※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                                            セルフ・カウンセリング          ♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪             ( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                     第 421 号  2024 年 9月   15日 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※    みなさん、こんにちは。    「 セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪ 」    をお読みいただきありがとうございます。    みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を    耳にしたことがおありですか?    これは、渡辺康麿氏が創案した、    書いて読む、一人で出来る自己発見法です。    私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、    みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、    同氏の著書を連載することにいたしました。    楽しくお読みいただけたら幸いです。   〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜    連載になっております。興味のある方は、    バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。       1号〜    「自分の心に出会える本」     23号〜    「自己形成学の創造」     32号〜    「セルフ・カウンセリングの方法」     62号〜    「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐」    136号〜    「大人の自己発見・子どもの再発見」 176号〜    「自分を見つける心理分析」 286号〜    「避けられない苦手な人とつきあう方法」    334号〜    「わかっていてもイライラするお母さんへ」    356号〜    「小学生にわかっていてもイライラするお母さんへ」    376号〜    「反抗期とわかっていてもイライラするお母さんへ」    394号〜 新連載「子どもの言い訳がなくなるかしこい方法」  バックナンバーはこちら→ https://secure02.red.shared-server.net/www.self-c.net/mg/index.html   〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜* ************************************** **************************************    人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、    いろいろな経験をします。        そして、その経験を通して、    「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいう    その人なりのモノサシを形作っていきます。    自分の生い立ちを振り返ることによって、    無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、    そのとらわれから自由になっていく方法を    自己形成史分析といいます。    セルフ・カウンセリングという方法は、    このような、自己形成史分析という    自己探究の方法が基礎になっています。        ☆★☆ セルフ・カウンセリングとは? ☆★☆    セルフ・カウンセリングでは、    自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。        家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。        テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、    相手がいない場面も大切な題材になります。    もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。    専門知識も必要ありません。        自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、    時間の順にそのまま書くと、リポートになります。    まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。    その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。        そして、相手の気持ちがわかります。        そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、    心を通わせてゆくための知恵が生まれます。        人間関係のすべてに共通する心のからくりを、    自分の経験を通して学ぶことができます。 ************************************** **************************************              「子どもの言い訳がなくなるかしこい方法」        セルフ・カウンセリングで子どもは変わる                                    渡辺康麿著  より抜粋    ( vol . 28 ) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++          ─  第五章 一日五行日記で対応が変わる ─         《 1 》 セルフ・カウンセリング日記のすすめ           ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++  ☆★☆ 1 一日五行書くだけで、子どもとの関わりをふり返ることができる ☆★☆  第4章では、セルフ・カウンセリングの体験記をご紹介しました。  