2、韓日平生教育交流会開催
平生教育振興院は、2009年国際学術会議の延長線上のひとつとして、平生教育交流会を10月8日(木)にシェラトングランドウォーカーヒルホテル・プリシディオルームにて開催した。今回の交流会は、平生教育が全世界的に多くに関心と実践をしてきている状況で、韓国と近い日本との平生教育に対する交流の時間を通して、今後の長期的な発展と両国の協力のための平生教育交流の踏み台となる時間となった。また、今回の交流会を通して、韓国と日本だけでなく、さらに発展させ、東アジア平生教育の核心としての両国の平生教育協力と方案を模索する時間の始点となった。
今回の韓日平生教育交流会には、パク・インジュ院長(平生教育振興院)をはじめとした平生教育振興院関係者と、キム・シンイル(前副総理兼教育人的資源部長官)、キム・ナムソン(韓国平生教育学会長)、キム・ギュッテ(教育科学技術部平生職業教育局長)など、韓国の平生教育専門家と小林文人(日本・東京学芸大学名誉教授)、笹井宏益(日本・国立教育政策研究所研究官)、石井山竜平(日本・東北大学教授)、Greg PEART(オーストラリア成人学習連合会会長)、Alastair
CLARK(イギリス国家成人継続教育研究所研究員)が参席された。(p.10)
3、第3回平生学習都市最高指導者研修・協議会開催
平生教育振興院は、10月9日(金)に、シェラトングランドウォーカーヒルホテル・アートホールにて、平生教育振興院、全国平生学習都市協議会、クリ市の共同主管と教育科学技術部の主催で「2009年第3次平生学習都市最高指導者研修・協議会」を開催した。
平生学習都市に選定された自治体の最高指導者である機関長と教育長を対象に、平生学習都市最高指導者としての力量強化及びネットワーキング樹立のために開催された今回の研修は、「第8回全国平生学習フェスティバル」期間中に開催され、全国平生教育関係者および地域市民の平生学習に対する関心と熱意を体をもって体感できる意味のある席となった。今回の研修では、日本・東京学芸大学の小林文人名誉教授の「日本生涯学習都市の過去、現在、未来」に対する講演を通して、非常に遠くて近い国である日本の生涯学習都市に対する全般的な展望を通し、平生学習都市事業展開のための今後の課題について考えることができる機会を提供した。(p.11)
1.事業名−始興(シフン)市平生学習示範マウルづくり
2.事業目的
(1)事業の必要性
○私たちは、急激に変化する知識情報化社会において、産業構造の変化、核家族化、共働き夫婦の増加、高齢化社会の到来、週5日勤務及び週5日授業制などの変化を体感し生きており、これに相応する多様な要求の応じることができず、様々な部分においてアノミー現象を経験している。
○このような社会的問題の原因は、家族やマウル共同体の機能及び役割の喪失から探ることができ、これに最近、政府レベルでも‘平生学習都市’または‘家族親和マウル’づくりなどの事業推進を振興している。
○‘平生学習マウルづくり’とは、すべての問題の出発が社会構成員である‘人’から始まっていることを認識し、人を変化させることが‘教育’であることから、教育及び学習を基盤として個人の問題、家庭の問題、マウルの問題、マウルを構成する組織、または近隣企業の問題などを解決し、個人と家庭にとっては生活の質向上と幸福を、マウルレベルでは地域共同体の回復を通した暮らしに良いマウルを造成する‘マウル再構造化’運動である。
○始興市では、2006年7月、教育人的資源部から‘平生学習都市’に指定されたことにより、市の特性に合う平生学習都市モデルを造成しなければならない課題を抱えている。本事業は、市の政策と方向をともにすることはもちろん、事業の成功時に全国最優秀事例として、始興市のブランド価値を高めることができると考えられる。
(2)事業の目的
教育及び文化から比較的に疎外されたマウルを選定、学習を基盤にマウル住民の要求とマウルの懸案問題を解消できる平生学習文化を造成し、住民にとっては、個人の競争力強化及び生活の質向上を、マウルレベルでは、マウルの競争力強化及び‘平生学習マウル’の誇りを持ち、共に定住したい地域共同体の造成を、市レベルでは、望ましい平生学習都市モデルを提示しようとする。
3.事業内容及び推進方法
(1)事業内容
○平生学習マウルづくり事業は、マウル住民の日常生活の中での多様な要求をパターンとして推進されなければならない事業であるため、可能な限り住民が願う場所や形態に接近することが成功の可能性が高まる。
