※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                                            セルフ・カウンセリング          ♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪             ( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                     第 451 号  2025 年 12月   15日 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※      みなさん、こんにちは。    「 セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪ 」    をお読みいただきありがとうございます。    みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を    耳にしたことがおありですか?    これは、渡辺康麿氏が創案した、    書いて読む、一人で出来る自己発見法です。    私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、    みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、    同氏の著書を連載することにいたしました。    楽しくお読みいただけたら幸いです。   〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜    連載になっております。興味のある方は、    バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。       1号〜    「自分の心に出会える本」     23号〜    「自己形成学の創造」     32号〜    「セルフ・カウンセリングの方法」     62号〜    「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐」    136号〜    「大人の自己発見・子どもの再発見」 176号〜    「自分を見つける心理分析」 286号〜    「避けられない苦手な人とつきあう方法」 334号〜    「わかっていてもイライラするお母さんへ」 356号〜    「小学生にわかっていてもイライラするお母さんへ」     376号〜    「反抗期とわかっていてもイライラするお母さんへ」 394号〜    「子どもの言い訳がなくなるかしこい方法」    426号〜 新連載「子どものやる気を引き出すセルフ・カウンセリング」  バックナンバーはこちら→https://secure02.red.shared-server.net/www.self-c.net/mg/index.html   〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜* ************************************** **************************************    人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、    いろいろな経験をします。        そして、その経験を通して、    「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいう    その人なりのモノサシを形作っていきます。    自分の生い立ちを振り返ることによって、    無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、    そのとらわれから自由になっていく方法を    自己形成史分析といいます。    セルフ・カウンセリングという方法は、    このような、自己形成史分析という    自己探究の方法が基礎になっています。        ☆★☆ セルフ・カウンセリングとは? ☆★☆    セルフ・カウンセリングでは、    自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。        家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。        テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、    相手がいない場面も大切な題材になります。    もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。    専門知識も必要ありません。        自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、    時間の順にそのまま書くと、リポートになります。    まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。    その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。        そして、相手の気持ちがわかります。        そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、    心を通わせてゆくための知恵が生まれます。        人間関係のすべてに共通する心のからくりを、    自分の経験を通して学ぶことができます。 ************************************** **************************************              「子どものやる気を引き出すセルフ・カウンセリング」                             渡辺康麿著  より抜粋    ( vol .  26 ) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++    ─ 第三章 さまざまな領域におけるセルフ・カウンセリングによる教育実践  ─            ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++  ここでは、家庭の中で、  どのようにセルフ・カウンセリングの教育が実践されているかをご紹介してゆきましょう。  現職の小学校の先生だった生井先生が、  息子さんにセルフ・カウンセリングを手ほどきしていった体験記を紹介します。 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++   ─ 第2節 お姉さん先生の、セルフ・カウンセリングによる教育の実践     〜 内気で引っ込み思案だった彩ちゃんが、こんな積極的な子に  ─ ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ 2. 国語の学習にセルフ・カウンセリングを取り入れる     〜 問題を自分で解いてゆく醍醐味が学習意欲につながったんだ  ☆★☆ この夏みかん、もぎたてなんですう ☆★☆  教材学習にセルフ・カウンセリングの方法を応用してみるにあたって、  まず、どの科目からはじめればいいかと、渡辺先生に相談しました。  先生は  「国語からはじめてみるのがよいと思うよ。   小学生の時には、国語は、社会や理科や算数など、あらゆる教科の基礎になる教科だからね。   それに、セルフ・カウンセリングをしていると、ひとりでに国語の力がついているはずだよ」と言われました。  彩ちゃんは国語が苦手だという話を聞いていましたので、まずは国語からはじめることにしました。  ここに、実際に彩ちゃんが問題を解いてゆくまでの経過を紹介したいと思います。  この時は、4年生の仕上げとして、出されて問題に取り組みました。  問題文  「これは、レモンのにおいですか」  ほりばたで乗せたお客のしんしが話かけました。  「いいえ、夏みかんですよ」  信号が赤なので、ブレーキをかけてから、運転手の松井さんは、にこにこして答えました。  「ほう、夏みかんてのは、こんなににおうものですか」  「もぎたてなんです。   きのう、いなかのおふくろが、速達で送ってくれました。においまでわたしにとどけたかったのでしょう」  「ほう、ほう」  「あまり嬉しかったので、一番大きいのを、この車にのせてきたのですよ」  信号が青に変わると、たくさんの車がいっせいに走り出しました。  その大通りを曲がって、細いうら通りに入ったところで、しんしはおりていきました。  私は、彩ちゃんが自分の思いを受けとめることができるように、あらかじめ問いかけの用紙を作っておきました。  まず、その用紙を彩ちゃんに渡しました。    問1.全体とを読んで気がついたこと、思ったことを書いてみましょう。(彩ちゃんが思ったことを書いてもらいます) (彩ちゃんの答え)夏みかんのもぎたては、いいにおいなんだ。  問2.全体を読んで、書いた人は、何を言いたかったと思いますか?    (彩ちゃんが、全体をどのようにとらえたのかを問いかけます)  この問題を読んだ時、彩ちゃんから、ちょっと質問がありました。   彩ちゃん「これって、あらすじを書けばいいんだよね?」   私は<あらすじというと、なんだか形式じみてるなあ。      もう少し彩ちゃんが、どういうふうにこの文をとらえたのかが知りたい。少し、説明してみよう>と思いました。   私「うーん、そうだね。     たとえば、今は、彩ちゃんも私もこの文を読んでるから何が書いてあるか、二人ともだいたい分かるよね。     でも、この文を読んだことのない、     知らない人に、彩ちゃんだったらどんなことが書いてあったって教えてあげるかなあ。     それを書いてみて」  こう説明すると、彩ちゃんは、うんと言って、問題に取り組み始めました。        ↓ (彩ちゃんの答え)  夏みかんのもぎたてを、松井さんのおふくろさんが送ってきました。車の中は、すっごくいいにおいがします。  問3.段落を読んで、思ったことを書いてみましょう。        ↓ (彩ちゃんの答え)  一だんらく目―──レモンと夏みかんとは、そんなに間違えるものかな。  二だんらく目―──松井さんのおふくろさんは、やさしいな。  三だんらく目―──ここは、どうってことないと思う。  問4.段落を読んで、何が書いてありますか。(段落ごとのとらえを書いてもらいます)        ↓   (彩ちゃんの答え)  一だんらく目―──紳士から「レモンのにおい?」と聞かれて、松井さんは「夏みかんですよ」と答えた。  二だんらく目―──田舎にいる、松井さんのおふくろさんは、もぎたての夏みかんを速達で送ってくれました。  三だんらく目―──紳士がおりていった。  問5. もう一度全体を読んで、書いた人が言いたかったことを書いてみましょう。     (もう一度全体をよんで、どのような話だったのか書いてもらいます)        ↓ (彩ちゃんの答え)  夏みかんもぎたてなんですよう。すごくいいにおいなんですよ。  問6. その他に、気がついたことがあったら、書いてみましょう。        ↓ (彩ちゃんの答え)  もぎたての夏みかんのにおいをかいでみたい。  このように、一つの文の全体を読んでから部分に分けて読み、また、全体を読み返すことで、  作者の言いたかったことを、しっかりととらえられるようになると同時に、  自分自身の思い、関心がどこに向いているのかも、ひとりでに分かったようです。  この用紙に書いている時、彩ちゃんは、最初の全体のとらえ以外は、すべて黙々とひとりで書いていました。  