※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                                            セルフ・カウンセリング          ♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪             ( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                     第 418号  2024 年 8月   1日 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※      みなさん、こんにちは。    「 セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪ 」    をお読みいただきありがとうございます。    みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を    耳にしたことがおありですか?    これは、渡辺康麿氏が創案した、    書いて読む、一人で出来る自己発見法です。    私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、    みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、    同氏の著書を連載することにいたしました。    楽しくお読みいただけたら幸いです。   〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜    連載になっております。興味のある方は、    バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。       1号〜    「自分の心に出会える本」     23号〜    「自己形成学の創造」     32号〜    「セルフ・カウンセリングの方法」     62号〜    「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐」    136号〜    「大人の自己発見・子どもの再発見」 176号〜    「自分を見つける心理分析」 286号〜    「避けられない苦手な人とつきあう方法」 334号〜    「わかっていてもイライラするお母さんへ」 356号〜    「小学生にわかっていてもイライラするお母さんへ」     376号〜    「反抗期とわかっていてもイライラするお母さんへ」 394号〜 新連載「子どもの言い訳がなくなるかしこい方法」  バックナンバーはこちら→https://secure02.red.shared-server.net/www.self-c.net/mg/index.html   〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜* ************************************** **************************************    人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、    いろいろな経験をします。        そして、その経験を通して、    「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいう    その人なりのモノサシを形作っていきます。    自分の生い立ちを振り返ることによって、    無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、    そのとらわれから自由になっていく方法を    自己形成史分析といいます。    セルフ・カウンセリングという方法は、    このような、自己形成史分析という    自己探究の方法が基礎になっています。        ☆★☆ セルフ・カウンセリングとは? ☆★☆    セルフ・カウンセリングでは、    自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。        家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。        テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、    相手がいない場面も大切な題材になります。    もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。    専門知識も必要ありません。        自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、    時間の順にそのまま書くと、リポートになります。    まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。    その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。        そして、相手の気持ちがわかります。        そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、    心を通わせてゆくための知恵が生まれます。        人間関係のすべてに共通する心のからくりを、    自分の経験を通して学ぶことができます。 ************************************** **************************************              「子どもの言い訳がなくなるかしこい方法」        セルフ・カウンセリングで子どもは変わる                                    渡辺康麿著  より抜粋    ( vol .  