■日時:2024年07月31日(水) 13:30〜17:30
■会場:※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
※ お申込み時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ず、ご確認ください。
■定員:30名
■受講料:45,100円(税込、資料作成費用を含む)
※複数でのご参加を希望される場合、お申込み追加1名ごとに16,500円が加算となります
■主催:(株)AndTech
■講師:
東洋大学 スポーツ健康科学部 非常勤講師(Food Packaging論)兼
三菱ケミカル株式会社 スペシャリティマテリアルズ ビジネスGr
アドバンストフィルムズ & ポリマーズ統括本部 スペシャリティフィルムズ本部
戦略企画部 開発グループ 松岡 滋 氏
■講演主旨:
食品の美味しさを含めた鮮度はどうしても劣化する。そのメカニズムは生鮮
(果実、野菜、畜産物、海産物)の種類によって大きく異なり、加工食品も
その加工方法や殺菌の有無により千差万別である。
本講座では「食品の種類毎に異なる劣化のメカニズムを解説し、それをパッケージと
いう視点から如何に抑制するか」をテーマとする。
具体的には、食品劣化には4つの要因がある(酸素、光、微生物、酵素)。これら
要因に影響を与えるのが温度、水分、pH、濃度(浸透圧といった物理的もしくは
化学的条件となる。
上記4種類の生鮮食品を中心とし、加工度の低い惣菜も含めて、おいしさを長持ち」
させるパッケージ技術との関連を扱う講座である。
■プログラム:
0.食品の劣化総論
1.食品を劣化させる要因
1-1 酸素による劣化
1-2 光による劣化
1-3 微生物による劣化
1-4 酵素による劣化
2.果物の劣化とパッケージ
2-1.果物の劣化要因
2-2.果物の劣化を抑える包装フィルム・パッケージ
3.野菜、サラダの劣化とパッケージ
3-1.野菜、サラダの劣化要因
3-2.野菜、サラダの劣化を抑える包装フィルム・パッケージ
4.畜産物(牛肉、豚肉、鶏肉、ローストビーフ等)の劣化とパッケージ
4-1.畜産物の劣化の劣化要因
4-2.畜産物の劣化を抑える包装フィルム・パッケージ
5.海産物(干物、スモークサーモン、イクラ、鮭の切り身、ワカメ等)の劣化とパッケージ
5-1.海産物の劣化要因
5-2.海産物の劣化を抑える包装フィルム・パッケージ
6. 惣菜、弁当の劣化とパッケージ
6-1.惣菜、弁当の劣化要因
6-2.惣菜、弁当の劣化を抑える包装フィルム・パッケージ
7.鮮度保持・おいしさ維持の評価ポイント
8.鮮度保持・おいしさを維持技術の効果とその課題
・輸出などで実現する鮮度保持・おいしさ維持
・コンビニ・小売りの立場から考えた鮮度保持・おいしさ維持とは
・鮮度保持・おいしさ維持技術の課題とは
9.まとめ 「おいしさを長持ち」させるパッケージ技術とは
【質疑応答】
【キーワード】
食品、劣化、鮮度、鮮度保持、劣化防止、消費(賞味)期限延長、海産物、畜産物、加工食品、
弁当、惣菜
【講演のポイント】
食品の鮮度保持
・筆者は食品を中心としたパッケージ用のシート、フィルム、トレイの開発、製造に携わって来た。
当初、食品のライフ(消費・賞味期限)は酸化や腐敗、菌などが対象であったが、現在は、それらに
加えて、食品の持つ「付加価値」、つまり、見た目の色や香り、みずみずしさが加わるようになった。
・本講は、食品が、物理的、化学的、生物的要因で劣化するメカニズムを明らかにし、それらを如何
に防ぐかについて、考えることがテーマである。
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