■日時:2024年04月19日(金) 13:30〜17:30
■会場:※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
※ お申込み時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ず、ご確認ください。
■定員:30名
■受講料:45,100円(税込、資料作成費用を含む)
※複数でのご参加を希望される場合、お申込み追加1名ごとに16,500円が加算となります
■主催:(株)AndTech
■講師:信州大学 繊維学系 大越 豊 氏
■講演主旨:
フィルムや繊維を構成する高分子は細くて長い分子鎖からなり、それらの物性は延伸工程によって
形成される分子配向や結晶化度の影響を強く受ける。このセミナーでは、繊維やフィルムの延伸と配
向および結晶化の基礎を踏まえた上で、それによって形成される構造と物性の関係に関して、最新の
研究成果を交えて解説する。物性としては、光学的性質として複屈折、力学的性質として強度とヤン
グ率を取り上げるが、配向結晶化による構造形成の知識は、これら以外の物性の理解にも役立つもの
と考える。
■習得できる知識:
延伸工程の考え方と制御方法(延伸条件)
延伸によって形成される構造
構造と物性の関連性
光学的性質の考え方
力学的性質の考え方
■プログラム:
T 高分子の延伸工程
1 延伸装置と延伸条件
2 延伸工程で加わる力と熱
3 延伸の基礎方程式
4 延伸形態
U 延伸による構造制御
1 分子配向の3要素
1.1 配向形態
1.2 配向度
1.3 配向要素
2 延伸による分子配向
3 配向結晶化
V 延伸による物性制御
1 屈折率と複屈折制御
1.1 光学現象と屈折率
1.2 屈折率楕円体と光学異方性
1.3 複屈折の起源
(1)誘起複屈折
(2)配向複屈折
(3)形態複屈折
1.4 Lorentz-Lorenzの式と固有複屈折
2 力学物性制御
2.1 極限構造と力学物性
2.2 延伸物の構造と力学物性
(1)分子配向とヤング率
(2)延伸条件と熱収縮率
(3)強度と伸度
<質疑応答>
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