※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                                            セルフ・カウンセリング          ♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪             ( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                     第 415 号  2024 年 6月   16日 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※    みなさん、こんにちは。    「 セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪ 」    をお読みいただきありがとうございます。    みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を    耳にしたことがおありですか?    これは、渡辺康麿氏が創案した、    書いて読む、一人で出来る自己発見法です。    私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、    みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、    同氏の著書を連載することにいたしました。    楽しくお読みいただけたら幸いです。   〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜    連載になっております。興味のある方は、    バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。       1号〜    「自分の心に出会える本」     23号〜    「自己形成学の創造」     32号〜    「セルフ・カウンセリングの方法」     62号〜    「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐」    136号〜    「大人の自己発見・子どもの再発見」 176号〜    「自分を見つける心理分析」 286号〜    「避けられない苦手な人とつきあう方法」    334号〜    「わかっていてもイライラするお母さんへ」    356号〜    「小学生にわかっていてもイライラするお母さんへ」    376号〜    「反抗期とわかっていてもイライラするお母さんへ」    394号〜 新連載「子どもの言い訳がなくなるかしこい方法」  バックナンバーはこちら→ https://secure02.red.shared-server.net/www.self-c.net/mg/index.html   〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜* ************************************** **************************************    人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、    いろいろな経験をします。        そして、その経験を通して、    「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいう    その人なりのモノサシを形作っていきます。    自分の生い立ちを振り返ることによって、    無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、    そのとらわれから自由になっていく方法を    自己形成史分析といいます。    セルフ・カウンセリングという方法は、    このような、自己形成史分析という    自己探究の方法が基礎になっています。        ☆★☆ セルフ・カウンセリングとは? ☆★☆    セルフ・カウンセリングでは、    自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。        家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。        テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、    相手がいない場面も大切な題材になります。    もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。    専門知識も必要ありません。        自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、    時間の順にそのまま書くと、リポートになります。    まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。    その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。        そして、相手の気持ちがわかります。        そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、    心を通わせてゆくための知恵が生まれます。        人間関係のすべてに共通する心のからくりを、    自分の経験を通して学ぶことができます。 ************************************** **************************************              「子どもの言い訳がなくなるかしこい方法」        セルフ・カウンセリングで子どもは変わる                                    渡辺康麿著  より抜粋    ( vol . 22 ) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++          ─ 第四章 セルフ・カウンセリング式子育てのすすめ  ─         《 2 》 セルフ・カウンセリングの体験記           ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++                 お母さんの体験記 4            「だって、書くことがないんだもん」          〜セルフ・カウンセリングで読書感想文が書けた〜               ( 体験記 4 ー 前半 )  ☆★☆ 「学習会を作ろう! ☆★☆  私ははじめてセルフ・カウンセリングを知ったのは、子どもの通う小学校でのことでした。  PTAを対象とした講演会に、渡辺康麿先生がいらして、セルフ・カウンセリングのお話をされたのです。  