『三人吉三』から『佐倉義民伝』。雪の芝居が続きます。
全てを潔め、しずめる雪、降る様は綺麗ですが、終演後の掃除にはなかなかの強敵。
来たときよりも美しくをモットーにひたすら箒を使います。
雪の結晶は六角形ですが、芝居の雪は四角形。その昔、江戸時代には、髷を縛る紙縒り(こより)=元結(もっとい)の端を切ったものをリサイクルしていたので三角形だったと伝えられます。
三角も四角も芝居国の天井から降る嘘の雪。
でも
そのウソの雪が本物以上のホンモノになることは、誰よりも客席の貴方がご存知ですよね。
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◇雪籠
舞台の風花はここから振ります。 降雪量は、雪籠を揺らす人の腕次第、腹次第。
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◇雪篩にて紙雪の振り分け作業。
舞台監督金子。
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◇アライグマ?粉雪製作中。
演出部山本響子。
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◇一面の銀世界製作中。
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◇雪降り積む屋根をセット。
舞台の家は壊しやすさも大事。
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◇可動式竹薮
この秋巡演に出る『くず〜い屑屋でござい』の脚本家でもある演出部鈴木幹二。子別れ重要アイテム竹やぶ担当。ためつすがめつ紙雪を配分します。
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◇雪バイ(撥)
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◇耳からの援軍。
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三味線:雪の合方と
大太鼓:雪音
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◇お疲れの舞台監督
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【松涛喜八郎 記】 |