eモビリティ・テクノロジー 
~研究開発・社会実装・将来戦略の最新動向~


序 論 100 年後を見据えて―今後のモビリティと日本の生きる道 (堀 洋一)

1.100 年後のクルマ「モータ/ キャパシタ/ ワイヤレス」 2.未来を拓くEVの「無限走行」 3.日本の生きる道 第1編 未来のモビリティ社会
第1章 社会システム 第1節 これからの電気自動車の発展 (清水 浩,新井 英雄) 1.はじめに 2.電気自動車の基本構造 3.電気自動車用インホイールモーターの開発の経緯 4.インホイールプラットフォームを用いた電気自動車の性能シミュレーション 5.これからの電気自動車の普及台数を予測する 6.まとめ 第2節 100 年後のクルマ社会を考える―1920 年,2020 年,2120 年 (朝倉 吉隆) 1.はじめに 2.2000 年当時の電気自動車駆動用電池の状況 3.量産型ハイブリッド電気自動車の登場 4.プラグインハイブリッドへの期待 5.リチウムイオン電池の国際標準,国際基準活動 6.中国の電動車,電池戦略 7.リチウムイオン電池に対する危険物輸送規則の動向 8.100 年先に持続可能なエネルギー社会とモビリティを考える 第3節 eモビリティと都市計画/ 都市交通のあり方 (和田 憲一郎) 1.都市部への人口集中 2.都市部への人口集中にて生じる問題 3.世界の環境規制 4.世界の充電インフラ 5.今後の都市計画と都市交通 6.スマートシティは次世代のモデルケースとなるのか 7.持続可能な未来都市とは 第4節 EVを受け入れる生活と身体 (舘内 端) 1.はじめに 2.フォードT を生んだ米国 3.フォードT の出現 4.量産,価格破壊,そしてT の時代が終わった 5.新しい身体を得たGM の時代が始まるのだが… 6.そしてEVは… 第5節 グリーンホロニズム構想―持続可能なコミュニティとモビリティを目指して  (森田 賢治) 1.はじめに 2.先行実証事例 3.ホロニズムタウン 4.行動変容 5.ホロニズムモビリティ 6.まとめ 第6節 Town eMotion:未来のまちとモビリティ―地域共創型モビリティ開発と社会  実装の実践 (榊原 瑞穂) 1.はじめに―社会共創の出発点 2.Town eMotion の活動経緯 3.まちなかR&D の実践と展開 4.共創エコシステムのデザイン 5.共創による新たなモビリティの開発 6.循環車共創のモビリティが担える社会的可能性 7.考察―まちなかR&D による価値創造の新展開 8.おわりに 第7節 ラストワンマイルをつなぐインフレータブルモビリティ  (川原 圭博,佐藤 宏樹,ソン ヨンア,新山 龍馬,亀﨑 允啓,山村 亮介) 1.はじめに 2.poimo 誕生の舞台裏 3.インフレータブル構造によるやわらかいモビリティ 4.パーソナルモビリティとそのかたち 5.人に寄り添う知能化技術 6.社会実装に向けた視点と展望 第8節 カーボンゼロ時代に向けたモビリティサービスの可能性 (中島 徳至) 1.カーボンゼロ時代に向けたモビリティサービスの可能性 2.モビリティを取り巻く社会的課題と制度的背景 3.技術革新とGMS の信用評価モデル 4.社会的インパクトとカーボンゼロへの貢献 5.社会実装に向けた課題と制度接続の展望 6.信用が社会を変える―GMS モデルの展望と応用可能性 第9節 カーボンニュートラルのために―電力に場所と時間の自由を (西川 弘記) 1.はじめに 2.背景―エネルギーシステムの変遷と分散化の潮流 3.分散電源とインバータ技術の融合 4.モビリティと電力の融合―EVとDR Ready 機器の役割 5.DERMS と小売・地域との協調体制 6.