第3回

7~8月の暑さがまるで幻の様に、寒ささえ感じる日々となりました。夕焼けの時間が日に日に早くなっているのを感じる今日この頃です。

SET部会の活動としてデータアーカイブに関する情報提供に向けて活動を進めています。3ヶ月に1回の頻度で定例部会を設定していましたが、定例部会の間に特別部会を開催して多くの参加社・参加者の協力を得て、調査・議論・検討を行いまとめに向けて活動しています。「データ駆動型社会」と言うキーワードがある様に、データの価値が見直されています。これまでのデータの取扱と今後のデータの取扱では、何が違うのでしょうか? どの様に考えれば良いのでしょうか? 等、これからのデータアーカイブに向けての考え方を取りまとめていますので、10月24日開催予定のJDSF Open Tech Forumでその一部をご紹介出来ればと思っています。

 少し話が変わりますが、今年は地震・台風・雨・噴火とまさに災害列島JAPANを象徴する様な気候だと思います。この激しい気候変動の中で生活する我々としては、やはり如何に早く・正確に気候変動を予知・予測そして的確な対応が出来るのかと言う事が、安心に生活するためには欠かせません。スパコンやセンサーを利用した予報も新たなデータ(IoTと呼ばれるものを含み)を利用することで、更に正確な予想・予報が出来る社会がもうすぐ来ると思います。これらの実現に向けても、データがやはり主役になると言う事になります。様々なデータを利用することで、日本がもっと住みよい国になれるように、ITを担う我々も頑張りたいと思います。「データがあって良かった」と言われるデータアーカイブ社会を築き上げたいと思います。

SET部会 富士通株式会社 齊藤