「前進座五月国立劇場公演中止に伴う緊急募金」ご報告と御礼
ならびに「前進座創立90周年支援募金」のお願い

日頃の前進座へのご厚情に心より感謝申し上げます。皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。前進座では昨年来の新型コロナウイルス感染症の全国的拡大の影響により、五月国立劇場公演をはじめ昨年2月末から約半年間の公演がすべて中止もしくは延期となり、劇団にとりましては経験したことのない危機を迎えました。そのような中、昨年4月、誠に勝手ながら「五月国立劇場公演中止に伴う緊急募金」を呼びかけさせていただきましたところ、全国の3千を超える個人・団体の皆さまから総額8,154万円という多大なる温かいご支援を賜りました。そのお蔭をもちまして、前進座は今も劇団活動を継続することができております。ここに改めまして、劇団員一同、心より御礼申し上げます。

しかしながら、感染症の蔓延はいまだに収束することなく、演劇界は深刻な事態が続いております。前進座におきましては、ようやく昨年8月に公演は再開できましたが、劇場は再開されても、ガイドラインに沿って客席を全座席の半分以下にしぼるなど、感染拡大予防の対策を徹底するために、経済的には赤字必至の覚悟で公演せざるを得ない状況でした。加えて、1月の緊急事態宣言の再発出と重なった京都南座公演は大幅減収となり、2月に予定されていた巡演コースも延期となってしまいました。昨年からの損失は2億円を上回る規模となり、コロナ禍の影響はより一層劇団経営に重くのしかかり、回復の道のりはいまだ見えない状態にあります。

この間前進座では、皆さまへの「緊急募金」のお願いをさせていただくとともに、持続化給付金、コロナ特例融資、雇用調整助成金、文化芸術への助成金、家賃支援等々、政府が打ち出した施策の活用含め、劇団存続のためにあらゆる努力を続けて参りました。さらに、前進座が1931(昭和6)年の創立時より掲げて参りました〝本劇団はその収入によって生活を保証し合う〟という理念に基づき、1968(昭和43)年に実現した劇団の法人化、座員の正規雇用と各種社会保障制度の獲得・活用を一旦、一部手放さざるを得ないと、皆で討議の末に確認いたしました。それでも前進座の舞台を楽しみに待っていてくださる皆さまのために、劇団を守り演劇を続ける決意を固めたところでございます。

前進座はお蔭様で、本年90周年を迎えさせていただきます。コロナ禍の中ではございますが、劇団の90年の歩みを全国の皆さまに喜んでいただきたいと願い、記念公演をはじめとした記念事業を計画させていただいております。

そこで重ねてのお願いで誠に恐縮ではございますが、劇団の経済的現状にご理解を賜り、また、劇団の90周年記念事業を成功に導いていただきたく「前進座90周年支援募金」へのご協力をお願い申し上げる次第でございます。どなた様におかれましてもコロナ禍の大きな影響が及ぶ中、大変心苦しいことではございますが、何とぞご支援を賜りますよう伏してお願い申し上げます。

何としても本年5月に迎える前進座創立90周年を皆さまに祝っていただくことができるよう最善を尽くし、その後の劇団の歴史を紡いで参る所存にございます。

一日も早く、安心して劇場でお芝居をお楽しみいただける日が来ることを願い、劇団員一同、精進を重ねて参ります。何とぞ、よろしくお願い申し上げます。

2021年3月1日

一般社団法人 劇団前進座

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■問い合わせ:前進座 0422-49-2811


<「前進座五月国立劇場公演中止に伴う緊急募金」ご協力ご芳名>
2020年5月31日までの到着分  「月刊前進座」7月号より
2020年6月1日~7月31日までの到着分  「月刊前進座」9月号より
2020年8月1日~2021年2月15日までの到着分  「月刊前進座」11・1・3月号より