○よって、平生学習マウルづくり事業は、3段階に区分し、
1段階では、住民及び地域の要求を分析し、それに合うプログラムを開発運営しながら、マウルづくりに参与する指導者教育及び研修と、人的・物的資源のネットワーク構築と共に全国最高の平生学習マウルに相応しい‘マウルブランド’を開発して、国内優秀マウルとも姉妹血縁を通じた交流協力の推進など、平生学習マウル造成のための基礎作業を遂行する。
2段階では、本格的な平生学習マウルを造成する過程として、地域住民の要求に合うプログラム運営及び連携作業と、地域問題解消とマウル経済力向上のための特化事業展開など、学習マウル文化形成のための活動を展開し、海外姉妹血縁都市とも連携協力する。
3段階では、平生学習マウルの成果を共有する過程として、平生学習マウル造成推進事例集及び成果集の発刊、結果物の展示および事例発表のための全国規模のセミナー開催、始興平生学習フェスティバルと連携した学習マウルフェスティバルの開催、海外の姉妹血縁マウル住民とホームステイ事業推進など、多様な事業展開により、マウルの誇りと定住意識を高め、始興市のブランド価値を高揚させる。
○段階別事業内容
□1段階(2007.2ー2007.12)
〇推進戦略樹立及び平生学習マウル造成の基礎作業
-平生学習示範マウル対象地域の選定:公募
-住民懇談会及び広報を通じた平生学習マウル造成に関連した住民の合意を導出
-地域環境分析及び地域住民の要求分析:地域の人的物的資源の把握及び要求把握
-平生学習マウルづくり推進委員会の構成:指導者の構成
-平生学習マウルづくり指導者教育及び研修
-マウル及び住民の要求に合った教育プログラム及び特化事業の開発
-平生学習マウル造成のための関係者及び施設ネットワークの構築
-マウルブランド開発及び他都市との姉妹血縁マウルの選定及び血縁協約
-第1回マウルフェスティバル(ブランド)を通じた平生学習マウルビジョンの共有:マウル
に対する誇りの鼓吹
□2段階(2008.2ー2008.12)
〇平生学習マウル文化を固める作業
-住民の要求に合うプログラム運営及び連携により、1人1平生学習への参与運動の展開
-学習グループ組織及び運営により、1人1学習グループへの参与運動の展開
-マウル議題発掘を通じたマウル特化事業の開発及び運営
-マウルブランドの商品化作業
-マウル住民ワークショップ開催により、平生学習マウルづくり事業へフィードバック
-始興市と姉妹血縁された海外都市と連携協力の推進
-第2回平生学習マウルフェスティバル開催:マウル定住意識及び誇り鼓吹
□3段階(2009.2ー2009.12)
〇平生学習マウルづくり完成
-平生学習マウル文化形成
-姉妹血縁海外都市へのホームステイ事業など推進
-事例別推進成果集の発刊
-平生学習マウルづくり事業の推進成果発表セミナーの開催(全国規模)
-平生学習フェスティバルと連携した第3回平生学習マウルフェスティバル開催
(2)推進方法
[図] 平生学習マウルづくり事業推進方式(略)
マウル職能団体及び 関連施設ネットワーク |
推進団体 外部資源協力 |
行政的支援 市庁及び教育庁 |
地域住民 平生学習マウル づくり推進協議会 |
4.日程別細部推進計画(1段階事業-2007年度事業)
日程 |
主要内容 |
細部推進内容(具体的に) |
2007年 2月〜3月 |
平生学習示範マウル申請受付及び選定 |
・市庁ホームページ公告 |
4月〜5月 |
住民懇談会開催及び事業広報 |
・洞長会議へ参席し、事業説明 |
学習マウルづくり推進委員会構成及び指導者教育/研修 |
・各種懇談会時に指導者構成 |
|
地域環境分析及び住民要求/意識調査分析 |
・要求分析道具(設問紙)の製作 |
|
5月中 |
学習マウル造成のためのネットワーク構築 |
・人的物的ネットワークの構築 |
5月〜12月 |
マウル議題及び特化プログラム開発/運営 |
・要求分析及び環境分析の結果を反映した特化プログラム開発及び運営 ・道/市補助事業の集中誘致(京畿道公益活動支援事業/放課後学校事業/女性発展基金事業など)運営 |
9月〜11月 |
マウルブランド開発及び他都市との姉妹血縁マウル選定 |
・地域環境及び要求分析に依拠し、マウル経済力強化のためのマウル固有ブランド公募のためのレイアウトづくり ・マウルブランド関連住民選好度調査及び分析 ・他都市マウルと姉妹血縁協約 |
