化学・化学工学
多形現象の理解とその制御技術は、機能素材開発における戦略上の鍵!

多形結晶(polymorph)とは、同一化合物でありながら、結晶中の分子配列が異なるものを指す。
化合物の無機・有機を問わず、すでに多くの多形が知られているが、近年の医薬分野などにおけるさまざまな分析法の進歩とともに、ますます多くの報告がなされている。
本書は、「多形現象」の本質を明らかにするため長年系統的な研究を重ね、国際論文誌を中心に報告を行ってきた筆者による、研究成果の集大成と呼べる1冊である。
 
 
 
電子書籍(ダウンロード版)のご注文
※Knowledge Worker(丸善雄松堂(株)運営)へ移動します
 
2018年4月16日
本体30,000円+税
354頁
B5
(株)エヌ・ティー・エス
978-4-86043-517-2 C3043
 
執筆者 北村 光孝
北村多形制御研究所(元兵庫県立大学大学院工学研究科 教授 / 元オランダ デルフト工科大学 客員教授)
 
 
はじめに   
基礎編   

晶析の基礎

晶析における添加物効果の基礎と実際

結晶多形現象の基礎
応用編   

多形制御因子とメカニズム

アミノ酸の多形現象と多形制御

多形現象における添加物効果

反応晶析における多形現象と制御因子

貧溶媒晶析における多形現象と制御因子

分子構造(置換基)と結晶構造ならびに多形現象の相関

多形現象における溶媒効果ならびに分子構造との相関

包接結晶の多形現象と制御因子

多形制御における種晶効果および界面、超音波の影響

超臨界流体を用いる晶析による粒径ならびに多形制御
おわりに    
文献    
索引    
 
 
※購入方法について
 
 
多形現象と制御技術〜晶析と多形の基礎から多形制御の実際まで〜 Copyright (C) 2018 NTS Inc. All right reserved.