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【オンラインLive配信・WEBセミナー】
全固体リチウム電池の高性能化に向けた界面制御技術とその評価

〜固体電解質/電極間の高い界面抵抗の低減、 薄膜型電池の作製と評価、最先端の界面計測技術〜

■日時:2024年07月30日(火) 13:00〜16:00 

■会場:※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
※ お申込み時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ず、ご確認ください。

■定員:30名

■受講料:45,100円(税込、資料作成費用を含む)
 ※複数でのご参加を希望される場合、お申込み追加1名ごとに16,500円が加算となります

■主催:(株)AndTech

■講師:
東京工業大学  物質理工学院/特任准教授  西尾 和記 氏 

■講演主旨:
 車載向け用途を中心に、リチウムイオン電池の市場は拡大を続けている。そのような中、現行の
リチウムイオン電池よりさらに高エネルギー密度化できる全固体リチウム電池が次世代型蓄電池と
して期待され研究・開発が行われている。この全固体リチウム電池のさらなる高性能化に向けて、
大電流で充放電を可能とさせることが極めて重要であり、固体電解質―電極間の高い界面抵抗を低
減することが鍵になる。この抵抗は界面近傍におけるLiイオンや電子の移動現象に由来するため、
それら現象を原子レベルで捉えることで界面抵抗起源に迫ることができる。そこで、我々は清浄な
界面を有する薄膜型全固体リチウム電池とエピタキシャル薄膜作製技術を活用し、界面抵抗起源探
索に向けた定量的な界面研究を進めてきた。
 本講座では、固体内に埋もれている界面構造を捉える最先端の計測技術も紹介し、制御された界
面において極めて低い界面抵抗を実証した研究を紹介する。

■習得できる知識:
・全固体電池の研究動向
・全固体電池に関する界面計測技術
・電池の動作原理から電気化学の基礎的な知識
・全固体電池の高性能化に向けた界面設計の知見

■プログラム:
1.全固体電池の特徴
 1-1.リチウムイオン二次電池の開発動向
 1-2.全固体Li電池の特徴
 1-3.全固体Li電池における課題:界面抵抗

2.界面抵抗の起源に迫る定量的な研究
 2-1.薄膜型電池の活用
 2-2.清浄な界面の形成
 2-3.原子レベルでLiイオン伝導経路を規定する

3.界面抵抗の定量研究
 3-1.LiCoO2正極と固体電解質の清浄な界面における界面抵抗の起源
 3-2.LiCoO2正極と固体電解質の汚染された界面
  3-2-1.大気中の気体と界面抵抗の関係
  3-2-2.電池のアニール処理による電池動作回復
 3-3.層状岩塩型構造の固溶体正極材料
 3-4.高エネルギー密度化を可能にする5 V級正極と固体電解質の界面抵抗
 3-5.充電保持電圧と時間で変動する界面抵抗

【質疑応答】

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