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【オンラインLive配信・WEBセミナー】スリッター技術の基礎・応用と巻不良対策
〜医療・光学品フィルムへの応用と静電気発生条件および対策、機械セッティングに向けての考え方〜

■日時:2024年08月23日(金) 13:30〜17:30

■会場:※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
※ お申込み時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ず、ご確認ください。

■定員:30名

■受講料:45,100円(税込、テキスト費用を含む)
 ※複数でのご参加を希望される場合、お申込み追加1名ごとに16,500円が加算となります

■主催:(株)AndTech

■講師:西ノ宮互厚産業(株)  代表取締役  緒方 雅広 氏 

■講演主旨:
 地球温暖化防止に配慮したビジネス活動が喫緊の課題である。EUは包装及び包装廃棄物規則、
PPWR を制定し2024年に公布、18か月後に発効の予定である。環境対応包装は、@今までの
環境対応の考え方の継続と、A循環型パッケージ対応、循環型ポリマー利用の対応の2つの対応が
求められている。日本も再生プラスチック材料の使用義務化の方向に舵を切る方針が定まり、
欧州のPPWRと同じ考え方で今後のプラスチック利用の包装に対応することになる。医薬品包装に
おいても例外ではなく、対応が求められる。どのように対応するかを説明する。

■プログラム:
はじめに


1. 欧州のPPWRの理解
 1.1 分野ごとにrecycled plasticsの使用量の規定
 1.2 第三者によるRecyclable認証
 1.3 EC検討中のDfR(Design for Recyclability)とは
 1.4 Traceabilityの義務化


2. 日本の再生材料使用の義務化とは


3. ケミカルリサイクル技術の現状
 3.1 国内外の最新のケミカルリサイクル技術一覧
  廃プラの熱分解、ガス化利用、超臨界利用の状況と課題
 3.2 ケミカルリサイクル実施の課題
 3.3 マスバランス方式
 3.4 医薬品包装とケミカルリサイクルの課題


4. 家庭からの使用済み医薬品包材、PTP回収の動き
 4.1 英国の事例
 4.2 フランスの事例
 4.3 米国の例
 4.4 PTPのPVCの課題と対応策は
 4.5日本の家庭から排出される医薬品包材の再生再利用のシナリオ考察


5. 新しいPTPシートと環境対応
 5.1 バイオポリマー利用
 5.2 Recyclable可能なPTPシート
 5.3 紙ベースのPTP
 5.4 新しいSPの提案事例
 5.5 PTPのアルミ箔蓋材(水性HS剤、医薬品との反応回避対応他)


6. 軟包装材料の環境対応
 6.1 再生再利用のcertified resins及びマスバランス方式の利用
 6.2 Al2O3, SiOx-OPP、EVOH、MDOHDPEの利用の可能性
 6.3 欧州における再生材料の使用事例(主に食品包装)
 6.4 欧州に見る新しいHS技術
 6.5 塩素系包材(PVC, PVDC),アクラーの今後は


7. 医薬品小ロット生産への包材対応策、廃棄包材の削減策
 7.1 デジタル印刷
 7.2 包材の小ロット生産


8. 医薬品包装における機能性
 8.1 切れ端の出ない易開封性ピロー包装
 8.2 Smart packaging
 8.3 Connected Packageの利用
 8.4 偽造防止技術(ブロックチ

【講演主旨】

・マニュアルにとらわれず発想の幅を広げ、自らトラブルを解決できる職人にレベルアップ!!
・主に巻きトラブル、未然防止に重点を置いて説明をいたします。
・スリットに関する基礎から、品質・評価や製品不良など、実務で直面する応用事象に対応するため
 に必要な知識を解説。
・医療・光学品フィルムへの応用と静電気発生条件および対策、機械セッティングに向けての考え方
 についても解説します。

【プログラム】

1.    スリッティング技術
 1.    スリッター刃の種類
 2.    各刃の種類で切る方法
 3.    刃の選定基準
 4.    刃物のセット時の注意事項
 5.    切断後の材料の形状 (良品と不良)
 6.    刃物の材料とその違い
 7.    刃物の表面処理
 8.    シェアー刃による下刃スペーサ役割
 9.    シェアー刃の寸法の違いで変わるもの
 10.    下刃外径と上刃外径との寸法測定 (上刃研磨の場合)
 11.    上刃の周速

2.    巻取駆動及びシャフトに関して
 1.    巻取中心駆動 (センタードライブ)
 2.    巻取表面駆動 (サーフェイスドライブ)
 3.    巻取表面、中心併用駆動
 4.    巻き取りシャフトの種類
 5.    シャフトの特性
 6.    巻取張力の基本及びテーパー
 7.    張力基本設定を出す考え方

3.    静電気発生条件について

4.    巻取製品の品質と評価

質疑応答


【キーワード】

フィルムスリッター、スリッター種類、刃物種類、設定の仕方


【講演者の最大のPRポイント】

スリッターオペレーターとして26年。いろいろなスリッター会社の研修を受け、いろいろなメーカー
の機械を扱い経験してきました。
その中で、スリッターの教本というのは少なからずありますが、現場レベルで学ぶものではなく、机上
で学ぶような一般オペレーターが理解できないような難解な公式などが並んでおります。これではオペ
レーターが中々育つのは難しいと思い、まず、公式などを使わず、理解できるようなスリッターの仕組
みを教育する活動をしています。


【習得できる技術】

・スリットに関する基礎知識から応用に持っていくまでの幅広い知識
・機械設定についての考え方の基礎
・トラブルの未然防止

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