※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                                            セルフ・カウンセリング          ♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪             ( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                     第 413 号  2024 年 5月   15日 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※    みなさん、こんにちは。    「 セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪ 」    をお読みいただきありがとうございます。    みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を    耳にしたことがおありですか?    これは、渡辺康麿氏が創案した、    書いて読む、一人で出来る自己発見法です。    私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、    みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、    同氏の著書を連載することにいたしました。    楽しくお読みいただけたら幸いです。   〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜    連載になっております。興味のある方は、    バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。       1号〜    「自分の心に出会える本」     23号〜    「自己形成学の創造」     32号〜    「セルフ・カウンセリングの方法」     62号〜    「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐」    136号〜    「大人の自己発見・子どもの再発見」 176号〜    「自分を見つける心理分析」 286号〜    「避けられない苦手な人とつきあう方法」    334号〜    「わかっていてもイライラするお母さんへ」    356号〜    「小学生にわかっていてもイライラするお母さんへ」    376号〜    「反抗期とわかっていてもイライラするお母さんへ」    394号〜 新連載「子どもの言い訳がなくなるかしこい方法」  バックナンバーはこちら→ https://secure02.red.shared-server.net/www.self-c.net/mg/index.html   〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜* ************************************** **************************************    人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、    いろいろな経験をします。        そして、その経験を通して、    「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいう    その人なりのモノサシを形作っていきます。    自分の生い立ちを振り返ることによって、    無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、    そのとらわれから自由になっていく方法を    自己形成史分析といいます。    セルフ・カウンセリングという方法は、    このような、自己形成史分析という    自己探究の方法が基礎になっています。        ☆★☆ セルフ・カウンセリングとは? ☆★☆    セルフ・カウンセリングでは、    自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。        家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。        テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、    相手がいない場面も大切な題材になります。    もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。    専門知識も必要ありません。        自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、    時間の順にそのまま書くと、リポートになります。    まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。    その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。        そして、相手の気持ちがわかります。        そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、    心を通わせてゆくための知恵が生まれます。        人間関係のすべてに共通する心のからくりを、    自分の経験を通して学ぶことができます。 ************************************** **************************************              「子どもの言い訳がなくなるかしこい方法」        セルフ・カウンセリングで子どもは変わる                                    渡辺康麿著  より抜粋    ( vol . 