カーボンナノチューブの構造と物性
1. CNTの構造と作製法
1.1. 炭素の同素体
1.2. CNTの特徴と種類
2. CNTの作製法
2.1. アーク放電法
2.2. 触媒気相成長法
2.3. SWCNTの作製法
2.4. レーザーアブレーション法
2.5. MWCNTとSWCNTの比較
3. CNTの構造表示
3.1. グラフェンシートの利用
 
4. 理論的解析に基づく電気・電子物性
4.1. ヒュッケル法によるCNTの電子物性予測
4.2. 金属−絶縁体転移の考慮
4.3. Hartree-Fock法によるσ電子含めたCNTの電子物性予測
4.4. CNTの電気伝導度測定
5. 電子材料としてのCNTの利用可能性
5.1. CNTと半導体との結線の試み
5.2. 電界放射(フィールドエミッション)素子
5.3. 金属的状態と量子効果
6. 今後のCRT開発(大局的)
 

 走査型プローブ顕微鏡探針の開発
1. はじめに
1.1. CNTの特徴
1.2. 研究の展開
2. CNTの合成
2.1. 冷却効果
2.2. 高温効果
2.3. 生成されたCNT
3. CNTのハンドリング
3.1. 高周波における純化と配向
3.2. カートリッジ作成
3.3. 電子顕微鏡マニピュレータの開発
4. CNT探針
4.1. 探針の長短
4.2. 機械的特性
5. CNTの機械的特性の直接計測
5.1. 曲げの実験
5.2. 挫屈法による実験
5.3. バックリング・フォースによる解析
6. CNT探針の適用
 
6.1. CNT探針の特徴
6.2. DNA螺旋の観察
6.3. 非接触原子間力顕微鏡
6.4. タンパク質PCNAの観察
6.5. タンパク質RFCの観察
6.6. シリコン探針との比較
6.7. 調整方法
6.8. CNTの表面電位の計測
6.9. 凹凸像
6.10. 電位像
6.11. リソグラフィ
6.12. ナノインデンテーション
6.13. 磁気力顕微鏡
7. CNTナノピンセット
7.1. デモンストレーション1-ナノファクトリー上のナノチューブ操作
7.2. デモンストレーション2-ピンセット操作
8. おわりに
 

 リチウム電池・キャパシタへの応用
1. はじめに
2. 炭素材料の構造
2.1. 黒鉛
2.2. ハードカーボン
2.3. ポリアセン系物質
2.4. まとめ
3. 技術的特徴と潜在マーケット
4. MWCNTへのリチウムドーピング
 
5. SWCNTへのリチウムドーピング
6. MWCNTとグラファイト
7. 球形と円筒形の最密充填
8. MWCNTのリチウム電池用負極の応用
9. 高出力型電池の比較
9.1. リチウムイオン電池の広がる用途
9.2. キャパシタ
9.3. MWCNTキャパシタ
 

 FEDの開発とCVD合成技術
1. はじめに
2. FEDとCNT−CVDの合成技術
2.1. CNTの特性
2.2. FEDの特性
2.3. マイクロ波プラズマCVD法
2.4. 電子放出特性
2.5. CNTの特性
2.6. マイクロ波プラズマCVDの問題点
3. FEDとGNF-CVD合成技術
 
3.1. GNF合成技術
3.2. 電界電子放出特性
3.3. GNFの選択成長
3.4. ディスプレイの応用例
4. FEDとカーボンナノ材料の今後
4.1. FEDとCVD合成技術
4.2. ディスプレイの消費電力
4.3. おわりに
 

 カーボンナノチューブの分子素子への応用
1. はじめに
2. ナノテクノロジー・材料分野の最近の動向
3. 研究の初期と現状
4. CNTの機能
4.1. CNTの物性
4.2. チューブ構造による電子物性
4.3. 一次元性
4.4. ラマン計測
5. 分子素子、ナノデバイスから何が引き出せるか
5.1. 材料の特徴
5.2. 弾性散乱と非弾性散乱
 
5.3. バリスチック領域
6. 微細加工
6.1. 微細加工のプロセス
6.2. ナノクラスパターン形成装置
6.3. 人工原子
6.4. MBE
6.5. LB膜作成装置
7. CNT
8. クーロンブロッケイド
9. おわりに
 

