■日時:2025年02月28日(金) 10:30〜16:30
■会場:※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です
※ お申込み時に送られるWEBセミナー利用規約・マニュアルを必ず、ご確認ください。
■定員:30名
■受講料:49,500円(税込、資料作成費用を含む)
※複数でのご参加を希望される場合、お申込み追加1名ごとに16,500円が加算となります
※受講料の振り込みは、開催翌月の月末までで問題ありません
※昼食代(お弁当)も受講料に含まれています
■主催:(株)AndTech
■講師:機能性カーボンフィラー研究会 副会長 技術士(化学部門) 前野 聖二 氏
■講演主旨:
導電性カーボンブラックとは、樹脂や塗料など絶縁性の材料に導電性を付与する素材です。導電性
カーボンブラックには様々な種類があり、その構造は多岐に渡ります。導電性カーボンブラックの特
徴を把握し、その上で各種用途に応じて使いこなすことが、特徴あるノウハウや製品を生み出すポイ
ントとなります。
本講では、まず、導電性カーボンブラックの種類や特徴といった「基礎」を学びます。更に、これ
らの素材の特徴を最大限引き出すための高導電化技術や最適分散手法などの「応用」について学習し
ます。更に、昨今のトピックスとして、SDGs型炭素材料の特徴や課題、炭素材料の改質技術につい
ても解説します。
■習得できる知識:
@導電性炭素材料の種類・構造・製法
A高導電化技術
B最適分散手法
C導電性複合製品の用途事例
■プログラム:
はじめに 情報交流(人脈力)の重要性
第1部:導電性カーボンブラック入門
1. 導電性フィラーとは? 〜種類、特徴、用途〜
・金属系フィラー、白色導電フィラー、金属被覆導電フィラー
2. 炭素系導電性フィラーとは?
・カーボンブラック、単層・多層カーボンナノチューブ、VGCF、グラフェン
・炭素繊維、グラファイト
・導電性フィラーの用途(導電性マップ)
3. 導電性カーボンブラックとは? 〜構造、種類と特性〜
・カーボンブラックの製造方法
・構造、物理・化学的性質:一次粒子、アグリゲート、アグロメレート、
・表面官能基、結晶性、DBP吸収量、凝集体径
・導電性発現機構
・各種導電性カーボンブラックの特徴と特性値(粒子数、アグロメレート径)
・DBP吸収量と導電性付与効果
・導電性カーボンブラックの種類と特性:ケッチェンブラック、アセチレンブラック、オイル
ファーネスブラック
第2部:導電性カーボンブラックの性能を最大限活用するためのコツ
1.最適混練、塗料化手法 〜高導電性、最適分散化技術〜
・分散、導電化機構:分散機構(分散4ステージ)
・分散機(樹脂コンパウンド分散機、塗料分散機)
・分散状態評価方法、導電性評価方法
2.高導電化、最適分散技術
・分散状態(凝集塊量)と導電性
・樹脂の影響(単一樹脂系、二成分樹脂系)
・充填材の影響
・成形条件の影響
第3部:SDGs型炭素材料の可能性および炭素材料の改質技術
1.SDGs型炭素材料の可能性
・ターコイズ水素副生炭素材料
・廃タイヤ由来再生CB
・廃棄植物由来炭素材料
2.炭素材料の改質技術
・結晶性、多孔性、異元素ドープ
・電子線照射
【質疑応答】
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