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日米欧における食品包装規制の最新動向
〜 日本のポジティブリスト制度2025年6月1日完全施行前の留意点を学ぶ 〜

■開催日時:2024年9月25日(水) 10:30〜16:30 

■会場:本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
お申込み前に《こちらのご案内》をご確認下さい。


■受講料:55,000円(税込)  * 資料・見逃し配信付
*メルマガ登録者 49,500円(税込)
*アカデミック価格 26,400円(税込)

★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および
 学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録を
 していただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により
 出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。

■主催:(株)シーエムシー・リサーチ

■講師:藤井 均 氏  藤井包装技術事務所 所長

【講師経歴】
 2014年6月まで大日本印刷鰍ノて包装材料の開発、包装設計に従事。2016年6月まで、容器包装に
関する業界団体に所属、 2016年7月より藤井包装技術事務所を開設。

【著 書】
 機能性・環境対応型包装材料の新技術、抗菌抗カビ技術と応用、欧米の食品用容器包装法規制の
動向、包装材料における環境対応、環境配慮型容器包装の開発動向、EUにおける容器包装規制 等

■セミナーの趣旨:
 食品用器具・容器包装のポジティブリスト制度が2020年6月1日に施行後、食品衛生法改正に伴い
器具・容器包装事業者に次の義務が追加された。@ 合成樹脂器具・容器包装には、ポジティブリス
ト収載物質のみ使用 A 合成樹脂器具・容器包装の適正製造管理(GMP) B 販売・製造・輸入者の
情報伝達 C 自治体への届け出。現在引き続き施行日以前の使用実績物質を調査中で、5年間の経過
措置を設け、2025年に完全施行となる。
 2023年11月に完全施行(2025年6月1日)後の収載物質(合成樹脂、添加剤)及びポジティブリスト
形式の改正が告示された。また、ポジティブリスト制度の導入に伴い、現行の器具容器包装の規格基
準とポジティブリストの整合性から、合成樹脂規格及び用途別規格の改正、削除案が出された。本講
演では、現行及び完全施行後のポジティブリスト制度を詳細に説明する
 欧州、米国ではすでにポジティブリスト制度が実施されている。欧州でのポジティブリスト制度を
説明し、プラスチック規則、ポジティブリスト、疑似溶媒、適合性テスト(成分移行試験)や、この
欧州規則への適合性の確認手順について解説する。米国でのポジティブリスト制度を説明し、容器包
装の連邦規則集、プラスチック、紙・板紙、添加剤等の個別規格、安全性試験について解説する。ま
た、欧州・米国共に、新規物質申請制度が制定されており、申請制度内容及び安全性の判断について
説明する。

■セミナー対象者:
 ・食品メーカー ・容器包装メーカー・樹脂メーカー・色材メーカー・添加剤メーカー ・装置メー
  カー(食品加工、プリンター等)・食品製造装置メーカー・印刷 ンターメーカー 等

■セミナーで得られる知識:
 ・ 日本:食品衛生法、食品・添加物等の規格基準及び自主基準ポジティブリスト制度、GMP、情報
   伝達、新規物質申請
 ・ 欧州:枠組み規則、食品に接触することを意図した材料及び製品の規則GMP、適合宣言、表示、
   再生材料、欧州市場への上市の要件
 ・ 米国:食品包装規制(FFDCA、連邦規則集)GMP 米国新規物質登録制度(FCN)、米国市場への上市
   の要件

■プログラム:
※ 適宜休憩が入ります。

T 日本における容器包装規制
  
1 ポジティブリスト制度概要
2 容器包装に関する食品衛生法概要
3 食品衛生法改正による追加義務
 3.1 ポジティブリスト収載物質に限定 
   a 規制内容 
   b 対象範囲
 3.2 器具又は容器包装を製造する営業の施設の衛生的な管理(GMP)
 3.3 情報伝達の実施
 3.4 器具・容器包装製造事業者(委託含む)の届出
4 ポジティブリスト収載物質
 4.1 収載物質の一般規格
 4.2 ポジティブリスト形式
 4.3 ポジティブリスト収載物質
 4.4 ポジティブリスト未収載物質(経過措置期間中使用可能)
5 既存物質におけるポジティブリストの改編と物質の整理
 5.1 既存物質におけるポリマー・添加剤の範囲の改編
 5.2 ポジティブリスト形式・収載物質の改編
 5.3 収載物質一般規格改正案
6 ポジティブリストへの追加申請手続き
 6.1 既存物質
 6.2 新規物質
7 食品衛生法既定の合成樹脂の規格基準(PL掲載物質の規格基準)
 7.1 一般食品用合成樹脂規格基準
 7.2 乳等用合成樹脂規格基準
  
U 欧州における容器包装の法規制
  
1 欧州における法規制
 1.1 総括的規則
  ・加盟各国の共通の基本原則(特別法令の採択、適合宣言等)
 1.2 食品接触材料および物品の適正製造基準(GMP)
 1.3 食品接触プラスチック材料及び製品の欧州規則
  1.3.1 化学物質ポジティブリスト
   a.認可されたモノマ.、他の出発物質、微生物醗酵高分子、添加剤等
   b.化学物質のグループ規制
  1.3.2 材料及び製品への規制
  1.3.3 適合宣言
  1.3.4 適合試験(食品疑似溶媒、特殊移行量試験、総移行量試験、 換算係数(FRP))
  1.3.5 多層材料及び製品の規則
2 プラスチック規則のガイドライン
 2.1 プラスチック規則の全般的なガイドライン
 2.2 サプライ・チェーンにおける情報に関するガイドライン
3 新規物質の申請ガイドライン
4 安全性評価
  
V 米国における法規制と安全性試験・評価
  
1 米国における法規制
 1.1 連邦食品医薬品化粧品法(FFDCA)
 1.2 容器包装関連の連邦規則集(ポジティブリスト)
  1.2.1 間接食品添加物:接着剤、缶コーティングなど
  1.2.2 間接食品添加物:基材 
   a 紙及び板紙の成分 
   b ポリマー:オレフィンポリマー、ナイロン、PET、ポリスチレン等の概説
  1.2.3 間接食品添加物:添加物、製造助剤、殺菌剤
2 FDA認可申請制度
  FAP登録制度、FCN制度(食品接触物質上市前届出制度)
3 安全性評価  
  推定摂取量及び毒性試験
  
W 日・米・欧の比較
  
1 ポジティブリスト制度
2 新規物質申請制度
3 食事中濃度算出及び毒性試験
4 食品用器具・容器包装における再生プラスチック材料の使用

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