経済安全保障と技術の自立性 7.今後の展望と課題 8.結 論 第2章 自動運転 第1節 CASE への対応―自動運転(A)と電動化(E)の関係 (葛巻 清吾) 1.はじめに 2.ガソリン車の登場と社会変革―過去から学ぶ未来モビリティ 3.すでに進行しているICT による自動車の進化 4.国家戦略としての自動運転開発―SIP の成果と展望 5.グローバル動向と日本の立ち位置―レベル4 開発競争の中で 6.日本の進むべき道―連携・スピード・そして知恵 第2節 協調型モビリティの社会実装に向けた取り組み (中野 公彦) 1.自動運転(レベル2 運用)バスの開発経緯 2.柏の葉地区での,協調型システム活用による自動運転(レベル2 運用)実証実験 3.協調型システムによる混在空間での自動運転(レベル4)実現に向けた試み 4.インフラ協調型自動運転におけるインフラ情報活用 第3章 EV・小型モビリティ・社会システム 第1節 電動車の充放電とPHEVを13 年使用して思うこと (寺谷 達夫) 1.はじめに 2.地球温暖化と気候変動について 3.電動車は多様化する 4.クルマの電動化は必然 5.BEVの課題と将来について 6.日本の充電機器の標準化・規格化は世界を先取り 7.モビリティのV2X 俯瞰 8.ワイヤレス充電の技術開発・標準化について 9.標準化活動は技術者外交 10.まとめ 第2節 電力ネットワークにおけるEV利用に向けた取り組み (八太 啓行) 1.はじめに 2.EV普及拡大時の電力ネットワークへの影響評価 3.EVを需要制御の対象として利用する場合のポテンシャル評価 4.EVの充電や放電を制御する技術実証 5.おわりに 第3節 電気自動車の魅力と課題 (クライソン トロンナムチャイ) 1.電気自動車の魅力 2.電気自動車の課題 3.注目の次世代技術 4.まとめ 第4節 高齢者の生活移動を支える知能化モビリティ (小竹 元基) 1.はじめに 2.屋外環境における移動 3.屋外環境における自律移動システム 4.自律移動のための教師画像自動生成手法 5.走行推奨度を考慮した経路計画 6.実環境における自律移動システムの有効性評価 7.転倒・転落・衝突に対するリスク推定と自律移動時の回避行動 8.まとめ 第5節 持続可能社会の個人移動手段NNC コンセプトの紹介  ―いつまでも楽で便利で安全な個人移動ができるように (久保 登) 1.はじめに 2.超小型モビリティ 3.NNC コンセプト 4.NNC 車両を用いた都市や地域社会の変革 5.NNC 車両の試作 6.まとめ 第6節 超小型EVとその応用 (松村 修二) 1.はじめに 2.群馬大学次世代EV研究会での取り組み 3.超小型EVの現状 4.超小型EVの応用 5.今後の展望 第4章 重量車・商用車 第1節 重量車の低炭素化に関する将来展望 (大聖 泰弘) 1.はじめに 2.エンジン車の低燃費技術 3.各種の電動車について 4.各車種の比較の効率比較と課題 5.結 言 第2節 重量車電動化の課題と対応技術 (森田 賢治) 1.はじめに 2.運輸部門におけるCO2 排出の現状と重量車電動化の歴史 3.重量車電動化の技術的課題 4.重量BEVの走行電気エネルギー確保に係る検討 5.おわりに 第3節 中国のEVバス・電池産業の現状と電池のリサイクル体制 (佐久間 一浩) 1.中国EVバス発展の背景と歩み 2.中国公共交通バスの発展計画の紹介 3.中国の電池産業の現実 4.電池のリサイクルシステムの現状 5.おわりに 第4節 東京R&D におけるFCEV商用車の開発 (大川 信彦) 1.はじめに 2.