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【オンラインLive配信・WEBセミナー】
シランカップリング剤を効果的に活用するための総合知識

〜効果的使用法、反応機構、処理効果、反応及び表面解析法、
有機無機ハイブリッド・塗料/コーティング剤・高機能材料への応用〜

■日時:2024年08月27日(火) 10:30〜16:30 

■会場:※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
※ お申込み時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ず、ご確認ください。

■定員:30名

■受講料:45,100円(税込、テキスト費用を含む)
 ※複数でのご参加を希望される場合、お申込み追加1名ごとに16,500円が加算となります

■主催:(株)AndTech

■講師:FAM テクノリサーチ   代表 博士(工学)  山田 保治 氏 

■講演主旨:
 シランカップリング剤は主として界面制御による接着・密着性や異種材料の親和性・相溶性の向上
などに使用されていたが、近年飛躍的に応用分野が広がり、有機‐無機複合(ハイブリッド)材料な
どの高機能材料開発を中心に多種多様な工業分野で使用されるようになっている。本セミナーでは、
シランカップリング剤を実務で効果的に活用するための基礎をわかりやすく説明し、有機‐無機ナノ
ハイブリッドや機能材料へ応用するためのナノ粒子の調製と粒径制御、種々な材料への表面処理法や
反応、処理表面の分析・解析などの具体的な実験例(マニュアル)を中心にやさしく説明する。

■習得できる知識:
・シランカップリング剤の種類、選択基準、効果的使用法
・シランカップリング剤の作用機構
・ナノ粒子の調製と粒径制御法
・シランカップリング剤による固体表面修飾反応
・シランカップリング剤の表面処理効果、表面分析/解析法

■プログラム:
1.シランカップリング剤の概要
 1.1 シランカップリング剤とは
 1.2 シランカップリング剤の種類と化学構造
 1.3 シランカップリング剤の機能
 1.4 その他のカップリング剤(ジルコニウム、チタネート系カップリング剤)
 1.5 シランカップリング剤の効果的な使用量と使用方法

2.シランカップリング剤の反応、反応制御、作用機構および界面構造の制御と最適化 
 2.1 シランカップリング剤の反応
 2.2 加水分解・縮合反応と反応機構
 2.3 加水分解・縮合反応の制御
  (1)シランカップリング剤の反応性(反応速度)  
  (2)加水分解性基の影響
  (3)有機残基の影響
   (4)pHの影響
 2.4 無機材料表面への修飾反応と反応機構
 2.5 シランカップリング剤、反応条件の影響、界面構造の制御と最適化
   (1)pHの影響 
  (2)溶液濃度及び反応温度の影響
  (3)無機材料の影響
  (4)界面構造の影響
 2.6 ジルコニウム系及びチタネート系カップリング剤の活用

3.シランカップリング剤の選択基準、使い方と処理効果
 3.1 シランカップリング剤の選択基準−どんなシランカップリング剤を選べばよいか?
 3.2 シランカップリング剤の使い方−効果的な使い方は?
 3.3 シランカップリング剤の処理効果−シランカップリング剤処理でどんな効果が得られるか?

4.ナノ粒子の調製法と粒径制御およびシランカップリング剤による表面処理法−界面・分散性の制御
 4.1 ゾル−ゲル法の基礎と応用
   (a)ゾル−ゲル法の特徴
   (b)ゾル−ゲル反応の支配因子
   (c)ゾル−ゲル法の応用―ナノ粒子の調製と粒径制御(Stober法)
 4.2 シリカの表面構造と反応性
 4.3 なぜ界面の制御が必要か?
 4.4 有機−無機ハイブリッド材料の合成法
   [ゾルーゲル法、微粒子分散法(コア−シェル型ハイブリッド材料)]
 4.5 シランカップリング剤による表面修飾・改質技術
  4.5.1 表面処理法
   (a)固相法、 (b)溶液法、 (c)気相法
  4.5.2 シルセスキオキサン粒子の調製
  4.5.3 ラダー型ポリシルセオキサンの調製
  4.5.4 シランカップリング剤によるナノ粒子表面修飾処理の実験例(代表的な実験マニュアル)
   (a)ナノ粒子、(b)カーボン材料、(c)金属材料(d)ステンレススチール

5.表面キャラクタリゼーション―シランカップリング剤の反応状態、表面状態の分析法
 5.1 シランカップリング剤の反応解析、被覆率解析方法
 5.2 表面状態の解析・評価方法
   (a)構造分析(FT-IR、NMR など)
   (b)熱分析(DSC,TG-DTA など)
   (c)表面分析(XPS、原子間力顕微鏡(AFM))

6.シランカップリング剤の応用
 6.1 樹脂、エラストマーの架橋
 6.2 複合材料(有機−無機ハイブリッド)への応用
  6.2.1 有機−無機ハイブリッドの材料設計、
  6.2.2有機−無機ハイブリッド材料の調製法
      (a)溶液混合法/溶融混練法、(b)層間挿入法(層剥離法)、(c)ゾルーゲル法、
      (b)微粒子分散法(In−situ重合法)、(e)表面修飾粒子法(コアシェル構造型ハイブリッド
      材料)
  6.2.3 種々な有機−無機ハイブリッド材料の調製と特性 
      (a)汎用(熱可塑性)樹脂(PMMA、PC、PSなど)
      (b)耐熱性・熱硬化性樹脂(PI、エポキシ樹脂など)
  6.2.4 有機−無機ハイブリッド材料の構造・特性解析
 6.3 塗料・コーティング剤への応用
 6.4高機能材料への応用

7. 参考図書

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