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LiB電極の間欠塗工とスラリー分散・混錬・調送液の製造技術【LIVE配信】
間欠塗工に用いるスロット塗工・コンマ塗工や乾燥プロセスから
 スラリーならではの偏析問題、分散・混錬・調送液の設備技術について

■開催日時:2024年09月25日(水) 10:30〜16:30

■会場:【WEB限定セミナー】※在宅、会社にいながらセミナーを受けられます 

■定員:30名

■受講料:55,000円(税込、資料付き/1人)
※最新のセミナー情報を「配信可」にすると割引適用(登録無料)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
 ・1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。

■備考:
資料付き
【LIVE配信セミナーとは?】

■主催:(株)R&D支援センター

■講師:
Andan TEC  代表  浜本 伸夫 氏

<講師紹介>
塗工〜乾燥を中心としたRoll To Roll工程開発が専門、2021年から加工技術研究会コンバーテック誌の
連載記事や展示会レポ、ウェブセミナー講師などで活躍中。
1968年 札幌生まれ。
1992年 北大 工学部 合成化学工学専攻 修士修了
 同 年 富士写真フィルム 塗工を中心としたフィルム生産工程業務に従事
2007年 同 社 フラットパネル生産部 主任技師(管理職)
2013年 サムスン電子 総合技術院 素材開発センター 主席研究員 新素材開発に従事
2019年 栗村化学 工程開発チーム長 粘着フィルム・離型フィルム等の工程開発
2021年 米国 Zymergen社 シニアマネージャー バイオ由来ポリイミド開発
2022年 ミドリ安全 商品開発部 ジェネラルマネージャー ニトリルゴム手袋開発
2023年 AndanTECとして執筆・講演・コンサル業を開始
 (ウェブサイト https://www.andantecodawara.com)

■習得できる知識:
・リチウムイオン電極の間欠塗工におけるRoll To Roll製造方法 スロット塗工やコンマ塗工の考え方、
塗工設備の設計方法、各種塗工方式の違いと特徴。
・Roll To Roll工程の乾燥理論とスラリー乾燥における偏析・トラブル
・スラリーの分散・混錬。調送液の設備技術レビュー

■趣旨:
 リチウムイオン電池の電極量産工程で汎用の間欠塗工方式は、各メーカーの独自開発で進化してきた
ため、体系的に整理した解説は少ないが、共通課題への対策は共通しており、間欠塗工全般を俯瞰した
整理に価値があります。
 本セミナーでは各社の特許事例を基に間欠塗工の変遷と各方式の特徴を整理して紹介します。また、
間欠塗工に用いるスロット塗工とコンマ塗工や乾燥プロセスの理論とスラリーならではの偏析問題、分
散・混錬・調送液の設備技術を解説します。

■プログラム:
1.リチウムイオン電池塗工の概要
 1-1.フィルムが利用されている製品は?
 1-2.フィルム部材の役割り
 1-3.性能の変遷(半導体)
 1-4.性能の変遷(リチウムイオン二次電池)
 1-5.リチウムイオン二次電池の構成
 1-6.正負電極の塗工方法(間欠塗工)
 1-7.間欠塗工の動画
 1-8.リチウムイオン電極の塗工ライン(A)
 1-9.リチウムイオン電極の塗工ライン(B)
 1-10.リチウムイオン電極の塗工ライン(C)

2.特許に学ぶ間欠塗工の変遷
 2-1.初期の電極製造(直交貼り合わせ方式)
 2-2.初期の電極製造(マスキング)
 2-3.初期の間欠塗工(開閉ブレード)
 2-4.コンマロール着脱方式
 2-5.コンマロール断続回転方式
 2-6.スロット間欠方式(流量・ギャップ可変)
 2-7.スロット沈降対策
 2-8.スロット端部厚み調整
 2-9.コッタによるギャップ調整
 2-10.塗り切り厚み調整(ギャップ法)
 2-11.厚塗り対策エア噴射
 2-12.マニホールド・リターン
 2-13.ポンプ・バルブ法
 2-14.ピストン開閉法
 2-15.回収バルブ遅延方式
 2-16.開閉バルブ圧力制御方式
 2-17.バルブ弁・ギャップのハイブリッド方式
 2-18.背面減圧
 2-19.背面減圧とエッジ分布
 2-20.減圧の安定化(バッファとオリフィス)
 2-21.基材サクション
 2-22.バックアップサクション
 2-23.逆転スロット
 2-24.表裏厚み分布
 2-25.表裏の塗り位置同期
 2-25.表裏の塗り位置同期
 2-26.表裏の塗り位置ズラシ
 2-27.両面塗工の基材エア保持
 2-28.両面塗工の塗工安定板
 2-29.圧延クラウンローラー
 2-30.加熱プレス分布によるカール補正