取り組みの概要 3.FCEV小型トラックの開発 4.FCEV小型バスの開発 5.FCEV小型トラックとFCEV小型バスの実証走行の結果 6.まとめ 第5節 Busworld2023 とCES2025 に見るEVの動向 (福田 雅敏) 1.Busworld2023 2.路線EVバス 3.連接バス 4.ダブルデッカー(二階建て) 5.観光バス 6.FCEV(燃料電池)バス 7.自動運転バス 8.小型バス 9.バス関連のまとめ 10.CES2025 11.CES まとめ コラム1 eモビリティ・シンポジウムの思い出 (松永 康郎) 第2編 電動化戦略 第1章 走るレアメタル(自動車用レアメタル)の重要性について (岡部 徹) 1.はじめに 2.レアメタルに関する誤解の数々 3.レアアースの鉱石の品位と廃棄物の問題 4.NORM(自然起源放射性物質) 5.レアアースを鉱石から生産する場合のNORM の処理について 6.金属の生産に伴う環境破壊 7.レアメタルをはじめとする非鉄金属のリサイクルの重要性 8.おわりに 第2章 経済安全保障の車載電池事業とグローバル競争力および日本の課題  (佐藤 登) 1.はじめに 2.国内外の政策と法案および規制 3. 2024 年12 月に米ラスベガスで開催された車載電池の国際会議AABC  (Advanced Automotive Battery Conference)トピックス 4.車載用リチウムイオン電池の市場シェア 5.電動車の火災事故例と原因分析 6.日本の電池産業政策の現状 7.まとめ 第3章 超低価格電気自動車(宏光MINI EV・五菱)分解から読み解く  電気自動車における低コスト化実現可能なパワーエレクト  応用技術 (山本 真義) 1.はじめに 2.宏光MINI EVの概要 3.三相インバータの概要 4.三相インバータの分解 5.三相インバータの特徴 6.まとめ 第4章 実機から読み解くEVパワーエレクトロニクスの技術進化と設計思想  (細谷 達也) 1.はじめに 2.拡大するパワーエレクトロニクス 3.世界のEV開発動向と世界の電子データ 4.エレクトロニクス革新とスイッチング電源の進化 5.EV開発動向 6.トヨタ「MIRAI」の先進電源システム設計技術 7.おわりに 第5章 電動化拡大に向けた日産のe-PT 開発戦略 (大木 俊治) 1.はじめに 2.競争力向上の取り組み 3.資源リスクに備えた取り組み 4.まとめ 第6章 交通安全環境研究所の業務―車の電動化と国際基準調和への対応  (鈴木 央一) 1.はじめに 2.自動車技術総合機構交通安全環境研究所について 3.交通安全環境研究所における研究の位置づけ 4.具体的な研究業務の例 5.国際基準調和活動,特にGRPE における活動について 6.まとめ 第7章 自動運転のELS(I 倫理的・法的・社会的課題)への取り組み (中野 公彦) 1.ELSI/RRI の取り組み 2.自動運転におけるELSI/RRI 3.ELSI と技術課題 コラム2 技術と情熱の交差点―東京理科大学eモビリティ・シンポジウム聴講体験記 (小松田 薫)     第3編 電力系統と交通システム