20 ) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++          ─ 第四章 セルフ・カウンセリング式子育てのすすめ  ─         《 2 》 セルフ・カウンセリングの体験記           ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++                 お母さんの体験記 3            「今、やろうと思っていたのに」          〜 算数が苦手な息子が意欲を取り戻した 〜               ( 体験記 3 ー 前半 )  ☆★☆ 口うるさく言わないようにしようと思うけれど・・・ ☆★☆  小学校二年生の健吾は、算数が大の苦手です。  算数の宿題があるときは、いつも、取りかかるまでに、とても時間がかかります。  机に向かったまま、ぼんやりしている時間が長いのです。  <あまり口うるさく言わないようにしよう>とは思っているのですが、  見かねて、つい「宿題は大丈夫なの?」と言ってしまいます。  すると、謙吾は  「今、やろうと思っていたのに。ママがイヤなことを言うから、やる気がなくなった」と言って、  教科書を閉じてしまいます。  <何も言わなければ、いつまでたっても取り組まないし、注意すれば、言い訳してやめてしまう。   言っても言わなくても、やらないことには変わりはないんだから、イヤになってしまう。   どうすれば、勉強してくれるのかしら>と途方に暮れるような思いでした。  ☆★☆ 聞き書きならできるかもしれない ☆★☆  そのころ、私は、小学校のPTAの家庭教育講座で、セルフ・カウンセリングを学んでいました。  自分の本当の気持ちを、言葉で表現していくことはとても楽しく、  私は、セルフ・カウンセリングにすっかり夢中になってしまいました。  セルフ・カウンセリングを学ぶことで、あまり感情的にならずに、健吾のことを見守れるようになりました。  けれども、算数の勉強については、まだ冷静に見守ることができません。  健吾は、相変わらず宿題になかなか取りかからず、いつも時間切れで、中途半端なまま宿題を提出しています。  学校の授業にもついていけないようです。  どうすればいいかと悩んでいたとき、セルフ・カウンセリングの先生から、とてもよいことをお聞きしました。  先生は、  「勉強でつまずいたときは、お子さんにセルフ・カウンセリングをさせてみてください。   セルフ・カウンセリングをすることで、   お子さん自身がそのつまずきを乗り越えることができるようになるんですよ。   お子さんに、勉強に行き詰ったときのことを場面記述の形でかくように手ほどきしてあげてください。   もし、書くことがむずかしいようでしたら、お母さんが聞き書きをしてあげてもよいですよ」  とおっしゃいました。  私は、  <健吾に、セルフ・カウンセリングは無理だわ。書くことを面倒くさがるもの。   でも、私が聞き書きをすれば大丈夫かもしれない。ダメで元々、試してみようかな>と思いました。  ☆★☆ <セルフ・カウンセリングを試してみよう> ☆★☆  翌日、学校から帰ってきた健吾は、算数の宿題を前に、ため息ばかりをついていました。  私は、<チャンスだわ。セルフ・カウンセリングを試してみよう>と思いました。  私は「健吾。算数の宿題、どう?」と聞いてみました。  謙吾は「うーん」と言ったきり、黙ってしまいました。  私に叱られると思って警戒しているのかもしれません。  私が「ねぇ、健吾。健吾は、今、算数やるのイヤだなぁって思ってる?」と聞くと、     健吾は「うん」とうなずきました。  私は「もしよかったら、そのイヤだなぁっていう気持ちを話してみない?     そしたら、ママがその気持ちを書いてあげるから」と言いました。  健吾は「えっ?どういうこと?」と不思議そうな顔をしました。  私は「ママは、今、子どもの気持ちの勉強をしているの。     健吾が算数をやるのがイヤだなと思う気持ちを研究してみたいのよ」と、   ちょっと冗談めかして言ってみました。  健吾は声を立てて笑いながら、  「変なの。でも、イヤな気持ちを話すだけだったら、別にいいよ」と言いました。  ☆★☆ <あー!算数やりたくない!!> ☆★☆  私は、  「じゃあ、健吾が、算数の宿題がイヤだなと思ったのは、いつごろからかな。   家に帰ってきてすぐなのかな。それとも、机に向かったときかな。   それとも、教科書を開いたときかな」と聞きました。  健吾は  「家に帰って来てすぐだよ。   帰って来るときは、友だちと一緒だから、楽しく帰って来るんだけど、   家に入ったとたんに、『あー!算数やりたくない!!』って思うんだよ」と言いました。  私は、  「じゃあ、学校から帰ってきてすぐのところから書き始めるね」と言いながら、記述用紙を取りだしました。  「この用紙に健吾の気持ちを書いていくよ。   まず最初は、“僕は学校から帰ってきた”って書くね。   そのとき思ったことを、心のセリフっていう形で書いてみるね。   たとえば“ぼくは<あー!算数やりたくない!!>と思った”ではどうかな」と聞いてみました。  健吾は「うん。いいね。僕、本当にそう思ったもん」と言いました。  ☆★☆ 「わかんないって書いていいの?」 ☆★☆  私は、  「健吾は、どうして算数やりたくないのかな。   そのやりたくないっていう気持ちを、もうちょっと詳しく話せるかな」と問いかけてみました。  すると「だって、算数、わかんないんだもん」と言いました。  そこで、私は  「そうか。わかんないから、やりたくないって思うんだね。   それじゃあ、それも書いちゃおうか」と言って、  “僕は<だって、算数、わかんないんだもん>と思った”と書きました。  すると、健吾はしばらく、じっと私のほうをうかがうように見ていました。  私は「どうしたの?」と聞くと、「ママ、怒らないの?」と言います。  そして、  「ママは、僕が『わかんない』って言うと、   いつも、『教科書を見なさい』とか、『先生の話を聞いてないからよ』って言うじゃないか。   今日は言わないのかなと思って」と続けて言いました。  