※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                                            セルフ・カウンセリング          ♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪             ( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                     第 452 号  2026 年 1月   1日 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※      みなさん、こんにちは。    「 セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪ 」    をお読みいただきありがとうございます。    みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を    耳にしたことがおありですか?    これは、渡辺康麿氏が創案した、    書いて読む、一人で出来る自己発見法です。    私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、    みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、    同氏の著書を連載することにいたしました。    楽しくお読みいただけたら幸いです。   〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜    連載になっております。興味のある方は、    バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。       1号〜    「自分の心に出会える本」     23号〜    「自己形成学の創造」     32号〜    「セルフ・カウンセリングの方法」     62号〜    「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐」    136号〜    「大人の自己発見・子どもの再発見」 176号〜    「自分を見つける心理分析」 286号〜    「避けられない苦手な人とつきあう方法」 334号〜    「わかっていてもイライラするお母さんへ」 356号〜    「小学生にわかっていてもイライラするお母さんへ」     376号〜    「反抗期とわかっていてもイライラするお母さんへ」 394号〜    「子どもの言い訳がなくなるかしこい方法」    426号〜 新連載「子どものやる気を引き出すセルフ・カウンセリング」  バックナンバーはこちら→https://secure02.red.shared-server.net/www.self-c.net/mg/index.html   〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜* ************************************** **************************************    人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、    いろいろな経験をします。        そして、その経験を通して、    「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいう    その人なりのモノサシを形作っていきます。    自分の生い立ちを振り返ることによって、    無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、    そのとらわれから自由になっていく方法を    自己形成史分析といいます。    セルフ・カウンセリングという方法は、    このような、自己形成史分析という    自己探究の方法が基礎になっています。        ☆★☆ セルフ・カウンセリングとは? ☆★☆    セルフ・カウンセリングでは、    自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。        家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。        テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、    相手がいない場面も大切な題材になります。    もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。    専門知識も必要ありません。        自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、    時間の順にそのまま書くと、リポートになります。    まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。    その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。        そして、相手の気持ちがわかります。        そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、    心を通わせてゆくための知恵が生まれます。        人間関係のすべてに共通する心のからくりを、    自分の経験を通して学ぶことができます。 ************************************** **************************************              「子どものやる気を引き出すセルフ・カウンセリング」                             渡辺康麿著  より抜粋    ( vol .  27 ) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++    ─ 第三章 さまざまな領域におけるセルフ・カウンセリングによる教育実践  ─            ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++  ここでは、家庭の中で、  どのようにセルフ・カウンセリングの教育が実践されているかをご紹介してゆきましょう。  現職の小学校の先生だった生井先生が、  息子さんにセルフ・カウンセリングを手ほどきしていった体験記を紹介します。 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++   ─ 第2節 お姉さん先生の、セルフ・カウンセリングによる教育の実践     〜 内気で引っ込み思案だった彩ちゃんが、こんな積極的な子に  ─ ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++  3. 洞察の手ほどきをする   〜自分自身の気持ちだけでなく、相手の気持ちも汲みとれるようになった  ☆★☆ このとき、どんなことを思っていたかを考えてみない? ☆★☆  日常の生活場面でも、教科の学習でも、彩ちゃんは積極的に取り組めるようになりました。  私は、彩ちゃんに、日常の場面記述で、私の問いかけなしに、もっと、自分の気持ちを発見してほしいと思い始めました。  そこで、私は、セルフ・カウンセリングの洞察を、彩ちゃんに手ほどきしてみようと思いました。  洞察をやろうと思ったのは、生井先生がご自分のお子さんに洞察を手ほどきしたところ、  お子さんは、自分の感情や欲求をバンバン取り出せたという話を聞いていたからです。  もしかしたら、彩ちゃんにもできるかもしれないという気持ちがありました。  でも、小学校5年生の彩ちゃんに、洞察をどのように説明したら、分かってもらえるのだろうと、困りました。  記述を見ながら、「この心のセリフのとき、誰のことを考えていたのかしら?」とか、  「どんなことを思っていたか、ちょっと考えてみない?」とかいうふうにやってゆくことにしました。  その頃の、彩ちゃんは、家族とのかかわりよりも、友だちとのかかわりを多く書くようになっていました。  その日、私は洞察用紙の紙をもって、彩ちゃんの家に向かいました。  ☆★☆ しかもすごい自慢しちゃってさ。ちょうむかついたんだ ☆★☆  彩ちゃんは私の顔を見るなり、「ねえ、カタコ、聞いて。今日、すごくいやなことがあったんだ」と言いました。  私は<これは、記述のいい題材になりそうだ。少し、話を聞いて、記述を書いてもらおう>と思いました。  私は彩ちゃんに、問いかけながら、話を聞くことにしました。  私「そうなんだ。どんなことがあったの?」  彩ちゃん「タイムレースで、負けちゃったの」  私「タイムレースって、どんなの?」  彩ちゃん「100メートルのタイムをはかって、学年で5人、早い人を選ぶの。       それで、その5人の中で運動会のリレーの選手を決めるレース」  私「そうだったの。悔しかっただろうね。    私なんか、彩ちゃんのころには足が遅かったから、    リレーの選手なんて選ばれたこともなかったし、悔しいより、恥ずかしい気持ちだったけど」  彩ちゃん「彩ね、いっつも、リレーの選手なんだよ。だけど、今日は、ちーちゃんに負けちゃったんだ」  私「そうだったの。ちーちゃんに負けちゃったんだ」  彩ちゃん「そう。しかも、すごい自慢しちゃってさ。ちょうむかついたんだ」  私「そう。今日。そのこと、書いてみたら?」  彩ちゃん「うん。そうしようかな」  私「じゃあ、書いてみよう」  ☆★☆ なにさ、勝ったぐらいで自慢しちゃってさ ☆★☆  私はきがえた。  ちーちゃんが「あやちゃんにかったぜー」と言った。  私は<ちーちゃん、自まんしているな>と思った。  ちーちゃんはろうかにでた。  ちーちゃんは「タイムレースって、やだよな。だって、つかれるんだもん。だれか、かわってくれないかなぁ」と言った。  私は<なにさ。