山田監督×前進座 笑いの渦、ふたたび!

2017年5月に国立劇場大劇場で上演された『裏長屋騒動記』は、山田洋次監督の脚本・監修により上演、国民的映画監督と前進座との初めてのコラボレーションとして話題に。
前進座らしく歌舞伎の技をたっぷりと取り入れた喜劇は、山田監督らしい庶民目線と合わさって、劇場をどよめかす笑いと感動の舞台となり大評判を得ました。
山田監督と前進座とのコンビで楽しい喜劇がもう一度見たい、という多くのリクエストと、前作『裏長屋騒動記』に登場した、河原崎國太郎演じる珍妙なお殿様キャラクターをたいへん気に入られた山田監督の新作構想とが実を結んで、古典落語「妾馬」を原案にした第二弾「裏長屋騒動記 愛の仮名手本篇」が誕生いたしました。
前進座創立90周年記念公演として、2021年9月から大阪を皮切りに上演を重ねてまいりましたが、本年秋も全国各地を巡演いたします。


■プロモーション動画、アップしました(2022/9/21)

※山田監督のコメントは昨年9月初演時のものです。

■全国巡演公演

2022年 10月~11月

  会     場
10月 21 ザ・ヒロサワ・シティ会館・大ホール(水戸市)
23 菊川文化会館アエル・大ホール
24 あわぎんホール・1階ホール(徳島市)
27 和歌山城ホール・大ホール
29 上野学園ホール(広島市)
31 岡山市民会館・大ホール
11月 7 甲府市総合市民会館・芸術ホール
10 會津風雅堂・大ホール
12 菊池市文化会館・大ホール
13 熊本県立劇場・演劇ホール
15 レクザムホール・小ホール(高松市)
17 ホクト文化ホール・中ホール(長野市)
18 まつもと市民芸術館・主ホール
23 水・祝 大牟田文化会館・大ホール
24 ももちパレス・大ホール(福岡市) 

※すべて一般公演です。

お問合わせ 前進座全国公演事務所  0422-49-2633 (平日10:00~17:00)

 

スタッフ・配役

【スタッフ】

監 修= 山田洋次
脚 本= 山田洋次・朱海青
演 出= 小野文隆
装 置= 中嶋正留
照 明= 石島奈津子
音 楽= 中島千絵
ステージング= 藤田善宏
効 果= 川名あき
舞台監督= 小林楓

 

【配 役】

河原崎 國太郎

河原崎國太郎

赤井御門守国定
おかね婆

 

有田佳代

有田佳代

お鶴

 

嵐 芳三郎

嵐  芳三郎

お鶴兄八五郎

新村宗二郎

新村宗二郎

錺職人清吉

藤川 矢之輔

藤川矢之輔

田中三太夫

     
           
柳生啓介

柳生啓介

夜鷹そば屋六助

江林智施

江林智施

長屋女房おとよ

北澤知奈美

北澤知奈美

長屋女房おくま

中嶋宏太郎

中嶋宏太郎

桶屋辰五郎

寺田昌樹

寺田昌樹

飴売り金太

藤井偉策

藤井偉策

高木作左衛門

平澤 愛

平澤 愛

小姓菊丸

松永 瑤

松永 瑤

梅原正圀

山崎辰三郎

山崎辰三郎

大家徳兵衛

益城孝次郎

益城孝次郎

赤熊軍十郎

 

 

 一生懸命準備した大切な芝居を、ステージに乗せられなくなる、という異様な事態が演劇人を苦しめ続けている。
 そんな状況下でありながら、この秋、前進座の皆さんと再び新しい物語を生み出すこととなった。古典落語「妾馬」が題材だが、この『一万石の恋』では落語とは真逆の結末が待っていて、愛する人のためには命を投げ出す覚悟の乙女の宣言に、愚かな殿様やアホな家臣たち、そして無責任な長屋の住人たちが、ドタバタ騒ぎを演じることになる。
 長屋の井戸端で交わされる可笑しな会話や、恋人同士の甘いラブシーンに、胸をワクワクさせてほしい。そして、マスクの下から思わず漏れる笑い声で会場が満たされることを期待して、前進座の皆さんと一緒に汗をかこうと思う。

 

 

あらすじ

 小さな藩のお殿様・赤井御門守は女嫌いの芝居好き。今日も今日とて御小姓相手に芝居ごっこ。お世継ぎがなければ藩はお取り潰し…家臣達は頭が痛い。
 そんなある日、お殿様は下城途中で俄かの腹痛、裏長屋で厠を借りる羽目に。手水を差し上げた長屋の娘・お鶴にお殿様は一目惚れ。家臣たちは大喜び―「すぐにあの娘を召し抱えろ!」。
 お鶴の母、兄をはじめ長屋一同「大変な出世だ」「支度金が下される」と盛り上がる。ところがお鶴には恋人が…「あの人と一緒になれないなら私は死ぬよ!」。 命懸けの恋を前に周りの説得も無力。しかしお断りしたらどんなお咎めが…
 困った一同がひねり出した奇策とは!?。

 

【2021年、初演の劇評より】

〈國太郎2役 コクと深み〉

國太郎は、赤井御門守(立役)と欲深いお鶴の母・おかね婆(女形)の丸きり違うタ イプの2役で芸域の幅広さを示す。「仮名手本忠臣蔵」の名場面を御門守が再現する くだりも実に達者で、かつユーモラス。(中略)「妾馬」ではお鶴の兄、八五郎が主 人公だが、嵐芳三郎が演じる今作の八五郎は脇役に回る。ガラッパチで欠点だらけの 八五郎が、最終的には妹の幸せを願った行動を取る展開は、まさに「男はつらいよ」 の寅次郎・さくらの兄妹をほうふつとさせた。(中略)劇団の若い世代のカラフルな 個性も光った。
(読売新聞・2021/10/26夕刊)

 


このページのTOPへ