1986年イタリア、ウーディネ市生まれ。10歳でコンセルバトーリ”J・Tomadini diUdine”に入学、2004年17歳で卒業。在学中、Pierre Tibeaud、MaxSommerhalder、Fred
Mills、Gabriele Cassone氏のマスタークラスを受講。コンセルバトーリのディプロマ試験の直後、イタリアで唯一のオーケストラアカデミーである"Scuola
di Musica di Fiesole"のオーディションに合格、2004年から2006年まで"Orchestra Giovanile
Italiana(ユースイタリアンオーケストラ)”に在籍。
その後2年間、アメリカシカゴにて、シカゴシンフォニーオーケストラのメンバーであるDale Clevenger、Tage Larsen、Christopher
Martin、Mark Ridenour、RexMartin氏の各氏に師事。同時期、首席トランペット奏者としてイタリアの主要オーケストラ(ローマ歌劇場、サンタ・チェチーリア国立管弦楽団、ジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ劇場、ヴェネチア・フェニーチェ劇場管弦楽団、オーケストラ・レジョナーレ・トスカーナ(ORT)、ナポリ・サン・カルロ劇場、ミラノ・ジュゼッペ・ヴェルディ交響楽団、フリウリ=ヴェネチア・ジュリア交響楽団、トリエステ・ジュゼッペ・ヴェルディ歌劇場、トリノ・テアトロ・レッジョ、ボルザーノ・ハイドンオーケストラ)にて演奏。2007年から1年間、C.Eschenbachが芸術監督を務めるドイツの”SCHLESWIGHOLSTEIN
FESTIVAL ORCHESTRA”のメンバーとなり、ドイツ、ハンガリー、ブラジル、ロシア、アルメニア、リトアニアにて公演を行う。
同時期に”シカゴシビックオーケストラ"のアソシエイトメンバー、 ”マイアミ・ニュー・ワールド・シンフォニーオーケストラ”のファイナリストとなり、シカゴシンフォニーオーケストラのエキストラ奏者、サブスティチュート・プリンシパルのためのオーディションに合格。
2008年9月より、佐渡裕芸術監督率いる兵庫県立芸術文化センター管弦楽団の第1トランペット奏者を務め、2009年に、日本フィルハーモニー管弦楽団に入団し、現在は客演首席奏者を務めている。
2011年、イタリア、アドリア市のコンセルバトーリ("Conservatorio A.Buzzola diAdria")にてマスタークラスを開講、また、スピリンベルゴで行われるサマーコース("Corsi
di perfezionamento of lstitute G.A.Fano")の講師として招かれるなど、後進の指導も行っている。
また、日本をはじめ、イタリア、中国、韓国のオーケストラにソリストとして招かれ、多数のオーケストラと共演している。