11月中 |
平生学習マウルフェスティバル開催 |
・住民が選定したマウルブランドに対するアイデンティティーを確立できるフェスティバルの開催 ・実践事例発表セミナー開催 |
12月 |
資料集発刊及び精算 |
・実践事例集の発刊 ・精算資料の開発 ・精算報告 |
5.事業の期待効果
○マウル住民個々人の要求を反映した特化プログラム運営により、個人の問題解決及び生活の質向上を図る。
○マウルの共同問題解消のための‘マウル議題’運営により、共同体の回復及び暮らしに良いマウルの造成。
○マウル住民による住民のための住民の平生学習マウルづくり事業の推進により、隣同士の情溢れるマウル、統合と結束を自慢するマウル造成はもちろん、住民自治力の向上及びマウルに対する誇りを鼓吹させる。
○1人1平生学習参与及び1人1学習グループ参与運動により、住民同士の関心と個人の成長発達はもちろん、マウル自体が望ましい学習組織へ再構造化される。
○選択と集中の原理に従い、各種補助金支援事業を平生学習マウルに投入、放課後学校事業や女性指導者教育、学習グループ支援事業などの運営により、マウルの構成員および組織の力量開発及び強化。
○対外競争力を高めることができるマウルブランド開発により、地域共同体の生産性を高めることに寄与する。
○地域内の人的物的資源のネットワークとパートナーシップ構築により、地域資源の効率化を導き、個人の雇用機会拡大及び各種施設及び企業の競争力向上に寄与。
○他都市の優秀マウルと姉妹血縁を通じた多様な事業展開により、マウル住民に新たに発展された眼目とマインドを定立する。
○全国最優秀の平生学習示範マウル造成により、始興市固有の平生学習都市モデル開発に寄与する。
○全国規模の‘平生学習マウル造成事例発表及びセミナー’開催により、マウルに対する誇りと定住意識を高め、対外的に始興市のブランド価値を高揚させる。
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(4)平生教育実践協議会 マウルリーダー養成課程事業提案書
2009.10
住民中心の
幸せな学習マウル造成のための
マウルリーダー養成課程
マウルが、競争力である世方化(グローカリゼーション)時代に、マウル住民を対象とした‘マウルリーダー’養成課程を運営し、住民が主体となる下からのマウルづくりを導く核心人材を養成し、彼らを通じて、住民が幸せなマウル共同体に寄与しようとする。 |
1.教育課程の流れ
初級課程
・人間に対する理解
・マウルづくりの理解(先進マウル見学を含む)
・マウルに対する新たな観点
・知彼知己
・マウルリーダーの基礎力量
中級課程 |
高級課程 |
・マウルリーダーの姿 |
2.事業概要(初級課程)
□教育日時:2010年2月から年中可能(24時間)
□対 象:マウルづくりに関心のあるマウル住民30名(1回適正人員)
□教育場所:平生学習都市
□教育内容:人文学、平生学習社会及びマウル理解など
□運営方法:平生教育実践協議会委託運営
□教育生特典:学習口座制への連動など
3.教育目標(初級課程)
□マウルリーダーが人間に対する根本的な理解をパターンに、人間らしい生活に対する観点を再定立する。
□人間の生活の基盤である‘マウル’が宝庫であることを新たに認識し、マウル住民とマウル資源が連携協力されれば、住みたい学習マウルが造成できるという自信感を持つ。
□マウルリーダー自ら自身のリーダーシップ類型を把握し、住民と協力できる実践方案を模索する。
□マウルづくりの基礎である住民の要求を収斂し、彼らとの円滑な疎通のために、意思疎通技法を熟練する。
□マウルリーダーの使命と役割に対する合意を成立し、マウルリーダーの活動に対する動機を誘発する。
4.推進計画
□教育日程(初級課程、総12回、毎回2時間)
区分 |
主題 |
詳細内容 |
講師 |
1講 |
開講/心の熱気及び疎通 |
・開講式/美徳 |
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2講 |
・共に暮らすマウル共同体の話 |
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|
3講 |
マウルづくりの理解 |
・先進マウル共同体の見学 |
|
4講 |
マウルに対する新たな観点 (宝物探し) |