 カーボンナノストラクチャーによる水素貯蔵
1. 水素利用技術と水素吸蔵材料
1.1. 水素エネルギーの総合的利用
1.2. 水素貯蔵技術
1.3. 水素吸蔵合金と炭素材料
2. カーボンナノストラクチャーの構造と分類
3. CNTによる水素吸蔵
3.1. SWCNTによる最初の水素吸蔵報告例
3.2. 低温での水素吸着(高純度SWCNTでの追試)
3.3. 室温での水素吸着
3.4. SWCNTの超音波処理による水素吸蔵量増大
 
3.5. 電気化学反応による水素吸蔵
3.6. SWCNTについてのまとめ
3.7. MWCNTによる水素吸蔵報告例
4. グラファイトナノファイバーによる水素吸蔵
5. その他の炭素材料による水素吸蔵
5.1. 黒鉛層間化合物
5.2. 黒鉛の粉砕に伴う水素固定
5.3. SWCNTなどでの水素吸蔵シミュレーション
6. おわりに
 

 気相熱分解法によるカーボンナノチューブ、ナノファイバーの生成機構と超高性能複合材料の開発
1. はじめに
2. 熱分解法によるカーボンナノファイバーとナノチューブの生成
3. 高結晶性ナノファイバーと低結晶性ナノファイバーの比較
 
4. 産業応用
4.1. CFRPの電気伝導性
4.2. リチウム電池電極の添加剤
 

 水熱条件下における各種ナノカーボンの生成
1. 要旨
2. はじめに
3. 実験
4. 結果
4.1. カーボンナノパイプ
4.2. 多層ナノチューブ(MWCNT)
 
4.3. 竹状カーボンフィラメント
4.4. カーボンセル
4.5. その他の構造をもつカーボン
5. 考察
6. 結論
7. 謝辞
 

 大量合成を目指したアーク放電法
1. はじめに
2. 従来法のまとめ
2.1. 従来の合成法
2.2. 従来の低圧アーク放電法(陽極蒸発法)
2.3. 低圧アーク装置の具体例
2.4. 低圧アーク法の問題点
3. アーク放電法
3.1. 高圧・低圧アーク放電現象と真空陰極アーク放電現象
3.2. アーク放電法におけるキーワード
3.3. ヘテロ電極低圧アーク実験
3.4. 黒鉛陰極真空アーク実験
 
3.5. 真空アーク法の可能性
4. 触媒の影響
4.1. 触媒ヘテロ電極低圧アーク
4.2. 低圧アーク、真空アークのまとめ
5. 大気中トーチアーク法
5.1. MWCNT合成装置の概要
5.2. 直流、交流放電
5.3. 黒鉛内の金属の役割
5.4. SWCNT、CNHの合成
5.5. トーチアーク法のまとめ
6. おわりに
 

 単層カーボンナノチューブとナノホーンの生成機構と生成法
1. SWCNTとは
2. SWCNTの大量生成
 
3. SWCNTの生成機構
4. SWCNHについて
 

 炭化水素熱分解法によるMWCNTの大量合成
1. 産業技術総合研究所におけるCNT研究の経緯
1.1. CNTの発見
1.2. アーク法から炭化水素熱分解法へ
1.3. アーク法の開発経緯
1.4. 黒鉛アーク放電法
1.5. 回転陰極CNT製造装置
1.6. 実験条件と目的生成物
1.7. 分離操作方法
2. アーク法から炭化水素熱分解法へ
2.1. CNTを用いた電子源の実用化
 
2.2. 化学法
2.3. 原料供給系改良後
3. 炭化水素分解法による大量合成
3.1. 装置と合成例
3.2. 大きさの制御とガスの影響
4. 逆ミセル法による触媒の調製
4.1. コバルトナノ粒子の合成法
5. 基礎研究の大型装置への適用
6. まとめ
 

 フラーレン・ナノチューブの商業化展望
1. はじめに
2. ビジネスアライアンス
3. 製造技術
 
4. 注目される用途
5. おわりに
 
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