第5回

日光も眩しく、風は爽やか、木々も青々とし、とても気持ちが良い季節となりました。暑い日を感じさせながらも、まだ夏は先だと感じられる今日この頃です。

 SET部会の活動も今年度で3年目に入ります。初年度はどんな活動をするのかの検討で過ぎ、2年目の昨年度は「アーカイブを考える際に必要なポイント」という事で、"データの特性" "ILMの考え方" "メディアの特性"という3つのポイントにまとめました。3年目の今年度は、これまでの活動内容を引継ぎながらも、SET部会としての本来の目的である要素技術の情報提供を推進したいと考えています。
今年度のSET活動としては、NGS(次世代ストレージ技術)部会活動を取込み、フラッシュメモリーのその先の、ストレージに関連するメモリ技術の情報提供を行いたいと思います。次世代のメモリ技術は現在のサーバ・ストレージのアーキテクチャを変える可能性があり、ストレージ側の視点からポイントとなる部分を取上げて行きたいと思います。更に、現在の技術や製品の紹介を行うミニ・フォーラムを開催し、参加社の製品紹介などを通じた情報共有も行ってみたいと考えています。この様に盛りだくさんな活動案を考え、皆様の参加をお待ちしています。

 ところで、「平成」から「令和」に移り変わった10連休の直後に、IT week春のイベントであるData Storage Expo(DSE)が開催され、JDSFも出展しました。今回は会場が2か所に別れた影響もあり、DSEの来場者が少なく、JDSFブースでのミニ・セッションに立止ってくれる人も少なかったと感じています。そんな中ですが、SET部会活動の成果もこのセッションで発表することが出来ました。10連休直後の開催という慌ただしい活動となりましたが、無事に終了し一息といった所です。
来年は4月開催という事で、「SET活動2019年」の成果を報告出来ればと思っています。

SET部会 富士通株式会社 齊藤