■日時:2024年07月26日(金) 13:00〜17:00
■会場:※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
※ お申込み時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ず、ご確認ください。
■定員:30名
■受講料:45,100円(税込、資料作成費用を含む)
※複数でのご参加を希望される場合、お申込み追加1名ごとに16,500円が加算となります
■主催:(株)AndTech
■講師:
株式会社ADEKA 研究開発本部 環境・エネルギー材料研究所
環境・エネルギー材料研究室 室長・バッテリースペシャリスト
撹上 健二 氏
■講演主旨:
硫黄系正極活物質は、高容量、メタルフリーで資源的制約が少ない、比較的低温で製造できる等の
特長を有している。そして、硫黄系正極活物質とLi金属負極を組み合わせたリチウム‐硫黄二次電池
(Li-S二次電池)は、SDGs達成のキーとなる次世代の軽量電池の1つとして期待されている。これまで
は大学や研究機関による基礎研究が中心であったが、近年では電池メーカー(スタートアップ含む)
による社会実装に向けた開発も活発化している。
本講座では、硫黄系正極活物質ならびにLi-S二次電池の基礎を概説する。また、硫黄系ポリマー
正極活物質の1つである「硫黄変性ポリアクリロニトリル(SPAN)」の特徴を詳細に紹介し、Li-S
二次電池の軽量化およびの長寿命化の設計指針、超軽量パウチセルの試作例、ならびに全固体Li-S
二次電池やポストLiイオン二次電池への適用についても説明する。
■習得できる知識:
リチウム-硫黄二次電池(Li-S二次電池)、硫黄系正極活物質、硫黄変性ポリアクリロニトリル(SPAN)、
Li-Sセルの軽量化・長寿命化・安全性、および全固体Li-S二次電池に関する知識
■プログラム:
1.株式会社ADEKAの紹介
2.リチウムイオン二次電池(LIB)とリチウム-硫黄二次電池(Li-S二次電池)
3.Li-S二次電池の市場予測とメーカー開発動向
4.硫黄系正極活物質の種類と特徴
5.硫黄変性ポリアクリロニトリル(SPAN)
6.SPAN正極を用いたLi-S(Li-SPAN)パウチセルの性能
7.超軽量Li-SPANパウチセル(700-800 Wh/kg-cell)の試作例
8.LIBおよびLi-SPANパウチセルの安全性
9.SPAN正極の全固体Li-S二次電池への適用
10.SPAN正極のポストLiイオン二次電池への適用
【質疑応答】
|