※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                                            セルフ・カウンセリング          ♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪             ( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                     第 422号  2024 年 10月   1日 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※      みなさん、こんにちは。    「 セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪ 」    をお読みいただきありがとうございます。    みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を    耳にしたことがおありですか?    これは、渡辺康麿氏が創案した、    書いて読む、一人で出来る自己発見法です。    私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、    みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、    同氏の著書を連載することにいたしました。    楽しくお読みいただけたら幸いです。   〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜    連載になっております。興味のある方は、    バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。       1号〜    「自分の心に出会える本」     23号〜    「自己形成学の創造」     32号〜    「セルフ・カウンセリングの方法」     62号〜    「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐」    136号〜    「大人の自己発見・子どもの再発見」 176号〜    「自分を見つける心理分析」 286号〜    「避けられない苦手な人とつきあう方法」 334号〜    「わかっていてもイライラするお母さんへ」 356号〜    「小学生にわかっていてもイライラするお母さんへ」     376号〜    「反抗期とわかっていてもイライラするお母さんへ」 394号〜 新連載「子どもの言い訳がなくなるかしこい方法」  バックナンバーはこちら→https://secure02.red.shared-server.net/www.self-c.net/mg/index.html   〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜* ************************************** **************************************    人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、    いろいろな経験をします。        そして、その経験を通して、    「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいう    その人なりのモノサシを形作っていきます。    自分の生い立ちを振り返ることによって、    無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、    そのとらわれから自由になっていく方法を    自己形成史分析といいます。    セルフ・カウンセリングという方法は、    このような、自己形成史分析という    自己探究の方法が基礎になっています。        ☆★☆ セルフ・カウンセリングとは? ☆★☆    セルフ・カウンセリングでは、    自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。        家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。        テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、    相手がいない場面も大切な題材になります。    もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。    専門知識も必要ありません。        自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、    時間の順にそのまま書くと、リポートになります。    まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。    その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。        そして、相手の気持ちがわかります。        そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、    心を通わせてゆくための知恵が生まれます。        人間関係のすべてに共通する心のからくりを、    自分の経験を通して学ぶことができます。 ************************************** **************************************              「子どもの言い訳がなくなるかしこい方法」        セルフ・カウンセリングで子どもは変わる                                    渡辺康麿著  より抜粋    ( vol .  29 ) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++          ─  第五章 一日五行日記で対応が変わる ─         《 2 》 子どもへの対応が変わっていく           ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++  ☆★☆ 1 本当に変わるのかしら? ☆★☆  一日、たった五行だけ。  しかも、書けないときは休んでもよい。  <本当に、これを書くだけで、子どもへの対応が変わるのかしら?>  そう思われる方もいらっしゃることでしょう。  ところが、取り組んだ方たちからは  「自分自身の気持ちが落ち着いた」  「子どもの気持ちがわかるようになった」  「子どもと関わるのが楽しくなった」というような感想をいただくのです。  なぜ、こんなに簡単な日記に、そんな効果があるのでしょうか。  それは、この日記の中に、セルフ・カウンセリングという方法のエッセンスがぎゅっとつまっているからです。  ☆★☆ 2 子どもへの対応が変わっていく仕組み ☆★☆  〈1〉ちょっと立ち止まる  一日一回、この日記を書く、ということは、  日常生活でのさまざまなやりとりを、ただやり過ごすのではなく、  ちょっと立ち止まって見つめるということを意味します。  私たちは日常生活の中で、さまざまな思いを味わいます。  けれども、その思いの渦中に身を置いているだけで、  あらためて、自分が誰に対して、どのような思いを抱いていたのか、  ということをふり返ることをあまりしていないのではないでしょうか。  子どもの言い訳にイライラしたとき、  お母さんたちがまず考えることは、  <どうすれば、子どもが言い訳しなくなるかしら>ということです。  そして、お母さんたちは、子どもが言い訳しなくなる手だてをさまざまに考えます。  子どもが言い訳することがよくないことだというのは当然のことだし、  それに対してお母さんがイライラするのも当然のことだ、という思い込みがあります。  けれども、お母さんは、子どものどんな言葉を言い訳と捉えているのでしょうか。  また、「言い訳」と思う子どものその言葉を聞くと、  お母さんはどのような気持ちになるのでしょうか。  さらに、その気持ちの奥に、お母さんは、子どもに対してどんな期待を抱いているのでしょうか。  子どもの言い訳に上手に対応するためには、  お母さん自身が、そのような自分自身の内面を、ちょっと立ち止まってふり返り、理解することが必要です。  五行の日記を書くことが、その“立ち止まり”と“ふり返り”になるのです。  〈2〉自分と相手を分けて書く  自分欄と相手欄とを分ける縦線を自他境界線と言います。  この自他境界線を境にして、  左側に子どもの言ったことやしたことを書き、  右側に自分の思ったことや言ったことやしたことを書くと、  そのときの子どもとの関わりを客観的に見ることができるようになります。  お母さんにとってわが子は、あまりに身近な存在です。  わが子が涙を流していればお母さんも切なくなり、  わが子が笑っていればお母さんも楽しくなります。  それだけ、お母さんと子どもとの関係は濃密です。  お母さんは、自分と子どもとを切り離して考えることがむずかしいのです。  子どもが言い訳をしてきたとき、  上手に対応するためには、言い訳をする子どもの気持ちと、  言い訳にイライラするお母さん自身の気持ちの両方を理解する必要があります。  お母さんが、自分の思いや振舞いと、子どもの振舞いを、  自他境界線によってきちんと分けて書くことで、  お母さんは自分の思いに気づき、  自分とは違う子どもの思いに気づけるチャンスが生まれてくるのです。  〈3〉具体的に書く  この日記に書き込むときは、  したことや、言ったことや、思ったことは、すべて具体的に書きます。  特に、言ったことは、言ったままの言葉を「 」の中に、  思ったことは、思ったままのことばを< >の中に書きます。  この、言ったことや思ったことを具体的に書く、  ということが、普通の日記と大きく異なる点です。  そして、言ったことや思ったことを、セリフや心のセリフのような形で具体的に書くことが、  気づき(発見)につながっていきます。  子どもが言い訳をしたとき、  子どもの言ったことをセリフの形で書いたり、  それに対して、自分が思ったことを心のセリフで書くことで、  自分が子どものどのような言葉にどんな気持ちを抱いたのかに気づくことができます。  また、さらに自分が子どもに言ったことをセリフの形で書くことで、  自分の叱り方のパターンに気づくことができます。  読者のお母さんの中には、育児日記を書いておられる方もいらっしゃるかもしれません。  日記というのは、毎日の出来事をちょっとふり返ることができる、とてもよい方法ですね。  ただ、通常の日記の書き方では、  抽象的にまとめて書くことが多いのではないでしょうか。  たとえば、「今日も、ミチルが言い訳をしたので、厳しく叱った」というようにです。  このように書くと、  ミチルちゃんがどのようなことを言ったのか、  そして、それにたいしてお母さんがどのように感じ、どのように言ったのかは、全く見えてきません。  セリフや心のセリフで書くことで、  はじめて、子どもとのやりとりがありのままに見えてくるのです。  子どもとのやりとりを具体的に書き記すと、  子どもとの気持ちの食い違いに気づきます。  すると、どうすればよいのか、  という手だてを考えることもできるようになってくるのです。    〈4〉感情や欲求を捉える  そのとき、その場で、感情を言い表わし、  その感情を元にして、欲求を推察することで、  お母さんの、子どもに対する期待や、自分自身に対する期待を自覚することができます。  子どもにどんなことをわかってほしいのか、  また、自分がどうありたいのか、そういったことに気づくと、  子どもにどのようなことを伝えなければならないのかが見えてきます。  子どもを叱っているときは、  お母さんの気持ちも高ぶっていることが多いのではないでしょうか。  その気持ちの高ぶりから、  言うつもりもなかったことを子どもに言ってしまったり、  その反対に、自分が本当に伝えたかったことを言葉にしていなかったりしていないでしょうか。  言い過ぎたり、逆に、言わなさ過ぎたりして、  肝心なことが伝わらないで終わってしまう、ということは、よくあることです。  あらためて、自分の感情や欲求を取り出すことで、  どのようなことを、どのように伝えていけばよいか、  ということを検討することができるようになります。                 つづく・・・  次回は    「 3 セルフ・カウンセリング式子育て日記を書いてみて 」    をお送りいたします。        どうぞ、お楽しみに!    皆様のご意見ご感想をお寄せいただけたら幸いです。  self_counseling2000@yahoo.co.jp  セルフ・カウンセリングには、  通学講座、通信講座など様々な講座があります。  詳しい内容はこちらから →http://www.self-c.net/sutady/index.html      →https://www.self-c.jp/study/self-counseling/  ご興味のある方は、下記の事務局までお問い合わせください。    一般社団法人生涯学習セルフ・カウンセリング学会  〒215-0003 神奈川県川崎市麻生区高石4-23-15  URL  http://www.self-c.net  電話 044-966-0485 ファクシミリ 044-954-3516  電子メール  self_counseling2000@yahoo.co.jp      ************************************** ************************************** ◎このメルマガに返信すると発行者さんにメッセージを届けられます ※発行者さんに届く内容は、メッセージ、メールアドレスです ◎セルフカウンセリング♪自分の心に出会えるメルマガ♪ の配信停止(unsubscribe)はこちら ⇒ https://regist.mag2.com/reader/Magrddel?reg=unsubscribe_direct_footer&id=231376&e=info%40self-c.net&l=got179cddb