かったぐらいで、じまんしちゃってさ>と思った。  彩ちゃんは、この場面が、その日に起きたできごとだったこともあってか、  書いているあいだも、鉛筆をぎゅっと握り締め、とても悔しそうに見えました。  私は「彩ちゃん、よく書いたね。ちーちゃんが自慢してるって、どんなところから感じたの」と問いかけてみました。  彩ちゃんは「だって、嬉しいくせに、大きな声で、タイムレースってやだよねえ、とか言うんだもん」と、  訴えるような目で話してくれました。  私は「そう。じゃあ、ちーちゃんはどうして、自慢したくなったんだろうね」と問いかけてみました。  彩ちゃんは、「いつもはね、ちーちゃん、私より遅いの。でも、今日は私に勝ったでしょ。         だからうれしかったのかもしれない。でも、あんなに大きな声で言うことないよ」と答えました。  私は<今日の場面で、自分の気持ちに距離が取りにくいかもしれないけれど、     洞察を手ほどきして、できるところまでやってみよう>と思いました。  ☆★☆ 洞察を手ほどきする ☆★☆  ─── なんか面白そう。やってみる ───  私「そうか。    じゃあ、もっともっと、彩ちゃんの気持ちがわかるように、別の紙を持ってきたから、一緒に、やってみようね」  彩ちゃん「別の紙?」  私「そう。まず、右側の彩ちゃんことが書いてある欄だけを、見ていくんだよ。    たとえば、今、私と話してて、彩ちゃんは『別の紙?』って言ったよね。    そう言ったとき、彩ちゃんは、誰のことを思っていたかな。物でもいいよ」  彩ちゃん「う─ん。カタコのことかな。別の紙かな。別の紙にしよう」  私「そう。そうしたら、『誰に』っていう欄に、『私→別の紙』って書くの」  彩ちゃん「うん」  私「次に、別の紙にどんなこと思っていたかな。おもしろい感じかな。それとも、不思議な感じかな、それとも、いやな感じかな」  彩ちゃん「わくわくする感じ」  私「そう。わくわくする感じか。    いいねえ。そうしたら、そのとなりの欄の『どんなきもち』っていうところに、『わくわくする感じ』って書くの」  彩ちゃん「うん」  私「じゃあ、その別の紙をどうしたいとか、誰かにどうしてほしいと思っていたかな」  彩ちゃん「早く見たいって思った。」  私「そう。そうしたら、隣の『どうしたい、どうしてほしい』っていう欄に『早く見たい』って書くんだよ」  彩ちゃん「なんか、面白そう。やってみる」  ☆★☆ これの方が面白いし、簡単だよ ☆★☆  私「うん。じゃあ、最初の文を考えてみよう。    最初の文は、“私はきがえた”って書いてあるね。このとき、彩ちゃんは、誰に、どんなことを思っていたかな」  彩ちゃん「自分に思っててもいいの?」  私「彩ちゃん、いいところに気がついたね。もちろん、自分に思ったことがあっていいんだよ」  彩ちゃん「そっか。じゃあ、自分に、悔しいって思ってて、負けたくなかった、って思ってた」  私「そう。他にはないかな」  彩ちゃん「ちーちゃんに、ちょっとむかついてた。どうしてほしいって言うのは・・・。うーん。負けてほしかったかな」  私「うん、うん。よく思い出せるね」  彩ちゃん「だって、これの方がおもしろいし、簡単だよ。次のも、彩子やってみる」  こうして、彩ちゃんは、自分の欄を、一文づつ洞察してゆきました。  自分の欄には、  “私→私  くやしい、負けたくなかった、1位になりたかった”というものと、  “私→ちーちゃん むかつく、じまんしないでほしい”というものが主に取り出せていました。  私は、洞察の結果から、第1回の記述には書き出されていない表現が、リアルに出てきたのに、とても驚きました。  そして、子どもでも、洞察 ができるんだなあと思いました。  ☆★☆ 相手の気持ちを推察する ☆★☆   ─── だって大きな声で言っちゃってさあ。すごいいやだったんだもん ───  自分欄が、終わって、私は相手欄の洞察もしてほしいと思いました。  私「彩ちゃん、よく書けたね。今度は、ちーちゃんの方を、考えてみよう。    ちーちゃんの本当の気持ちは、ちーちゃんしか分からないと思うけど、    たぶん、こう考えていたんじゃないかな、って想像して、ちーちゃんになったつもりで、考えてみるんだよ」  彩ちゃん「うん。カタコ、一緒に考えて」  私「いいよ。じゃあ、最初のちーちゃんの文を考えてみようね。    ちーちゃんが『あやちゃんにかったぜー』と言ったとき、ちーちゃんは、だれに、どんなことを思っていたと思う?」  彩ちゃん「たぶん、彩に、やったぁって感じじゃないかな。       だって、今まで勝てなかったのに、勝てたから。それで自慢したいと思ったと思う」  私「そうか。でも、なになにしたい、っていうのって、自分のことみたいじゃない?    彩ちゃんにだったら、なになにしてほしい、じゃないかな?」  彩ちゃん「そっか。じゃあ、すごいと思ってほしいかな」  私「なるほど。ほかにはないかしら?」  彩ちゃん「わかんない。これでいいことにする」  私「そう。じゃあ、次に廊下に出たところはどうかな」  彩ちゃん「これは、私にと、他のクラスのみんなだったと思うな。       それで、両方とも、やったぁって感じで、すごいと言ってほしいと思ったと思う。       