第1章 電力系統 第1節 e-mobility と再生可能エネルギー利用のセクターカップリング (浅野 浩志) 1.カーボンニュートラルを目指すエネルギーシステム 2.V2G による再生可能エネルギー利用の支援 3.セクターカップリング 4.スマートエネルギーマネジメントシステム 5.おわりに 第2節 ゼロエミッション電源の活用のための電力貯蔵と電気自動車 (池谷 知彦) 1.はじめに 2.ゼロエミッション電源の活用での電力貯蔵技術の活用 3.電気自動車による系統安定化の寄与 4.中古車両搭載電池の載せ替えとリユース電池の活用 5.まとめ 第3節 電力会社におけるエネルギー×モビリティ事業の取り組み  ―エネルギーとモビリティの融合領域の事業開発・  (田口 雄一郎,三木 哲郎) 1.はじめに 2.エネルギーとモビリティの融合の背景と意義 3.社会的・経済的インパクト 4.先進的なテクノロジーの取り組み事例 5.エネルギーとモビリティの融合領域の事業化と将来展望 6.おわりに 第4節 EVによる電力システムおよび電力小売り事業の安定化とその課題 (松橋 隆治) 1.はじめに 2.エネルギーシステムの進むべき方向 3.エネルギーシステムのカーボンニュートラル化を実現するためのイノベーションの具体例 4.おわりに 第5節 再生可能エネルギーと電力市場を活用した公共EV交通による  デマンドレスポンス (前 匡鴻) 1.はじめに 2.問題設定 3.運行スケジュールを考慮したEVバスの充放電最適化 4.DR を促進する電力小売契約モデル 5.小売電気事業者とバス事業者における電力小売契約のポートフォリオ分析 6.おわりに 第6節 EVの電力システムへの貢献と価値 (荻本 和彦) 1.EVの電力システムの関わり 2.EVの電力システムへの貢献 3.EVの電力システムへの価値 4.EVの電力システムへの価値の実現に向けて 第7節 ヒューズ・半導体ハイブリッド直流遮断器の開発 (大西 亘) 1.はじめに 2.ヒューズ半導体ハイブリッド遮断器の提案 3.パイロヒューズによる遮断能力向上の提案 4.まとめ 第2章 道路交通 第1節 もしかする未来の道路・街路交通マネジメント (大口 敬) 1.はじめに 2.ボトルネックと交通渋滞 3.交差部こそ交通サービスの要 4.道路区間が提供する交通サービス性能 5.交通サービス性能を強化する自動運転 第2節 低炭素化と施工の省力化へのコンクリート材料の役割 (加藤 佳孝) 1.社会基盤施設整備における二酸化炭素排出量削減に向けて 2.コンクリート施工の合理化・省力化の必要性 3.技術開発の例 4.新たな価値基準 5.おわりに 第3章 鉄 道 第1節 令和を迎えた日本の鉄道自動運転の意義と技術 (古関 隆章) 1.はじめに 2.鉄道の自動運転の動向 3.鉄道と自動車の「自動運転」思想の相違 4.日本の自動運転の検討 5.自動運転とセンサ・CBTC の技術 6.まとめ 第2節 電気で駆動するとは?―クルマと鉄道の対比から (近藤 圭一郎) 1.モビリティとしての鉄道と自動車 2.鉄道と自動車のエネルギー特性 3.電気鉄道と自動車のエネルギー供給 4.蓄電装置搭載車両のエネルギー特性 5.電池に対する電力供給技術のインパクト 6.電気でモノを動かす上で重要なこと 第3節 鉄道と輸送力―超高頻度鉄道輸送とその関連分野の研究 (高木 亮) 1.はじめに 2.輸送力増強研究の概観 3.移動閉塞で制御される路線における「同期制御」 4.「同期制御」と超高頻度運行―簡易シミュレーションによる検討 5.「同期制御」と超高頻度運行と電力供給―簡易シミュレーションによる検討 6.まとめと今後の展望 第4節 中国における都市鉄道回生電力有効利用技術の進化 (楊 中平) 1.はじめに 2.回生ブレーキと回生失効 3.車上チョッパ抵抗器から地上チョッパ抵抗器へ 4.回生インバータ方式の登場 5.蓄電技術の自主研究開発と実路線への応用 6.PWM 整流器変電所は今後普及するか 7.おわりに コラム3 eモビリティ・シンポジウム/ 懇親会の想い出 (小野 夢樹) 第4章 航空機・ドローン 第1節 航空機電動化の動向および開発への取り組み (桑田 厳) 1.