スペクトル分解の通常手法とその問題点(誤差関数の局所解とモデル選択)
 b.ベイズ計測の導入と、ベイズ計測実装のための数値計算の必要性
 c.スペクトル分解におけるベイズ的モデル選択
 d.計測限界の定量的評価

6.他の非線形計測系への展開
 a.NMR
 b.メスバウアー分光
 c.小角散乱
 d.比熱と磁化率の物理パラメータ事後確率推定とベイズ統合の導入

7.ベイズ計測の普及戦略
 a.SPring-8とSPring-8全ビームラインベイズ化計画
 b.ベイズ計測の導入による計測科学のゲームチェンジング

8.民間企業のR&D(Research & Development)戦略とデータ駆動科学
 a.データ駆動科学とと民間就職 サイバーフィジカルシステムの観点から
 b.データ駆動科学と企業R&D組織のフラット化
 c.データ駆動科学と人材の流動化

9.まとめと、新規ビジネスなどの今後の展開

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