■開催日時:2025年02月25日(火) 10:30〜16:30
■会場:【WEB限定セミナー】※在宅、会社にいながらセミナーを受けられます
■定員:30名
■受講料:55,000円(税込、資料付き/1人)
※最新のセミナー情報を「配信可」にすると割引適用(登録無料)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
・1名で申込の場合、49,500円(税込)へ割引になります。
・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。
■備考:
資料付き
【LIVE配信セミナーとは?】
■主催:(株)R&D支援センター
■講師:
(株)ADEKA 環境材料本部 電池材料開発研究所 電池材料評価室
室長・バッテリースペシャリスト 博士(工学) 撹上 健二 氏
【専門】
リチウムイオン二次電池,リチウム‐硫黄二次電池,次世代二次電池,色素増感太陽電池,無機‐
有機ハイブリッド材料
【略歴】
2011年3月 群馬大学大学院 工学研究科 博士後期課程 修了 学位:博士(工学)
2011年4月〜2013年3月 博士研究員
2013年4月 (株)ADEKA入社 有機系太陽電池の材料開発に従事
2016年 二次電池の材料開発に従事
2019年 二次電池用材料開発のテーマリーダー
2023年〜現在 二次電池用材料開発の室長 兼 バッテリースペシャリスト
■受講対象・レベル:
リチウムイオン二次電池について学習経験がある人
リチウム‐硫黄二次電池に興味がある人
■習得できる知識:
・リチウム‐硫黄二次電池の基礎と開発動向に関する知識
・硫黄系正極活物質に関する知識
・硫黄変性ポリアクリロニトリル(SPAN)に関する知識
・リチウム‐硫黄二次電池の軽量化・長寿命化・安全性に関する知識
・全固体リチウム‐硫黄二次電池に関する知識
■趣旨:
持続可能かつ豊かで便利な社会の実現に向けて、軽量二次電池への期待は大きい。特に、メタル
フリーで資源的制約が少ない硫黄系正極活物質とLi金属負極を組み合わせたリチウム‐硫黄二次電
池(Li-S二次電池)は、SDGs達成のキーとなる次世代軽量電池の1つとして注目されている。本講座
では、硫黄系正極活物質ならびにLi-S二次電池の基礎から応用までを概説する。特に硫黄系ポリマー
正極活物質の1つである「硫黄変性ポリアクリロニトリル(SPAN)」の特徴について詳細に紹介し、
Li-S二次電池の軽量化や長寿命化の設計指針、軽量パウチセルの試作と実証試験の例、安全性、なら
びに全固体Li-S二次電池やポストLiイオン二次電池への適用についても説明する。
■プログラム:
1.リチウムイオン二次電池(LIB)とリチウム‐硫黄二次電池(Li-S二次電池)
1-1 LIBの構成と市場
1-2 Li-S二次電池の構成
1-3 ユビキタスな硫黄
2.Li-S二次電池の市場予測とメーカー開発動向
2-1 Li-S二次電池のプレイヤー
2-2 Li-S二次電池に関する国プロ
2-3 Li-S二次電池の市場予測
3.硫黄系正極活物質の基礎と種類
3-1 硫黄活物質の充放電特性と課題
3-2 硫黄‐炭素複合系活物質
3-3 硫黄系ポリマー活物質
3-4 硫黄変性系活物質
4.硫黄変性ポリアクリロニトリル(SPAN)
4-1 SPANの合成、歴史、基礎物性
4-2 SPANの充放電特性
4-3 SPANの膨張収縮と電極設計
5.SPAN正極を用いたLi-S(Li-SPAN)二次電池セルの特性
5-1 コインセル試験
5-2 Li金属負極の劣化
5-3 パウチセル試験
6.軽量Li-SPANパウチセルの設計と特性
6-1 軽量Li-SPANパウチセルの試作
6-2 ドローンフライトの実証
6-3 超軽量Li-SPANパウチセル(700-800 Wh/kg)への挑戦
7.LIBおよびLi-SPANパウチセルの安全性
7-1 LIBの事故例とセルの安全性試験
7-2 Li-SPANパウチセルの安全性試験(釘刺し、圧壊)
7-3 SPAN正極およびLi金属負極と水との反応
8.SPAN正極の全固体Li-S二次電池への適用
8-1 SPANとポリマー系固体電解質との組合せ
8-2 SPANと硫化物系固体電解質との組合せ
9.SPAN正極を用いたポストLiイオン二次電池の可能性
10. 結言
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