はじめに 2.航空機分野におけるCO2 排出削減シナリオ 3.航空機の電動化 4.航空機電動化に必要な技術と課題 5.IHI の代表的な開発取り組み例 6.まとめ 第2節 航空機電動化における電力システムの軽量性と信頼性の両立 (岩田 明彦) 1.はじめに 2.航空機の環境条件および安全性基準と電力システムの開発目標 3.信頼性向上 4.軽量化 5.おわりに 第3節 電動航空機推進システムにおける超電導技術の導入 (寺尾 悠) 1.航空機の電動化の背景 2.電動航空機推進システムの基本構成 3.電動推進航空機用超電導モータの研究開発現状 第4節 電動フライングモビリティの運動制御手法 (永井 栄寿,阮 平明) 1.はじめに 2.可変ピッチプロペラの推力制御 3.気流ベクトル推定を用いたTilt-wing 型eVTOL の空気力制御 4.外乱オブザーバを用いたTilt-wing 型eVTOL の翼座標系における速度制御 5.まとめ 第4編 運動制御・モータ・パワエレ
第1章 運動制御 第1節 制御工学的世界観―線形制御の歴史から人の意思決定まで (前 匡鴻) 1.はじめに 2.古典制御―性能と安定性のトレードオフ 3.現代制御―最適制御の発展 4.ロバスト制御―不確かさの考慮 5.多変数制御―干渉の考慮 6.事例―COVID-19 による世界情勢の不安定化 7.おわりに 第2節 東京大学の近年のEVの運動制御に関する研究 (阮 平明,永井 栄寿) 1.はじめに 2.電気自動車モデルの概要 3.トラクション制御―駆動力制御 4.エネルギー最適化―消費電力最適速度軌道生成 5.振動抑制―IWM 車両における垂直振動抑制制御 6.状態推定―走行中給電システムのための横方向位置推定 7.まとめ 第3節 電動車で実現する4WD の理想前後駆動力配分 (澤瀬 薫) 1.はじめに 2.2 輪モデルを用いた理想前後駆動力配分の解析 3.Twin Motor 4WD を用いた理想前後駆動力配分制御 4.理想前後駆動力配分の効果 5.おわりに 第2章 モータ 第1節 高性能化技術の開発とE-Axle への適用 (上田 智哉) 1.磁石モータを用いたE-Axle の高性能化 2.磁石フリーモータを活用したE-Axle の高性能化 第2節 高性能e-Axle の開発 (上村 清) 1.はじめに 2.開発品のねらいと特長 3.出力密度改善モデルの開発 4.性能評価結果 5.開発成果と今後の開発動向 第3節 インホイールモータ駆動方式の比較―ダイレクトドライブvs. ギヤドライブ  (高橋 暁史) 1.はじめに 2.インホイールモータの課題と対策 3.ダイレクトドライブの優位性 4.まとめ 第4節 機械式巻線切替モータ駆動システム (高橋 暁史) 1.はじめに 2.基本コンセプトと課題 3.機械式巻線切替装置の小形化 4.接点アークレス化 5.実機検証 6.電費改善効果の試算 7.結 論 第5節 電動車主駆動機の技術動向 (加藤 崇) 1.自動車業界を取り巻く環境 2.e-PT のトレンド 3.e-PT に搭載されている技術 4.まとめ 第6節 自動車駆動用巻線界磁モータ (桜井 茂夫) 1.はじめに 2.背 景 3.巻線界磁モータについて 4.PM モータとの性能比較 5.巻線界磁モータの性能改善 6.まとめ 第7節 自動車の電動化と鉄道の省エネを実現した可変速モータ・電動航空機用  高出力密度回転電機 (堺 和人) 1.まえがき 2.自動車駆動用永久磁石モータと誘導モータ 3.リラクタンストルク主導のモータ 4.永久磁石リラクタンスモータ 5.可変磁力モータ 6.航空機用軽量高出力密度モータ 7.