3.スロット塗工方式の概説
 3-1.塗工方式に分類(ダイ方式は3種類のみ)
 3-2.実験サンプルとRollToRoll生産の違い
 3-3.塗工液濃度の決め方と適した塗布方法
 3-4.RollToRollのスロット塗工設備
 3-5.ダイヘッドの向きは?
 3-6.薄く塗る時、厚く塗る時
 3-7.流れイメージに役立つCouette-Poiseuille流
 3-8.Poiseuille流
 3-9.Couette流とPoiseuille流のバランス
 3-10.スロットダイのCouette-Poiseuille流
 3-11.ビード内の剪断速度
 3-12.剪断速度のオーダー
 3-13.背面減圧しない操作方法
 3-14.塗付けの流動
 3-15.マニホールド構造
 3-16.ダイ内の流れ
 3-17.円管・マニホールド・スロットの流動
 3-18.マニホールド断面形状と幅流量分布
 3-19.テーパー・スロットによる幅分布補償
 3-20.幅分布を均一化するために
 3-21.シムとエッジの厚塗り
 3-22.超硬スロットダイ(M)
 3-23.テンションド・ウェブ方式
 3-24.テンションと流体圧のバランス
 3-25.ギャップの見積もり
 3-26.CoatingWindow
 3-27.スロット渦
 3-28.リップ形状
 3-29.リップ形状と塗布性

4.コンマ塗工方式の概説
 4-1.ブレード塗工
 4-2.コンマロールたわみ
 4-3.コンマロール保温
 4-4.給液方法
 4-5.接合通過
 4-6.ストライプ塗工
 4-7.液ダム内の流動
 4-8.バックプレート
 4-9.ダム液面と底面
 4-10.液ダムの液漏れ防止フィルム

5.乾燥のツボ…設備・乾燥時間・膜質再現の考え方
 5-1.乾燥現象の支配因子
 5-2.乾燥方式と乾燥能力
 5-3.乾燥効率の支配因子(噴流)
 5-4.多孔板と二次元ノズル(軸対象とスリット)
 5-5.溶媒の寄与(水と他の溶媒の比較)
 5-6.塗膜の表面温度は湿球温度(空気線図)
 5-7.各溶媒の空気線図
 5-8.他の溶媒との違い〜飽和蒸気圧と温度
 5-9.乾燥に関わる物性値
 5-10.定率期間と減率期間
 5-11.減率乾燥速度
 5-12.簡易計算法(乾燥係数N=1/2〜2/3)
 5-13.膜内の溶媒移動
 5-14.乾燥計算の練習
 5-15.減率乾燥を実測で見積もる方法
 5-16.減率乾燥を実測で見積もる手順
 5-17.2成分系の減率乾燥(MEK+トルエン)
 5-18.2成分系の乾燥挙動
 5-19.2成分系で乾燥速度を概算したい場合
 5-20.調湿時の含水率履歴
 5-21.凝集系の乾燥
 5-22.乾燥過程の粘弾性変化

6.RollToRoll製造のオンライン厚み評価(坪量法)
 6-1.坪量によるフィルム厚み計測の変遷
 6-2.坪量による厚さ計の測定原理
 6-3.基材フィルムの厚み計測
 6-4.塗工膜の厚み計測

7.スラリーの分散・混錬・調送液
 7-1.原材料を膜にするプロセス
 7-2.スラリーの分散度
 7-3.カーボン・ブラックの分散は一次粒子に留める
 7-4.スラリー内の素材がレオロジーに及ぼす影響
 7-5.分散度とレオロジー(静電反発・バインダーによる分散)
 7-6.水系ではイオンが静電反発を阻害し構造粘性化
 7-7.レオロジーのヒステリシスと経時増粘
 7-8.混合・分散設備
 7-9.攪拌方式と混合度
 7-10.タンク形状・サイズと混合度
 7-11.混錬方法(ニーダーとプラネタリーミキサー)
 7-12.混錬(バッチ/連続)とパドル形状
 7-13.混錬パドルのWD形状
 7-14.二軸連続式混錬機
 7-15.二軸連続式混錬機(負極)
 7-16.二軸連続式混錬機(正極)
 7-17.混錬時の希釈と分散
 7-18.希釈法から予備混合&高剪断分散へ
 7-19.ビーズミル(マイルド分散化)
 7-20.目標粒子サイズと循環方式
 7-21.ビーズのサイズ選定
 7-22.RollToRoll工程とのマッチング
 7-23.BatchTankとMixTankのタスク
 7-24.継ぎ足しと液年齢
 7-25.平均ポット経時
 7-26.ポンプの種類と特徴
 7-27.異物が多い時のフィルター並列化
 7-28.ゲル状異物のろ過
 7-29.フィルター構造と濾圧
 7-30.ポンプ負荷は主にスロット
 7-31.脱泡(壁面添加)
 7-32.脱泡(真空度)
 7-33.脱泡(遠心&減圧)
 7-34.脱泡(スクレバー&減圧)
 7-35.脱泡(放射ノズル&減圧))

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