先生のお話は、とても魅力的なものでした。  PTAの役員をしていた私は、  先生のお話に共感したお母さんたちを集めて、セルフ・カウンセリングの学習会を作りました。  渡辺先生に紹介していただいた講師の先生を招いて、  近くの公民館の会議室で、月に二度、学習をすることになりました。  ☆★☆ 子どもだってできるかもしれない ☆★☆  学習を初めて一年たったころのことです。  小学校三年生の長女の真樹子が、夏休みの宿題に取り組んでいました。  夏休みのドリルは、自分なりに進めることができたのですが、読書感想文が苦手です。  私は、「思ったことをそのまま書けばいいのよ」と言うのですが、  真樹子は「だって、書くことなんて、なんにもないんだもん」と言い訳するばかりです。  私は、ふと<セルフ・カウンセリングを使ったら、読書感想文が書けるのではないかしら>と思いつきました。  以前、先生が、本を読むのが好きな方が記述用紙の左側に感銘を受けた分を書き写し、  その文に対する思いを右側に心のセリフの形で書いて探究を進めたことがある、  というお話をされていたからです。  先生のお話は、大人の方の取り組みでしたが、  子どもであっても、大人の手助けがあれば、同じようにできるのではないか、と思いました。  ☆★☆ 「だって、面倒くさいんだもん」 ☆★☆  ただ、真樹子にセルフ・カウンセリングを手ほどきするにあたって、一つだけ困ったことがありました。  それは、真樹子が書くことを面倒がるということです。  真樹子は、漢字の書き取りが苦手です。  「書かなければ覚えられないよ」と言うのですが、  「だって、面倒くさいんだもん」とか「同じこと書くなんて、意味ないよ」とか、  言い訳ばかりして、なかなか取り組みません。  一字一字漢字を書くのが面倒だというのです。  作文を書くときも、できるだけ書く量を少なくしようとします。  私が「ここを、もう少し詳しく書いてみたら?」と言っても、  「別にいいじゃん。これでわかるんだから」と言って、まとめて書いてしまいます。  ☆★☆ 聞き書きしてみよう ☆★☆  学習会の講師の先生に、そのことを相談してみました。  「お子さんに手ほどきしてみる、というのは、とてもよいことですね。   もし、お子さんが書くことを面倒がるようでしたら、お母さんが聞き書きしてあげればいいんですよ。   下書きのつもりで、お母さんが、お子さんの話したことを書いてあげましょう。   そして、お母さんが書いたものをお子さんに読んであげて、   もう一度、その表現がお子さんの実感に合っているかどうかを、お子さん自身に確かめてみましょう。   お母さんが書き取り、読み聞かせることで、お子さんは自分の実感を確認することができます」  先生は、そうおっしゃいました。  私は、なるほど、と思いました。  とりあえず、聞き書きから始めてみよう、と思いました。  ☆★☆ 心のセリフで書き留めていく ☆★☆  真樹子が感想文を書くために選んだ本は『窓ぎわのトットちゃん』(黒柳徹子著/講談社刊)でした。  三年生の真樹子にとっては、少しむずかしいところもあったのですが、  一応、最後まで読み通すことができました。  私は、真樹子に  「おもしろかったのは、どんなところ?」というように問いかけながら聞き書きしていきました。  問かけても詰まってしまうときは、  「本の中のどの部分?」と聞き直し、本の、その箇所を開かせ、  さらに、その中のどの文がおもしろかったのかを、指でさしてもらうようにしました。  さらにその文の、どんなところが、どうおもしろかったのかを問いかけました。  聞き書きするときには、真樹子の気持ちを、心のセリフで書くようにしました。  心のセリフというのは、セルフ・カウンセリングの、とても大切な書き方のルールです。  “おもしろかった”と自分の気持ちを説明するのではなく、  “私は<○○○○>と思った”という形で、  <  >の中に、おもしろかった気持ちを、心の中で感じたままに書くのです。  たとえば、書き始めのところで、私は真樹子に、  「はじめに、この本を見たとき、どんな感じがした?」と聞きました。  真樹子は「ちょっとイヤな感じがした」と答えました。  さらに、私は「どんなふうにイヤだと感じたの?」と問いかけました。  「こんな厚い本、最後まで読めるかなぁって思ったんだ」と真樹子は答えました。  私は、真樹子の言葉を、  “私は<こんな厚い本、最後まで読めるかなぁ>と思った”というように、心のセリフ形で書き留めました。  このようにして、真樹子が感じたことを、次々に書き留めていきました。                          以下、次号(後半)へつづく・・・    ・・★・・ 編集後記 ・・★・・  梅雨入りの頃を迎え  木々の緑は深みを増し  果実の色は色づいていきます。  花々は梅雨の雨を受けながら  菖蒲、紫陽花など、彩りを増し  瑞々しく咲いています。  雨のときあり  晴れのときあり  季節の変化とともに  心身の変化を感じています。  感染症に気をつけつつ  日々の生活の中で、  季節の変化、身体の変化に目を向けつつ  記憶をたどっています。  改めて、いま一度  何を大切にしていくか、  思い巡らせて、生活したいと思います。  ちょっと立ちどまり   深呼吸してみましょう。   自分の心の変化に  気づく機会になるかもしれません。  目まぐるしく過ぎてゆく生活の中で、  息を抜く時間を大切にしたいものです。  皆さまとご一緒に考える機会となれば、  嬉しく思います。  ご一緒に考えてまいりましょう。  次回を、どうぞ、お楽しみに!     皆様のご意見ご感想をお寄せいただけたら幸いです。  self_counseling2000@yahoo.co.jp  セルフ・カウンセリングには、  通学講座、通信講座など様々な講座があります。  詳しい内容はこちらから →http://www.self-c.net/sutady/index.html              →https://www.self-c.jp/study/self-counseling/  ご興味のある方は、下記の事務局までお問い合わせください。    一般社団法人生涯学習セルフ・カウンセリング学会    〒215-0003 神奈川県川崎市麻生区高石4-23-15  URL  http://www.self-c.net  電話 044-966-0485 ファクシミリ 044-954-3516  電子メール  self_counseling2000@yahoo.co.jp      ************************************** ************************************** ◎このメルマガに返信すると発行者さんにメッセージを届けられます ※発行者さんに届く内容は、メッセージ、メールアドレスです ◎セルフカウンセリング♪自分の心に出会えるメルマガ♪ の配信停止(unsubscribe)はこちら ⇒ https://regist.mag2.com/reader/Magrddel?reg=unsubscribe_direct_footer&id=231376&e=info%40self-c.net&l=got179cddb