まとめ 第8節 磁気ギアの高速化技術を用いたEV用モータシステム (相曽 浩平) 1.はじめに 2.磁気ギアの研究動向と高速化に向けた課題 3.高速駆動可能な磁気ギア(MMSG)の提案 4.MMSG の性能評価 5.まとめ 第9節 モータ分野におけるAI 応用 (清水 悠生) 1.はじめに―人間より賢いAI 時代の到来 2.モータ分野のAI 応用事例 3.おわりに 第3章 パワエレ 第1節 電気自動車の歴史―モータ・パワエレの視点から (森本 雅之) 1.電動車両の発明 2.1900 年ごろの電気自動車の広がり 3.国産電気自動車の歴史 4.電気自動車の隆盛と衰退 第2節 EV用モータ・インバータに求められる今後の技術 (赤津 観) 1.はじめに 2.多重・多群・多相モータの分類 3.MATRIX モータとその制御 4.まとめ 第3節 EV充電器のパワエレ技術―急速・普通充電/ オンボードチャージャ  (伊東 淳一) 1.はじめに 2.充電器のパワエレから見た分類 3.単相入力回路 4.三相入力回路 5.高周波回路(ワイヤレス充電) 6.まとめ 第4節 燃料電池電気自動車の電力変換回路の制御とスイッチトリラクタンスモータ  駆動用回路・制御 (星 伸一) 1.燃料電池電気自動車の電力変換回路の制御 2.スイッチトリラクタンスモータの駆動回路とその制御 3.まとめ 第5節 効率99.9%を目指すHEECS インバータの基礎研究 (河村 篤男) 1.研究の背景と動機 2.インバータの高効率損失測定法 3.効率最大化の道筋 4.今後の課題と応用例 5.まとめ コラム4 東京理科大学e モビリィティ・シンポジウムのオンラン参加 (花澤 理宏)     第5編 電池・キャパシタ
第1章 車載用蓄電システムの研究開発動向 (吉澤 徳子) 1.はじめに 2.カーボンニュートラル社会における自動車電動化の意義 3.まとめ 第2章 EV/HEV用蓄電池のリビルド手法と実走行試験時の電池挙動  (田島 大輔) 1.はじめに 2.ニッケル水素電池の動作原理 3.交流インピーダンス法の原理 4.使用済みニッケル水素電池の再生リビルド 5.使用済みニッケル水素電池のハイブリッド車への再利用と実走行試験 6.まとめ 第3章 太陽光発電の高効率化と次世代キャパシタの開発  ―オールウェザー・オールシーズン・オールロケーション対  システムの実現に向けて (直井 勝彦,直井 和子) 1.はじめに―太陽光発電の課題 2.キャパシタによる高効率エネルギー回収 3.微弱光エネルギー回収型「2 ウェイ蓄電システム」 4.EDLC と新型キャパシタ(SRC)の比較 5.ナノハイブリッド技術による革新的材料開発 6.nano-Li3.2V0.8Si0.2O4 ( LVSiO)カーボンコンポジット負極材料の構造最適化 7.nano-Li3V2 (PO4)3 (LVP)正極のスケールアップと最適化 8.SRC フルセルの構築とシステム実装試作 9.おわりに 第4章 導電性ダイヤモンド材料の電気二重層キャパシタへの応用 (近藤 剛史) 1.はじめに 2.BDD の電気化学特性 3.BDD パウダーおよびホウ素ドープナノダイヤモンド 4.BDDP の電気化学特性とEDLC への応用 5.BDND の電気化学特性とEDLC への応用 6.おわりに 第5章 プレドープ技術によるハイブリッドスーパーキャパシタの進化と  広がる用途 (安東 信雄) 1.電気自動車向けに発明されたハイブリッドスーパーキャパシタ(HSC) 2.HSC の特性 3.モビリティ市場に向けての取り組み 4.応用事例紹介 5.今後について 第6章 リチウム化合物を用いたリチウムプレドープ技術によるリチウム イオンキャパシタおよびリチウムイオン電池への適用 (岡田 宣宏) 1.