2012年7月21日、渡辺康麿先生の喜寿をお祝いするために、
国立オリンピック記念青少年総合センターにおいて、記念講演と祝賀会が行われました。
当日は、日本全国から午前、午後合わせて100人を超える方が駆けつけて下さいました。
中には、古くからセルフ・カウンセリング学会の活動を支えていただいた方で、
遠くに行かれたため数十年ぶりにお目にかかる方もおられました。
この日お集まりいただいた方々には、お土産として、
実行委員会の先生方が心を込めて一生懸命につくられた、
喜寿記念論文集「全現実存在受容へ」が、手渡されました。
今回は、午前と午後の2部に分けて、午前は講演会形式で、午後はパーティー形式での開催となりました。
午前の部は、センター棟4階の研修室において行われました。
はじめに、生涯学習セルフ・カウンセリング学会の事務局長で、喜寿の会における司会進行を務める、
渡辺ミサ先生があいさつに立たれ、やすまろ先生が創った学会の活動を支えて下さる皆様への、
深い感謝の気持ちを述べられました。
続いて、7月24日に喜寿を迎えられる、生涯学習セルフ・カウンセリング学会会長、
渡辺康麿先生の記念講演が行われました。
渡辺康麿先生は、この日、はるばる全国各地からお集まりいただいた方々のために、
ご自身の自己形成を交えながら、終戦の混乱の中で、日本国憲法に感銘を受けたこと、
基本的人権について模索しながら、セルフ・カウンセリングを創造し、
どのような活動を行ってきたのかを、お話されました。
また、東京学芸大学との共同研究を始めたいきさつもお話されました。
渡辺康麿先生の講演に続いて、東京学芸大学の特任教授で、
平成20年10月より渡辺康麿先生とともに、
セルフ・カウンセリング・メソッドを使った教育について研究をしてこられた、
大熊雅士先生がお話をされました。
お話では、渡辺康麿先生との出会い、セルフ・カウンセリングの理論を学ぶうちに、
長年自分自身が持ち続けていた、固定観念から解放され、
生徒やそのほかの先生方との関わりにおいて、
良好な関係を築くことができるようになられた経緯を話されました。
講演は、パワーポイントを用いて、様々なエピソードを交えながら、とても分かりやすくお話しされました。
午前の部に参加された方は、とても感動して、セルフ・カウンセリングを学んだことのない方も、
今後ぜひセルフ・カウンセリングを学んでみたいとの感想を述べておられました。
午後の部は、午後1時より、国際交流棟のレセプション・ホールでの開催となりました。
昼食をとりながら、みなさんが、楽しく歓談のひと時を過ごされました。
昼食の後、再びやすまろ先生のお話がありました。
最後に、新潟県の渡邉美惠子さん、福井県の海道すみ子さん、兵庫県の山本順子さん、
大熊雅士先生、斉藤久枝さん、桜井真理さん、森島文子さん、奥山のり子さん、吉田みどりさんが、
参加者の代表の方が、やすまろ先生への祝辞を述べられました。
最後には、渡辺康麿先生が、参加された方々と、握手を交わされながら、
名残惜しそうに見送っておられました。
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