『生物の科学 遺伝』は，遺伝をはじめ広い分野の研究者，教員，学生および社会人を対象に，生物科学全体の知識の普及を図ることをめざしているが，生物科学全般に及ぼす影響力の大きさで「遺伝」領域が最も重要であることは言うまでもない。 　今日の遺伝学はheredityとgeneticsの学問体系が複雑に絡み合ったゲノム時代を迎えており，その飛躍的展開が今後の生物科学に重大な影響を及ぼすことは必至である。「遺伝学的知の統合化」の場である「日本遺伝学会大会」の模様と発表講演内容を伝えることで，最新の遺伝学と生物科学が有する知のダイナミズムを研究の第一線からお伝えする。 　 2007年3月20日 本体3,600円＋税 340頁 レターサイズ ISBN978-4-86043-143-3 執筆者　127名 　 公開市民講座 あなたのそばの遺伝学 　 シンポジウム 発生分化のジェネティクスと エピジェネティクス 栽培植物の遺伝的多様性と 転移因子の役割 逆遺伝学的アプローチと 新しいゲノム機能解明への展開 新興再興感染症と遺伝学への期待 　 比較ゲノムによる進化研究の最前線 　 ワークショップ 染色体動態とエピジェネティクス 高校での遺伝教育を考える 栽培植物の遺伝学 脳・神経系の進化遺伝学 生命の多様性を生み出すゲノム変化 糸状菌の遺伝学の新たな展開 代謝制御における転写 　 Copyright　(C) 2007　NTS Inc. All right reserved.