• ・ファイバチャネルではカスケード接続は可能ですか。また、数に制限はありますか。

    ファイバチャネルのアービトレイテッドループトポロジでは、最大126個のノードのカスケード接続が可能です(FLもしくはスイッチポートを含めると127個)。複数のレベルのコンセントレータを必要とするユーザは、今後ますます増えることでしょう。
     
  • ・現状でEthernetを採用しています。2個のプロトコル間のブリッジングもしくはルーティングは可能ですか。

    ファイバチャネルとEthernetのブリッジングは可能です。しかし、ファイバチャネル-Ethernetのルータは、現状では市場で提供されていません。手っとり早い方法として、PCもしくはサーバ(ノード)に、Ethernetの NICと、ファイバチャネルのアダプタカードを搭載する方法があります。つまり、コンピュータ自体をファイバチャネルルータとして代用してしまうのです。このソリューションは、将来的に市場で提供されるファイバチャネルルータのパフォーマンスには明らかに劣りますが、現状でEthernetとファイバチャネルネットワークを共存させる現実的なソリューションです。
  • ・ISA Bus, EISA Bus, Micro Channel Bus, Machintosh, Sunのワークステーション,DEC Station5000, Silicon Graphicsのワークステーションその他とのインターフェースは可能ですか。

    ほとんどのシステムハウスが、ファイバチャネル技術周りのシステムの開発を進めています。また、多数のアダプタカードベンダーが、独自に、共通バスをもつ製品の開発及び、ビデオアプリケーションをはじめとするアプリケーションにおける最適化の為の技術開発を進めています。


  • ・ファイバチャネルがサポートするマネージメント機能のタイプについて教えて下さい。

    ファイバチャネルのファブリックのマネージメントに必要なツールは、 SNMP(Simple Network Management Protocol)インターフェースを介して有用で す。IETFを中心に、MIB(Management Information Block)に関するドラフトプロポーザルのワークが進められています。新しいマネージメント機能を搭載する 製品の開発に伴い、新しいMIBを定義するベンダが出てくることでしょう。

    システムアドミニストレータは、ワークステーションもしくは PC上で、各々使用しやすいGUI(Grahpical User Interface)を使用しています。通常ファイバチャネルのノードのポートである、コントローラの概念は、従来のファブリックに体現化されています。インターナルなリポーティングのシステムでは、ファブリックのコントローラ内部に、統計情報及びエラー情報を収集することが可能です。これにより、システムアドミニストレータは、早期にワーニングを得ることができます。


  • ・ファイバチャネルの2タイプのオプティックについて説明して下さい。

    ファイバチャネル製品の使用について、現状では、OFC(Optical Fibre Control)及びNon-OFCレーザが規定されています。OFCオプティックは、高出力レーザを使用しており、ユーザの目を保護する必要があります。Non-OFCレーザは、低出力レーザを使用しており、OFCオプティックと比較して目に安全です。LANにおける最近の傾向としては、目に安全なnon-OFCが主流になっています。


  • ・タイプの異なるレーザの相互接続は可能ですか。

    ファイバチャネル製品の使用について、現状では、OFC(Optical Fibre Control)及びNon-OFCレーザが規定されています。OFCとnon-OFCの相互接続性はありません。これは、non-OFCオプティックの通信のハンドシェイクの欠如によります。また、タイプとして長波長と短波長があります。長波長と短波長は共存しえません。オプティカルGLM及びケーブルを購入する場合には注意が必要です。オプティックのタイプを区別しやすくする為に、色わけを行う案が推進されています。タイプの異なる1~2個のレーザの相互接続性及び、使用の簡素化の為の標準化が待たれます。


  •