が、一つひとつ取り上げて記述するのはむずかしいと感じる方もいらっしゃるでしょう。  そこで、とっても簡単で、かつ効果のある方法を紹介したいと思います。  一日たった五行書くだけで、子どもとの関わりをふり返ることができる、  セルフ・カウンセリング式子育て日記というものです。  ☆★☆ 2 自分と子どもとを分けて書く ☆★☆  セルフ・カウンセリング式日記は、セルフ・カウンセリングの原理を応用した日記です。  日記の用紙には、真ん中に自他境界線が引かれています。  左側には、子どもの言ったことや、したことを書きます。  右側には、自分の思ったことや言ったこと、したことを書きます。  このとき大切なのは、できるだけ具体的に書く、ということです。  子どもが言ったことやしたことも、できるだけ言ったまま、したままに書きましょう。  言ったことは、言った言葉をそのままに「 」の中に書きます。  自分が思ったことや言ったこと、したことは、  できるだけ思ったまま、言ったまま、したままに書きましょう。  思ったことは、心の中でつぶやいた言葉をそのまま< >の中に書きます。  言ったことは、言った言葉をそのまま「 」の中に書きます。  出来事の一部始終を詳しく書く必要はありません。  一日の中で印象に残った子どもとのやりとりを取り上げて、五行だけ書き込んでいくのです。  心の中で最も強く感じたことを、“心のセリフ”として、一行書くだけでもよいのです。  ☆★☆ 3 感情や欲求を捉える ☆★☆  子どもとのやりとりを書き終えたら、  そのときの自分の気持ちを思いめぐらせ、そのやりとりをしているときの自分の感情や欲求を取り出します。  感情というのは、いわゆる喜怒哀楽です。  しかし、それだけではなく、不安感や安心感、不満感や満足感など、  人間の感情にはさまざまなものがあります。  自分なりの表現を工夫してみてください。  欲求というのは、文字どおり、何かを求める気持ちです。  自分に対する欲求は、“〜したい”“〜したくない”というように表わされます。  たとえば、“優しい母親でありたい”とか“感情的になりたくない”というようにです。  一方、子どもに対する(自分以外の人に対する)欲求は、  “〜ほしい”とか“〜ほしくない”というように捉えられます。  たとえば、“勉強してほしい”“ゲームをしてほしくない”というようにです。  ☆★☆ 4 一週間書いたら、読み返す ☆★☆  記述の書き方のルールにしたがって、子どもとのやりとりを書き留めていきます。  一週間分を書き留めたら、最後に、日記を読み返して気づいたことを書き入れます。  たとえば、  「今週は七日間、ずっと子どものことばかり取り上げていた」とか  「思っていることと、言っていることが全然違うことに気づいた」というようにです。  書いたことを、そのまま受けとめ直すような気持ちで書いてみましょう。  ただし  「マイナス感情ばかりの一週間を過ごして自分が嫌になった」とか  「毎日日記を書くのをサボってばかりで情けなかった」というように、  責めたり、悔いたりするような思いは、この日記帳では棚に上げておきましょう。  自分の思いや行ないを、そのまま認める言葉を書くようにしてください。  ☆★☆ 5 「今日は日記はお休み」 ☆★☆  <毎日、日記を書きつづけることができるかしら>と心配に思われる方もいらっしゃることでしょう。  日記を書く時間的なゆとりがないときは、  日付と状況欄を書いておくだけでもよいでしょう。  それだけでも書いておくと、あとから思い出して書き入れることができます。  それでいいのです。  あるいは、自分が思ったことを、心のセリフにして一行だけ書いておくこともできます。  感情欄に、感情をひとつだけ書いておくこともできます。  また、時間的なゆとりはあるけれど、  今日は日記を書く気持ちになれない、ということもあるかもしれません。  そういう場合は、「今日は日記はお休み」と書いておきましょう。  その一行が、自分の内的状況の大切な記録となります。                      つづく・・・  次回は    「 2 子どもへの対応が変わっていく 」    をお送りいたします。        どうぞ、お楽しみに!    ・・★・・ 編集後記 ・・★・・  夏の暑さが残りつつ、朝晩の涼しさに秋を感じ  蝉の声からと虫の声に変わるころを迎えています。  ススキの穂が延び、風を受けそよぎ  稲穂は黄金色に輝き、稔りの時に向かいます。    感染症に気をつけつつ  日々の生活の中で、  季節の変化、身体の変化に目を向けつつ  記憶をたどっています。  改めて、いま一度  何を大切にしていくか、  思い巡らせて、生活したいと思います。  ちょっと立ちどまり  深呼吸してみましょう。  自分の心の変化に  気づく機会になるかもしれません。  目まぐるしく過ぎてゆく生活の中で、  息を抜く時間を大切にしたいものです。  皆さまとご一緒に考える機会となれば、  嬉しく思います。  ご一緒に考えてまいりましょう。  次回を、どうぞ、お楽しみに!    皆様のご意見ご感想をお寄せいただけたら幸いです。  self_counseling2000@yahoo.co.jp  セルフ・カウンセリングには、  通学講座、通信講座など様々な講座があります。  詳しい内容はこちらから →http://www.self-c.net/sutady/index.html              →https://www.self-c.jp/study/self-counseling/  ご興味のある方は、下記の事務局までお問い合わせください。    一般社団法人生涯学習セルフ・カウンセリング学会  〒215-0003 神奈川県川崎市麻生区高石4-23-15  URL  http://www.self-c.net  電話 044-966-0485 ファクシミリ 044-954-3516  電子メール  self_counseling2000@yahoo.co.jp      ************************************** ************************************** ◎このメルマガに返信すると発行者さんにメッセージを届けられます ※発行者さんに届く内容は、メッセージ、メールアドレスです ◎セルフカウンセリング♪自分の心に出会えるメルマガ♪ の配信停止(unsubscribe)はこちら ⇒ https://regist.mag2.com/reader/Magrddel?reg=unsubscribe_direct_footer&id=231376&e=info%40self-c.net&l=got179cddb