あけましておめでとうございます。
新春を迎え、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
セルフ・カウンセリングと共に、ご一緒に歩んでまいりましょう！
本年もどうぞよろしくお願い致します。

コロナ禍の中での生活も３年目を迎えました。
2020年のお正月には、とうてい予想することもできなかったことを、この２年間、私たちは経験してきたのではないでしょうか。
未知のウィルスとの戦いは、正解がない問題を解いているようなものです。
私たちは不安な気持ちの中で生活してきました。

けれども、不安な気持ちのただ中にいながら、多くの人たちが、感染症を広げない努力を続けてきました。 また、自粛生活を余儀なくされながら、その中で、なんとか安全に活動を再開させる方法を考え、歩み出す道を探っていた人たちも多くいらっしゃいました。
康麿先生は、「人間は環境の中で生きるだけではなく、環境に働きかけて環境を変えて行く生き物だ」と説明されていました。
まさに、私たちが過ごしたこの２年間は、私たち一人一人が、感染蔓延という状況を変えようと様々な試みを続けた二年間だったのではないでしょうか。
そして、その日々が、やがて感染収束への道を切り開いていく、と信じて歩んでいきたいと思います。

その一方で、強い不安感にとらわれて、心身の不調に悩まされる人も多くいらっしゃいます。
自分の生命に関わる危機感を常に感じるということは、それだけで、大きなストレスとなることでしょう。
康麿先生は、大病をされて、思うようにお話ができなくなった時も、研究発表大会や講座においでになりました。 以前のように、長くお話ができなくても、私たちに短い言葉でメッセージをお伝えくださいました。
「そのままで良いんだよ」「存在受容だよ」「今ここに自分がいる、ということに意味があるんだ」 「目の前にいる相手の存在に、ただ、ありがとう、と言って生きていけばいいんだ」というように。
今、おつらいお気持ちでおられる方にこそ、そんな康麿先生のメッセージがお届けできたら、と願っています。

康麿先生は、セルフ・カウンセリングという方法を私たちに残してくださいました。
セルフ・カウンセリングに取り組む事で、誰もが康麿先生からのメッセージを受け取る事ができます。
今年も、セルフ・カウンセリングを通して、皆様と交流しつつ、ご一緒に歩んでいくことができたら、本当に嬉しく思います。
また、一人でも多くの方に、セルフ・カウンセリングをお伝えすることができたらと願っています。