私は  <そう言われれば、いつもそんなこと言ってたな。   健吾は『わからない』って言えなくなっていたんだな>と思いました。  私は  「そう言われれば、ママ、いつも、そんなこと言ってたね。   そんなこと言われると、『わからない』だもんね。   あのね、健吾、この紙には、健吾が思ったことを何でも書いていいんだよ。   だから、『わかんない』って書いていいんだよ」と言うと、  「そうか。なんでも書いていいのか」と嬉しそうな顔をしました。  ☆★☆ 「頭悪いから、いくら勉強してもダメだって思ってた」 ☆★☆  私は  「算数のイヤなところ、ほかにもある?」と、さらに聞いてみました。  健吾は  「計算問題やるのが遅いのも、すごくイヤだ。ほかの友だちは、すぐに計算できるんだよ。   算数の時間、いつも先生は計算問題のテストをするんだ。   それで、できた人から、先生のところに持っていって採点してもらうんだ。   まわりの人が、どんどん先生のところにテストを出しに行くと、なんだか、緊張しちゃうんだ。   僕が最後になったらどうしよう、と思うと、   手がふるえてきて、頭の中がまっ白になっちゃうんだよ」と言いました。  私は  「そうか。自分が一番最後になるかもしれないって思って焦っちゃうんだね。   その気持ち、よくわかるよ。今、その気持ちを書いていくからね。ちょっと待っててね」  と言いながら、心のセリフを書き加えていきました。  すると、健吾は  「ママにも僕の気持ち、わかる?」と聞いてきました。  私は  「うん。わかるよ。ママも結構緊張するタイプかな。   ママも、よく焦って頭の中がまっ白になることがあるよ」と言うと、   健吾は、「なんだー!ママもそうなのかぁ。よかった。   僕、僕は頭が悪いから頭の中がまっ白になるのかと思ってた」と言いました。  私は、  <健吾は、自分は頭が悪いから頭の中がまっ白になるのかもしれないって、思ってたんだな。   ほんとうに不安だったんだな>と思いました。  私は  「頭が悪いのかもしれないって思ったの?それじゃあ、不安だろうね」と言いました。  すると、健吾は、  「うん。すごく不安だったよ。   頭悪いから、いくら勉強したってダメなんだって思って、落ち込んでた。   そう思うと、宿題なんてやる気にならなかった」と言いました。  私は  <そうだろうな。つらかったろうな>と思いました。  私は  「そう。つらかったね」と言いました。  すると、健吾の目から涙がぽろっとこぼれました。                          以下、次号(後半)へつづく・・・    ・・★・・ 編集後記 ・・★・・  新年度、二カ月経とうとしています。  木々の緑が色濃くなって、  木の芽が伸びる頃を迎えています。  新しい環境でいかがお過ごしでしょうか。     気候の変化を身に感じつつ  身体も心も変化を感じながら  ちょっと立ち止まってみてはいかがでしょうか。  感染症に気をつけつつ  日々の生活の中で、  季節の変化、身体の変化に目を向けつつ  記憶をたどっています。  改めて、いま一度  何を大切にしていくか、  思い巡らせて、生活したいと思います。  ちょっと立ちどまり  深呼吸してみましょう。  自分の心の変化に  気づく機会になるかもしれません。  目まぐるしく過ぎてゆく生活の中で、  息を抜く時間を大切にしたいものです。  皆さまとご一緒に考える機会となれば、  嬉しく思います。  ご一緒に考えてまいりましょう。  次回を、どうぞ、お楽しみに!     皆様のご意見ご感想をお寄せいただけたら幸いです。  self_counseling2000@yahoo.co.jp  セルフ・カウンセリングには、  通学講座、通信講座など様々な講座があります。  詳しい内容はこちらから →http://www.self-c.net/sutady/index.html              →https://www.self-c.jp/study/self-counseling/  ご興味のある方は、下記の事務局までお問い合わせください。    一般社団法人生涯学習セルフ・カウンセリング学会  〒215-0003 神奈川県川崎市麻生区高石4-23-15  URL  http://www.self-c.net  電話 044-966-0485 ファクシミリ 044-954-3516  電子メール  self_counseling2000@yahoo.co.jp      ************************************** ************************************** ◎このメルマガに返信すると発行者さんにメッセージを届けられます ※発行者さんに届く内容は、メッセージ、メールアドレスです ◎セルフカウンセリング♪自分の心に出会えるメルマガ♪ の配信停止(unsubscribe)はこちら ⇒ https://regist.mag2.com/reader/Magrddel?reg=unsubscribe_direct_footer&id=231376&e=info%40self-c.net&l=got179cddb ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▽あなたにおすすめのメルマガ【Pickup!】 ━━━━━━━━━━━━━[PR]━ ●幸せを引き寄せるメール https://regist.mag2.com/reader/Magrdadd?rdemail=info%40self-c.net&magid=0001024083®=pc_footer2&l=got179cddb ※無料登録はこちら↑ あなたの人生をより豊かに幸せにするハッピーナビゲーション情報をお届け。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『TRiP EDiTOR』人気記事TOP3 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 鬼は本当に悪者だったのか? 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