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カーボンプライシングの基本的な理解と企業への影響・課題および将来展望【LIVE配信】
〜GX-ETS(排出量取引制度)を中心に〜

■開催日時:2024年09月13日(金) 13:00〜16:00

■会場:【WEB限定セミナー】※在宅、会社にいながらセミナーを受けられます 

■定員:30名

■受講料:49,500円(税込、資料付き/1人)
※最新のセミナー情報を「配信可」にすると割引適用(登録無料)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で49,500円(税込)から
 ・1名で申込の場合、46,200円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,500円(2人目無料)です。

■備考:
資料付き
【LIVE配信セミナーとは?】

■主催:(株)R&D支援センター

■講師:
京都大学大学院 経済学研究科 教授 博士 諸富徹 氏
<ご専門>
経済学、経済政策専攻

<ご略歴>
1968年生まれ。1993年同志社大学経済学部卒業。1998年京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。
1998年横浜国立大学経済学部助教授、2002年京都大学大学院経済学研究科助教授を経て、2010年3月
から現職。
『環境税の理論と実際』有斐閣(2000年:NIRA大来政策研究賞、日本地方財政学会佐藤賞、国際公共
経済学会賞)、『環境〈思考のフロンティア〉』岩波書店(2003年)『資本主義の新しい形』岩波書店
(2020年:第11回不動産協会賞)
 「『低炭素経済への道』岩波新書(共著、2010年)、『脱炭素社会とポリシーミックス』日本評論社
(共編著、2010年)、『電力システム改革と再生可能エネルギー』日本評論社(編著、2015年)、『再生
可能エネルギーと地域再生』日本評論社(編著、2015年)、『入門 地域付加価値創造分析』日本評論
社(編著、2019年)、『入門 再生可能エネルギーと電力システム』日本評論社(編著、2019年)
環境省「中央環境審議会合同部会地球温暖化対策税制専門委員会」委員、東京都「環境審議会」委員、
環境省「国内排出量取引制度検討会」委員、飯田市「再生可能エネルギー導入支援審査会」会長、環
境省中央環境審議会「カーボンプライシングの活用に関する小委員会」委員、東京都「再エネ実装専
門家ボード」委員

■受講対象・レベル:
・カーボンプライシングに関心のある方はどなたでもどうぞ。

■必要な予備知識:
・講演の前半を入門編、後半をGX-ETS(排出量取引制度)を中心とするカーボンプライシングの最新動
 向としますので、予備知識のない方でも入門編から受講して頂ければ後半まで理解いただけるよう
解説します。

■習得できる知識:
・カーボンプライシングの基礎知識と、その企業への影響、そして政府がいま進めているGX推進法の
 下で今後、カーボンプライシングがどのように展開していくのかその最新動向を把握できる。

■趣旨:
 本講演の前半では、GX推進法の成立でその導入が決まり、注目の高まるカーボンプライシング(CP)
について、その考え方を基礎から解説するとともに、国内外の事例を紹介、その主要論点や制度設計
上の留意点を解説する。
CPはこれまで、経済や産業の国際競争力にマイナスの影響を与えると考えられてきた。だが、過去30
年間の世界の導入経験から得られるデータからは、必ずしもそうとは言えないことが分かってきた。
それはなぜなのか、CPと企業、産業、経済成長との関係を論じる。
 後半ではまず、国会で成立したGX推進法の中身を詳しく説明し、その意義をアメリカのインフレ抑
制法と比較しつつ、国際的な脱炭素投資競争の文脈に位置づけて明らかにする。
GX推進法では炭素賦課金(2028年)とGX-ETS(2023年)の導入が決まった。今後、3段階を経て発展してい
くことになっているが、当面、2026年開始の第2段階へ向けた議論が進んでいる。その状況を解説し、
その将来展望を論じることにしたい。

■プログラム:
【前半】カーボンプライシング:基礎編
 1.カーボンプライシングとは何か
  (1)炭素税
  (2)排出量取引
  (3)その他
 2.カーボンプライシングの経済成長、産業への影響
 3.カーボンプライシングの政策効果
 4.政策手段の組み合わせ
 5.国内外の事例〜欧州排出量取引制度(EU ETS)、温暖化対策税(日本)、
   イギリス・ドイツの炭素税など
 6.質疑応答 

【後半】カーボンプライシング:最新動向
 1.GX推進法とは何か
  (1)その内容の概説
  (2)米国インフレ抑制法との比較
  (3)国際的な脱炭素投資競争のなかでのGX推進法の意義
 2.排出量取引制度の設計を徹底的に解説
  (1)基本コンセプト
  (2)情報開示基盤〜GXダッシュボード
  (3)GXリーグとカーボン・クレジット市場の関係
 3.GX−ETSの具体的内容
  (1)GX−ETS参加企業に求められるもの
  (2)目標排出量および基準年度の設定
  (3)「超過削減枠」とは何か
  (4)排出量の算定と検証に関する論点
  (5)価格の安定化措置
 4.GX−ETSへのコメント
  (1)GX−ETSの特徴とは何か〜EU ETSとの比較
  (2)自主参加型ETSの利点と欠点
  (3)かつての「排出量取引試行制度」の失敗から得られる教訓
  (4)GX−ETSは自主参加型ETSの欠点をどのように克服しようとしているのか
 5.GX−ETSは義務的制度に発展するか〜「段階的発展をめぐる論点」について
 6.質疑応答 

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