はじめに 2.LiC の強みと課題 3.リチウム化合物を用いたプレドープ技術について 4.本プレドープ技術を用いたLiC の事業展開 5.高容量型リチウムイオンキャパシタの紹介 6.本プレドープ技術のリチウムイオン電池(LiB)への適用 7.将来展望 第7章 循環型社会に対応するEVの電池システム (梅野 孝治) 1.はじめに 2.BaaS のコンセプト 3.BaaS-EVの電池コスト低減効果 4.BaaS の実装技術 5.おわりに 第8章 電動化に伴うバッテリーリサイクルの課題と日産の取り組み (岩渕 良彦) 1.はじめに―リチウムイオン電池リサイクルの社会的背景 2.LiB リサイクル技術の概要 3.正極ダイレクトリサイクルの価値と課題 4.正極ダイレクトリサイクルの社会実装に向けた取り組み 5.おわりに 第6編 ワイヤレス給電
第1章 WPT 動向 第1節 WPT が開く新しいElectromobility と未来社会 (篠原 真毅) 1.はじめに 2.WPT の特徴―結合型WPT 3.WPT の特徴―放射型WPT 4.WPT の現状と課題 第2節 世界のeモビリティ挑戦―WPT の周辺 (横井 行雄) 1.100 年に一度のクルマの変革の時代―歴史的に見ると 2.eモビリティへの停車中充電 3.SDGsと電化道路(走行中給電)―無限走行 4.これからのeモビリティの展開―搭載電池の極小化と無限走行 第3節 ワイヤレスV2G が拓く未来―EVが支える再生可能エネルギー社会 (岡田 朋之) 1.概 要 2.将来の可能性 3.EVワイヤレス充電について 4.双方向ワイヤレス充電 5.エネルギー貯蔵の仮想電池群としてのE 6.グリッドサポートにおける自律走行車の役割 7.加速するグローバルスタンダード 8.ワイヤレスV2G の経済的メリット 9.なぜV2G テクノロジーを使用するのか 10.なぜ,いま「ワイヤレスV2G」なのか 11.「ワイヤレスエネルギークラウド」を実現するエコシステムの構築 12. 結論―ワイヤレスV2G による持続可能な社会の実現 第4節 EVワイヤレス給電協議会の活動について (鶴田 義範) 1.はじめに 2.ワイヤレス給電技術について 3.EVへのワイヤレス給電導入による効果 4.EVワイヤレス給電協議会の設立背景 5.EV用ワイヤレス給電協議会の活動目的 6.活動のロードマップ 7.ワーキンググループ活動について 8.まとめ 第2章 WPT 研究 第1節 ワイヤレス給電の基本理論 (大平 孝) 1.まえがき 2.システム構成 3.高周波インバータ理論 4.一般化kQ 理論 5.空間伝送理論 6.インピーダンス整合理論 7.高周波整流理論 8.むすび 第2節 MHz 帯WPT の最適設計および応用例 (馬 澄斌,劉 明) 1.背 景 2.単一の受電側 3.複数の受電側 4.応用例 5.結 論 第3節 ワイヤレス給電システムの大電力化 (日下 佳祐) 1.はじめに 2.ワイヤレス給電の大電力化 3.おわりに コラム5 eモビリティ・シンポジウム懇親会の想い出 (高江 剛一) 第7編 電化道路(走行中給電)