だって、大きな声で、言っちゃってさあ。すごいいやだったもん」  私「そうか。彩ちゃんは、本当にいやだったんだね。    もし良かったら、今、書いたのをもとにして、もう1回、詳しく書いてみたらどうだろう。    もっと、いやだった気持ちとか、入れてみたら?」  彩ちゃん「うん。そうしてみる」  ☆★☆ ちょっとまだいやな気持ちだけど、書く前より、全然平気になった ☆★☆  私はきがえた。  私は<くやしいなぁー。ちーちゃんには、負けたくなかった>と思った。  ちーちゃんは、「あやちゃんにかったぜー」と言った。  私は<ちーちゃん、自慢しているな。たった1回なのに、むかつくー。かちたかったなぁ>と思った。  ちーちゃんはろうかに行った。  私はろうかに行った。  ちーちゃんは「タイムレースって、やだよな。だって、つかれるんだもん。だれか、かわってくれないかなぁ」と言った。  私は<なにさ。わざと大きな声で言って、そんなにみんなに自慢したいのかなぁ。     ちーちゃんの好きな子も、廊下にいるのに、きらわれるよ>と思った。  私「彩ちゃん。とってもくわしく書けたね。彩ちゃん、このとき、自分がどんな気持ちだったか、分かってきたかな」  彩ちゃん「うーん。すごく悔しかったと思う」  私「そうだねえ。本当に、すごく悔しかったんだよね。どうして、そんなに悔しい気持ちだったのかな」」  彩ちゃん「え、どういう意味?」  私「たとえば、他の人は1位になっても、やっぱり同じように悔しかったな。    それか、彩ちゃんより、いつも速い人だったらどうかな。    あと、いつも、彩ちゃんの方がちーちゃんよりも足がおそかったらどうだっただろう。悔しい気持ちに変わりがない?」  彩ちゃん「うーん。もしも、ちーちゃんが、いつも順位が上だったら、こんなに悔しくなかったかもしれない。       それに、『かわってくれないかなぁ』って言われたときも、じゃあ、かわってほしいって思うくらいだと思う」  私「そう。よく気がついたね。書いてみて、どう?まだ、ちーちゃんのこと、いやな気持ちする?」  彩ちゃん「うん。ちょっとまだいやな気持ちだけど、書く前より、ぜんぜん平気になった。次は、負けないんだ」  私「そう。じゃあ、次、がんばってね」」  ☆★☆ 彩ちゃんは私に大切なことを教えてくれた ☆★☆  私は、この洞察の手ほどきを通して、  小学生でも、自分の感情や欲求をしっかり見つめ、つきとめることができるのだと思いました。  また、相手への感情や欲求と、自分自身への感情や欲求をしっかりと区別することもできる、ということも分かりました。  そして、洞察に取りくむことによって、  より、自分自身をしっかりと受けとめ、また相手の気持ちにも、なれるのだということが分かりました。  その後も、彩ちゃんは、たくさんの場面を記述してゆきました。  また、教科の学習にも、セルフ・カウンセリングを取り入れて、予習、復習をしてゆくことで、やる気が出て、学力も伸びました。  私は、これは、彩ちゃんは特別な子どもだったということではないと思います。  どんな子でも、自分自身の気持ちをしっかり見つめ、受けとめられると、  自分から、どのように解決していったらよいのか、ということも見えてくるのだと思います。  そして、自分自身で解決できるという自信がつくと、子どもの内側から、自然にやる気も出てくるのだと思いました。               つづく・・・  次回は    「 さまざまな領域におけるセルフ・カウンセリングによる教育実践 つづき 」    をお送りいたします。        どうぞ、お楽しみに!    皆様のご意見ご感想をお寄せいただけたら幸いです。  self_counseling2000@yahoo.co.jp  セルフ・カウンセリングには、  通学講座、通信講座など様々な講座があります。  詳しい内容はこちらから →http://www.self-c.net/sutady/index.html      →https://www.self-c.jp/study/self-counseling/  ご興味のある方は、下記の事務局までお問い合わせください。    一般社団法人生涯学習セルフ・カウンセリング学会    〒215-0003 神奈川県川崎市麻生区高石4-23-15  URL  http://www.self-c.net  電話 044-966-0485 ファクシミリ 044-954-3516  電子メール  self_counseling2000@yahoo.co.jp      ************************************** ************************************** ◎このメルマガに返信すると発行者さんにメッセージを届けられます ※発行者さんに届く内容は、メッセージ、メールアドレスです ◎セルフカウンセリング♪自分の心に出会えるメルマガ♪ の配信停止(unsubscribe)はこちら ⇒ https://regist.mag2.com/reader/Magrddel?reg=unsubscribe_direct_footer&id=231376&e=info%40self-c.net&l=got179cddb