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マイクロ波プロセッシングの基礎と工学応用【LIVE配信】
〜焼結・化学合成をベースとして、乾燥から高温プロセスまで〜

■開催日時:2025年02月05日(水) 10:30〜16:30

■会場:【WEB限定セミナー】※在宅、会社にいながらセミナーを受けられます 

■定員:30名

■受講料:55,000円(税込、資料付き/1人)
※最新のセミナー情報を「配信可」にすると割引適用(登録無料)
会員(案内)登録していただいた場合、通常1名様申込で55,000円(税込)から
 ・1名で申込の場合、44,000円(税込)へ割引になります。
 ・2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計55,000円(2人目無料)です。

■備考:
資料付き
【LIVE配信セミナーとは?】

■主催:(株)R&D支援センター

■講師:中部大学 工学部 准教授 博士(工学) 樫村 京一郎 氏

≪専門≫
 マイクロ波プロセシング、統計熱力学、古典熱力学

≪職歴≫
 2008-2010 自然科学研究機構 核融合科学研究所 連携研究推進センター COE研究員
 2010-2011 自然科学研究機構 核融合科学研究所 装置工学応用物理研究系 研究員
 2011-2013 京都大学 生存圏研究所 学際萌芽研究センター ミッション研究員
 2013-2014 京都大学 生存圏研究所 特任助教
 2014-2020中部大学 工学部共通教育科 講師
 2021- 中部大学 工学部 准教授

≪活動など≫
 [1] 京都大学 生存圏研究所、先進素材開発解析システム共同利用・共同研究専門委員会・委員 
   (2025/4/1~2027/3/31)
 [2] 日本鉄鋼協会、ノーベルプロセシングフォーラム、スケールアップと数値計算Gr. 主査
 [3] 技術コンサルタント(マイクロ波プロセシング関連)、数社

■受講対象・レベル:
・材料・化学メーカーの研究開発に携わる方(初心者から中級者まで)
・加熱炉メーカーの研究開発に携わる方
・マイクロ波加熱の基礎から応用までを習得したい方
・持続可能社会に向けた電化を検討している企業担当者様
・低炭素社会に向けた効率的なプロセスを模索している材料・化学関連の研究者

■習得できる知識:
・マイクロ波加熱の基礎
・マイクロ波化学の基礎(電子レンジによる化学反応の基礎)
・マイクロ波プロセス応用
・マイクロ波加熱炉設計

■趣旨:
 持続可能社会の機運が高まり、化学プロセスの電化は重要な研究課題となっている。マイクロ波は
セラミクスや溶液を加熱できる重要な火力の一つで、電化プロセスのキーテクノロジーの一つとして
注目されている。この新しい火力の実用化には、他の火力と同様、合理的なアプローチが必要である。
 本セミナーでは、マイクロ波加熱の魅力を紹介、これをプロセスへ応用するために基盤を学習する。
マイクロ波加熱の持つ特徴を上手に利用し、材料・化学プロセスの電化を達成しながらコストを低減
するための道筋を示す。
 焼結・化学合成をベースとして、乾燥から高温プロセスまでのマイクロ波加熱技術の基礎と工学応
用について解説する。

■プログラム:
1.マイクロ波加熱の魅力と特徴
 1.1 加熱技術としてのマイクロ波
  1.1.1 高速加熱
  1.1.2 内部加熱
  1.1.3 選択加熱
 1.2 製鉄反応の高速・低温プロセス化
       〜 高速加熱の応用例
  1.2.1 研究背景 〜 問題設定〜
  1.2.2 マイクロ波製鉄の原理
  1.2.3 スケールアップ試験と装置概要
  1.2.4 マイクロ波製鉄の課題
  1.2.5 マイクロ波と乾燥プロセス
 1.3 スレート瓦のアスベスト無害化
       〜 内部加熱の応用例
  1.3.1 研究背景 〜 問題設定〜
  1.3.2 マイクロ波によるアスベスト高速無害化法の原理
  1.3.3 アスベスト無害化プロセスの改善点
  1.3.4 マイクロ波ロータリーキルンと問題点と課題
 1.4 エネルギー操作による化学反応制御
           〜 選択加熱の応用展開へ向けた展望
  1.4.1 マイクロ波吸収特性と選択加熱
  1.4.2 選択加熱を利用した反応高速化の報告事例
 1.5 バイオマスの再生資源化への応用
       〜 マイクロ波加熱による反応高速化
  1.5.1 電磁波に励起された分解反応と分解反応高速化
  1.5.2 電磁波加熱における固液各相の温度分布

2.マイクロ波プロセスに関する基礎知識と諸問題への対応
 2.1 よくある問題とその概要
 2.2 熱暴走によるプロセス不安定性
       〜 加熱対象の温度が上がりすぎてしまう、など
  2.2.1 ホットスポットと熱暴走
  2.2.2 伝熱工学の観点からのホットスポット
  2.2.3 ホットスポット対策事例
 2.3 マイクロ波によるエネルギー操作設計のアプローチ
       〜 マイクロ波で加熱できない、など
  2.3.1 マイクロ波加熱装置の問題
  2.3.2 材料吸収特性と傾向
  2.3.3 補助加熱とプロセス設計
  2.3.4 マイクロ波照射系とるつぼ選定
         〜 空洞共振器をはじめとした事例
 2.4 放電現象
           〜 放電が生じてしまう、など
  2.4.1 プラズマの性質と雰囲気ガス
  2.4.2 電離電圧と真空度
  2.4.3 雰囲気の改善による対策
 2.5 温度分布制御へのアプローチ
  2.5.1 電磁制御による温度分布制御
  2.5.2 熱制御による温度分布制御
  2.5.3 物質移動による温度分布制御
 2.6 様々な問題と対応策の紹介(事前の質問に対する回答)

3.マイクロ波加熱のプロセス応用
 3.1 マイクロ波加熱を検討するための準備
  3.1.1 マイクロ波加熱の実用化事例
  3.1.2 実用化への判断指標
  3.1.3 迅速加熱・内部加熱とプロセス時間
  3.1.4 改善例のコスト試算例
 3.2 各社が販売するラボ試験機の比較
 3.3 マイクロ波加熱炉の組み上げ(ラボ試験)
 3.4 半導体発振器とマグネトロン発振器
 3.5 特許戦略について

4.マイクロ波加熱による新しい化学反応の報告
 4.1 マイクロ波効果
 4.2 Dudley-Kappe論争
 4.3 新しい化学反応と提案モデル
 4.4 マイクロ波加熱工業応用のこれから

【質疑応答】

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