第1章 電化道路・社会システム・技術開発 第1節 WPT 研究の移り変わりと走行中給電実現への歩み (畑 勝裕) 1.はじめに―回路・システム視点での移り変わり 2.走行中WPT 特有の課題とコンセプト構築 3.センサレス車両検知による送電制御 4.おわりに 第2節 国内におけるワイヤレス給電の展開シナリオ (高橋 香織) 1.ワイヤレス給電の概要 2.国内外の政策・取り組み事例 3.ワイヤレス給電の実装に向けた課題と展望 4.おわりに 第3節 ダイヘンにおける走行中給電システムの社会実装に向けた取り組み (鶴田 義範) 1.はじめに 2.EV用ワイヤレス充電への取り組み 3.走行中充電への取り組み 4.社会実装に向けた課題 5.おわりに 第4節 走行中ワイヤレス給電システム(DWPT)の最適配置戦略とEVインフラへの  展開可能性 (本間 裕大) 1.はじめに 2.高速道路におけるDWPT の最適配置 3.市街地におけるDWPT の最適配置戦略 4.まとめ 第5節 EVワイヤレス給電の未来をユースケースから考える (鴻野 晃) 1.会社紹介 2.EVワイヤレス給電協議会の設立 3.SWPT ユースケース検討ワーキンググループの取り組み 4.ユースケース具体例 5.総括と今後の展望 第6節 東京理科大学野田キャンパス99 m 区間に埋設した走行中ワイヤレス給電用 コイル41 個の4 年間に関する報告 (居村 岳広) 1.2020 年度から2023 年度にかけてのコイル埋設プロジェクトの概要 2.結 論 第2章 電化道路・舗装開発 第1節 非接触舗装の現況と道路の未来に向けて (阿部 長門) 1.道路の役割 2.電化道路 3.路面太陽光発電システム 第2節 次世代高速道路の目指す姿―高速道路会社における走行中給電の取り組み  (板倉 義尚,市川 暢之) 1.次世代高速道路目指す姿 2.次世代高速道路の実現に向けた実証実験 3.走行中給電の取り組み 4.まとめ 第3節 DWPT の実現を目指した建設会社の取り組み (遠藤 哲夫) 1.はじめに 2.SWPT 技術の研究開発 3.DWPT 技術の研究開発 4.まとめ 第4節 走行中給電用送電コイルの道路埋設  (溝渕 麻子,田中 浩一,富田 康弘,渡辺 和博) 1.はじめに 2.事前実験 3.現場適用 4.おわりに 第8編 教育と啓蒙―未来に向けて
第1章 アフターコロナ・ルネサンスをリードするeモビリティ社会への挑戦  ―クルマの電動化戦略とパラダイムチェンジがキー (寺谷 達夫) 1.はじめに 2.歴史に学び,道に聞く 3.クルマの歴史 4.各国の環境対応戦略の推移と予測(1997~2030年) 5.どうする日本 6.2020年~2030年展望(新技術のインパクト大) 7.まとめ 第2章 SDGsと電気 (木下 繁則) 1.SDGs 2.気候変動 3.電気に係わるSDGs目標実現への筆者の提案 第3章 国際共同研究の教育的意義 (阮 平明,永井 栄寿) 1.次世代eモビリティ社会に向けた大学教育の要件 2.電気自動車技術教育における国際共同モデルの提案 3.OWHEEL プロジェクトを通じた電気自動車技術における協働教育 4.東京大学藤本研究室における国際共同教育の方針 5.まとめ 6.付 録 第4章 高いユーティリティーを持つEVを学術研究に提供  ―将来の交通体系発展のために (朝山 規子) 1.はじめに 2.EV普及促進への取り組み 3.次世代人材育成(EV関連)への取り組み 4.森林火災への取り組み 5.おわりに 第5章 電動車両に対する自動車整備士教育 (佐藤 康夫) 1.はじめに 2.専門学校の位置付けおよび自動車整備専門学校 3.自動車技術の高度化への対応 4.自動車整備士資格制度の改正と一種養成施設の対応 5.電動車両の整備教育の今後 コラム6 東京理科大学eモビリティ・シンポジウム懇親会の想い出 (福地 正典) 資料 eモビリティ・シンポジウム開催プログラムについて (畑 勝裕) あとがき (横井 行雄)
 
 
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