■開催日時:2025年2月28日(金)10:30〜16:30
■会場:本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
お申込み前に《こちらのご案内》をご確認下さい。
■受講料:55,000円(税込) * 資料付
*メルマガ登録者 49,500円(税込)
*アカデミック価格 26,400円(税込)
★ アカデミック価格:学校教育法にて規定された国、地方公共団体および
学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
★【メルマガ会員特典】2名以上同時申込かつ申込者全員メルマガ会員登録を
していただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
★ お申込み後のキャンセルは基本的にお受けしておりません。ご都合により
出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。
■主催:(株)シーエムシー・リサーチ
■講師:長森 英二 氏 大阪工業大学 工学部 生命工学科 教授 博士(工学)
【講師経歴】
2001年3月 生物系特定産業技術研究開発推進機構・博士研究員
2002年7月 (株)豊田中央研究所 バイオ研究室 研究員、
2007年2月 同社 先端研究センター 長森研究グループ リーダ
2011年6月 大阪大学・工・生命先端工学専攻生物工学コース 講師
2016年4月 大阪工業大学・工・生命工学科・准教授(独立)
【活 動】
遺伝子組換え酵母を用いた乳酸製造技術、骨格筋の組織工学、生体模倣培養、機能評価技術の開発
(以上、豊田中研)、
ヒト iPS 細胞集塊の効率的大量培養法の開発、複雑骨格筋組織設計を目指した基盤技術開発
(以上、大阪大学)、
複雑組織や抗体医薬、バイオエネルギー製造に資する新しい培養技術の開発・技術者育成に従事
(以上、大阪工大)
■セミナーの趣旨:
本セミナーでは、バイオリアクターの基本から、容器・装置・操作の設計論の基本的事項を解説し、
各種細胞への適用における注意点を述べる。本セミナーが対象とする技術の範囲は極めて広いが、
可能な限り平易にエッセンス・考え方に絞って講義する.ユーザーの立場から、どのように装置を
使いこなすかという操作の基本事項を押さえて頂き、今後より深く生物化学工学を学んで頂くきっかけ
としてご活用頂きたい。大阪工大に設置・運用している技術者教育・試作支援施設“バイオものづくり
ラボ”についても紹介する。
■プログラム:
※ 適宜休憩が入ります。
1.バイオリアクターとは何か(概論)
1-1.バイオリアクターの活躍の場
〜 醸造、発酵、環境浄化からバイオ医薬品、再生医療まで 〜
1-2.一般的なバイオリアクターの形状
・通気撹拌型・気泡塔型固定化担体,固定化細胞の活用
・センサー,制御系
1-3.バイオリアクター運転の基本プロセスおよび操作上の注意点
・滅菌・培地仕込み・洗浄方法・他
1-4.フラスコ培養とバイオリアクターのちがい
1-5.バイオリアクター操作において注意・予測すべき変数と、各種制御の実装
1-6.バイオリアクターの基本的取り扱い
・バイオリアクターのメンテナンス・バイオリアクターのコンタミ対策
・起こりがちなトラブルと対処法・他
2.バイオリアクターに関わる反応の定式化と、操作設計への活用
2-1.一次反応速度式の記述法
2-2.増殖速度論、殺菌速度論
・指数的増殖・比増殖速度・比消費速度・比生産速度
・モノー式
2-3.回分培養操作
・増殖連動型・増殖非連動型・基質/生産物による阻害と解除
2-4.流加培養操作と設計式
2-5.連続培養操作と設計式
2-6.酸素供給速度論・酸素移動容量係数
3.スケールアップの方法論、実際
3-1.スケールアップ指標・撹拌所要動力・シェアストレス・酸素供給速度
3-2.教科書的なスケールアップの設計式・無通気培養・通気撹拌培養
3-3.スケールアップの実際・流体解析と生物化学工学的検証の統合
4.各種細胞の大量培養における注意点
4-1.微生物培養の実際、注意点
4-2.動物細胞培養の実際、注意点
4-3.iPS細胞培養の実際、注意点
5.バイオ生産物分離精製の超基本(補足)
|