・平生学習社会、これからは、マウルが学校 |
|
5講 |
・マウルの理解及びマウル資源の再発見 |
|
|
6講 |
・マウル資源地図描き |
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7講 |
マウルリーダー 知彼知己 |
・リーダーシップ類型把握 |
|
8講 |
マウルリーダーの 基礎力量 |
・意思疎通技法 |
|
9講 |
・住民要求調査の分析 |
|
|
10講 |
・マウル環境の分析 |
|
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11講 |
・効果的な住民懇談会技法 |
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12講 |
マウルリーダーの |
・マウルリーダーの使命と役割理解 |
|
5.講師及び運営要員
□講 師:マウルづくり及びマウルリーダー養成最高権威者で構成
□運営要員:平生教育実践協議会精鋭メンバー
6.期待効果
□マウル住民が教育課程を通じて、人々に対する新たな観点を持つことになるに従い、他人に対する配慮と共に暮らすマインド定立により、マウル共同体復元に寄与する。
□変化する社会の流れや平生学習社会に対する理解により、マウルリーダー自身はもちろん家族まで、変化に対応できる生活の姿勢に対する肯定的な影響を拡散する。
□生活基盤であるマウルが宝庫であることを認識しながら、マウルと近隣の大切さを自覚でき、さらに愛郷心と定住意識を鼓吹する。
□住民が幸せな平生学習マウルづくりに対するマウルリーダーのマインドセッティングは、マウルの既存指導者にまで肯定的な影響を及ぼす契機となり、活力あるマウル活動が可能となる。
□平生学習マウルリーダーの存在は、平生学習都市造成に実質的なパートナーとなりながら、平生学習都市の精神をマウル単位まで拡散する促進者としての役割が期待できる。
区分 |
主題 |
詳細内容 |
講師 |
1講 |
開講/同志意識 |
・開講式/基礎過程の感想 |
|
2講 |
マウルビジョンの樹立 |
・暮らしやすいマウル共同体の想像 |
|
3講 |
・先進マウル共同体の見学 |
|
|
4講 |
・私たちのマウルビジョンの樹立 |
|
|
5講 |
マウルづくり 推進体制組織 |
・私たちのマウル資源地図の分析 |
|
6講 |
・マウル人材づくり |
|
|
7講 |
・マウル資源ネットワーク戦略の樹立 |
|
|
8講 |
・拠点施設確保及び運営戦略の樹立 |
|
|
9講 |
マウル議題の発掘 |
・私たちのマウルの強点及び弱点探し |
|
10講 |
・マウルの強弱点から事業探し |
|
|
11講 |
マウルリーダーの 専門力量 |
・会議進行技法 |
|
12講 |
・マウルづくり葛藤克服方案 |
|
|
13講 |
・マウルリーダーとしての使命とビジョンづくり |
|
7,中級及び高級課程
教育日程(中級課程 総13回)
□教育日程(高級課程 総13回)
区分 |
主題 |
詳細内容 |
講師 |
1講 |
開講/同志づくり |
・開講式/参与学習方法 |
|
2講 |
マウルリーダーの 専門力量 |
・マウルづくりの仕事探し |
|
3講 |
・プログラム開発及び事業企画 |
|
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4講 |
・事業実行計画書作成法 |
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|
5講 |
・広報マーケティング戦略 |
|
|
6講 |
・グループ組織及び運営 |
|
|
7講 |
・マウル事業評価 |
|
|
8講 |
マウル文化づくり |
・マウル再生文化運動 |
|
9講 |
・マウルフェスティバル企画 |
|
|
10講 |
・ニュースレターづくり |
|
|
11講 |
マウル企業づくり |
・マウル企業incubating |
|
12講 |
マウル アイデンティティーの確立 |
・マウルブランド/マウルIC/マウルスローガンの開発 |
|
13講 |
・マウルづくり中長期アクションプランの企画 |
|
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