25 ) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++          ─ 第四章 セルフ・カウンセリング式子育てのすすめ  ─         《 3 》 子どもが言い訳しなくなっていく関わり方                         〜 4人のお母さんの体験記から学ぶ 〜           ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++    前項の、四人のお母さんたちの体験記をお読みになって、どのようにお感じになったでしょうか。  どのお母さんたちも、セルフ・カウンセリングに取り組むことで、  とても適切に子どもたちの言い訳に対応できるようになっておられます。  それぞれのお母さんの対応の、どのようなところが適切なのかを解説したいと思います。               体験記 2      玲奈ちゃんのお母さんの対応について(メルマガ411号、412号)             ☆★☆ 〈1〉叱るのではなく、自分の気持ちを伝えている ☆★☆  玲奈ちゃんのお母さんは、はじめに、 「あのとき、ママは玲奈に上手に伝えられなかったけれど、  本当は、どうしても伝えておきたいことがあったの。  今日、もう一度玲奈に伝えたいと思うんだけど、聞いてくれる?」と言っています。  子どもを叱るときは、  頭ごなしに「それはいけないことだから、こうしなさい」  というように命令することが多いのではないでしょうか。  命令されると、強気の子どもであれば、反発します。  弱気の子どもであれば、おびえます。  頭ごなしに叱られることで、  子どもは、おかあさんから自分の存在価値を認められていない、と感じます。  その不安感から、ますます自分をガードしようとして、言い訳します。  けれども、「お母さんはあなたに伝えたいことがある」というように話すと、  子どもは、お母さんから自分が対等に扱われていると感じることでしょう。  一人の人間として尊重されていると感じると、  子どもの中にも、一人の人間として、しっかりとお母さんの気持ちを受けとめよう、  という気持ちが生まれてきます。  ☆★☆ 〈2〉子どもの不安を受けとめる ☆★☆  玲奈ちゃんは、強気のタイプのようです。  けれども、玲奈ちゃんのお母さんは、  強気な玲奈ちゃんの奥にある不安感をしっかりと汲みとり、受けとめることができました。  そのため、玲奈ちゃんに対応するときにも、  お母さんからの評価に敏感に反応する玲奈ちゃんの気持ちを考えながら、  「ママに黙って買うのは、本当にいけないことだって、玲奈はよくわかっていたんだと思う」と伝えています。  このように伝えることで、  玲奈ちゃんの中に、「ママから認められている」という安心感が生まれます。  その安心感から、お母さんの気持ちを素直に受け入れる余裕も生まれてくるのです。  ☆★☆ 〈3〉<してはいけない>と思う理由を具体的に説明している ☆★☆  玲奈ちゃんのお母さんは、  玲奈ちゃんに、親に黙って買い物をしてはいけない理由を具体的に説明しています。  “保護者会で、担任の先生からこういうことがあったって聞いたママは、心配になったの。   あなたに、そんなトラブルに巻き込まれてほしくないから、   ママに隠れて買い物をするのはやめてね“  というようにです。  子どもが言い訳してきたときは、  「ダメなものはダメ!」というように、有無を言わさずに叱ることになりがちです。  けれども、お母さんが力で押し切ろうとすれば、  子どもも反発して、力で押し返そうとします。  お互いが力で押し切ろうとしていれば、お互いの気持ちはいつまでも伝わりません。  お母さんの言うことに対して、子どもが、次から次へと言いつのっていく、  というような言い争いが、セスカレートしていくことでしょう。  そんなときは、まず、お母さん自身が落ち着くことが大切です。  それから、なぜ、それをいけないと思うのかを、  穏やかな口調で、具体的に話してあげるとよいでしょう。  どんなとき、どんな経験をして、そのことをいけないことだと感じたのかを、  自分自身の経験として話してあげると、子どもにお母さんの気持ちが伝わりやすくなります。  玲奈ちゃんが言い訳したとき、  玲奈ちゃんのお母さんは、  感情的になって玲奈ちゃんを叱ってしまいました。  けれども、セルフ・カウンセリングに取り組み、  自分の気持ちや玲奈ちゃんの気持ちを見つめることで、気持ちが落ち着きました。  また、今まで見えていなかった自分自身の気持ちや、  玲奈ちゃんの気持ちに気づくことで、  どうやって関わっていったらよいのかを考え出すことができました。  子どもが言い訳をしたとき、その場で適切に対応することはむずかしいことかもしれません。  けれども、そのときのことを、セルフ・カウンセリングの方法でふり返ることができれば、  その経験を生かして、より適切に対応することが自然とできるようになってくるのです。                つづく・・・  次回は    「 体験記 3 」    をお送りいたします。        どうぞ、お楽しみに!    皆様のご意見ご感想をお寄せいただけたら幸いです。  self_counseling2000@yahoo.co.jp  セルフ・カウンセリングには、  通学講座、通信講座など様々な講座があります。  詳しい内容はこちらから →http://www.self-c.net/sutady/index.html      →https://www.self-c.jp/study/self-counseling/  ご興味のある方は、下記の事務局までお問い合わせください。    一般社団法人生涯学習セルフ・カウンセリング学会  〒215-0003 神奈川県川崎市麻生区高石4-23-15  URL  http://www.self-c.net  電話 044-966-0485 ファクシミリ 044-954-3516  電子メール  self_counseling2000@yahoo.co.jp      ************************************** ************************************** ◎このメルマガに返信すると発行者さんにメッセージを届けられます ※発行者さんに届く内容は、メッセージ、メールアドレスです ◎セルフカウンセリング♪自分の心に出会えるメルマガ♪ の配信停止(unsubscribe)はこちら ⇒ https://regist.mag2.com/reader/Magrddel?reg=unsubscribe_direct_footer&id=231376&e=info%40self-c.net&l=got179cddb