日ごろは、すぐに、おしゃべりが始まる彩ちゃんなのに、この日は、あまりの集中力にこちらの方が驚くほどでした。  ☆★☆ やった! 100点だ。次の問題やろうよ! ☆★☆  1枚目の用紙をすべて終えたところで、問題に取り組みます。  問題も、ただ解いてゆくのではなく、  問題に対して自分がどのように感じたのか、また、解いてみてどうのように思ったのかを書いていきます。  問題の一部の彩ちゃんの思いをご紹介します。  問題の彩ちゃんの答え  Q:松井さんの言葉から、松井さんの気持ちは、どのような気持ちだと思いますか。( )の中に答えなさい。  問題を読んで、彩ちゃんが思ったこと  →読めば分かるよきっと。  問題の答え→(あまりうれしかった)  問題に答えて彩ちゃんが思ったこと  →あまりうれしかったって言うのは、余りでもうれしいってことかな。なんかへんだな。  ここまで書いた時、彩ちゃんが顔を上げました。  彩ちゃん「ねえ、カタコ。『あまりうれしかった』って、“あまりうれしかった”ってことじゃないよねえ。       それじゃあ、おかしいもんねえ。あまりってどういうこと?」  私は<彩ちゃんは、『あまり』と『うれしい』をわけて考えていたんだなあ。    『あまり』のところを強調して読んでみよう>と思いました。  私「あまりうれしかったのでって読んだら、分かる?」  彩ちゃん「分からない」  私<うーん。分からないか。あまりにもって言ってみようかな>と思いました。  私「あまりにも、うれしかったってこと」  彩ちゃん「あっそうか。“あんまりうれしかったので”ってことね。      『あまり』だけじゃ、あまってるみたいで分からなかったよ。『あんまり』って答えに書いておこう」  最後に、この問題自体に対する、彩ちゃんの気持ちは、どのように、かわりましたか。  ↓  A:「あまりうれしかった」つていうのを、“あまりでも、うれしい”とかんちがいしていた。  『あんまり、うれしかった』って書いてほしかった。  このように、すべての問題に対して、  自分の迷いや思いを書いていくことで、何が問題なのかが自然に分かっていくようでした。  このとき、彩ちゃんが解いた問題は、すべて、答えとあっていました。  私がマルをつけていくと、彩ちゃんは「やった。100点だ。次の問題やろうよ」と言いました。  この時の彩ちゃんの顔は、  以前、国語は好きではないと言っていた時の表情とは、まったく違う、生き生きとした顔をしていました。  自分の思いをしっかりと受け止めて、問題に取り組んでゆくことで、意欲がわいてきたのだと思います。  また、この学習を始めてから、彩ちゃんの学校の成績も上がったようです。    先日もうれしそうに  「ねえ、カタコ。私ねえ、クラスで1番頭のいい子に国語のテストの点数買ったんだよ。   あとね、授業で段落わけして意味を書くっていうのをやったんだけど、すごく早くできたんだ」  とうれしそうに報告してくれました。  私は、文章を読み、その中で何がポイントなのかを、しっかりと、とらえられるようになったんだなと思いました。  私は、彩ちゃんとのかかわりをとおして、  セルフ・カウンセリングをすることで、  日常のコミュニケーション能力ばかりでなく、学力もついてくるということが分かりました。  それは、自分自身で問題を発見し、その問題を自分自身で解いていく醍醐味を味わえるからではないかと思いました。               つづく・・・  次回は    「 さまざまな領域におけるセルフ・カウンセリングによる教育実践 つづき 」    をお送りいたします。        どうぞ、お楽しみに!      ・・★・・ 編集後記 ・・★・・  師走の時を迎え  一年を振りかえる頃を迎えています。  2025年、どのように過ごしていらしたでしょうか。  木々は、彩りの時から根を張る時へ  季節とともに変化の時を迎えています。  感染症に気をつけつつ  日々の生活の中で、  季節の変化、身体の変化に目を向けつつ  記憶をたどっています。  改めて、いま一度  何を大切にしていくか、  思い巡らせて、生活したいと思います。  ちょっと立ちどまり   深呼吸してみましょう。   自分の心の変化に  気づく機会になるかもしれません。  目まぐるしく過ぎてゆく生活の中で、  息を抜く時間を大切にしたいものです。  皆さまとご一緒に考える機会となれば、  嬉しく思います。  ご一緒に考えてまいりましょう。  次回を、どうぞ、お楽しみに!     皆様のご意見ご感想をお寄せいただけたら幸いです。  self_counseling2000@yahoo.co.jp  セルフ・カウンセリングには、  通学講座、通信講座など様々な講座があります。  詳しい内容はこちらから →http://www.self-c.net/sutady/index.html      →https://www.self-c.jp/study/self-counseling/  ご興味のある方は、下記の事務局までお問い合わせください。    一般社団法人生涯学習セルフ・カウンセリング学会    〒215-0003 神奈川県川崎市麻生区高石4-23-15  URL  http://www.self-c.net  電話 044-966-0485 ファクシミリ 044-954-3516  電子メール  self_counseling2000@yahoo.co.jp      ************************************** ************************************** ◎このメルマガに返信すると発行者さんにメッセージを届けられます ※発行者さんに届く内容は、メッセージ、メールアドレスです ◎セルフカウンセリング♪自分の心に出会えるメルマガ♪ の配信停止(unsubscribe)はこちら ⇒ https://regist.mag2.com/reader/Magrddel?reg=unsubscribe_direct_footer&id=231376&e=info%40self-c.net&l=got179cddb