※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                                            セルフ・カウンセリング          ♪ 自分の心に出会えるメルマガ ♪             ( ”イライラ””モヤモヤ”が解消できる!) ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※                     第 408号  2024 年 3月   1日 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※      みなさん、こんにちは。    「 セルフ・カウンセリング ♪自分の心に出会えるメルマガ♪ 」    をお読みいただきありがとうございます。    みなさんは、セルフ・カウンセリングという言葉を    耳にしたことがおありですか?    これは、渡辺康麿氏が創案した、    書いて読む、一人で出来る自己発見法です。    私たちは、このセルフ・カウンセリングを学んでいるグル-プですが、    みなさんにも、ぜひ、この方法をお伝えしたいと思い、    同氏の著書を連載することにいたしました。    楽しくお読みいただけたら幸いです。   〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜    連載になっております。興味のある方は、    バックナンバーからお読みいただくとわかりやすいと思います。       1号〜    「自分の心に出会える本」     23号〜    「自己形成学の創造」     32号〜    「セルフ・カウンセリングの方法」     62号〜    「自分って何だろう‐現代日本人の自己形成‐」    136号〜    「大人の自己発見・子どもの再発見」 176号〜    「自分を見つける心理分析」 286号〜    「避けられない苦手な人とつきあう方法」 334号〜    「わかっていてもイライラするお母さんへ」 356号〜    「小学生にわかっていてもイライラするお母さんへ」     376号〜    「反抗期とわかっていてもイライラするお母さんへ」 394号〜 新連載「子どもの言い訳がなくなるかしこい方法」  バックナンバーはこちら→https://secure02.red.shared-server.net/www.self-c.net/mg/index.html   〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜*〜・〜* ************************************** **************************************    人は、生まれてから今に至るまでの人生の中で、    いろいろな経験をします。        そして、その経験を通して、    「こうしなければならない」とか「こうあらねばならない」とかいう    その人なりのモノサシを形作っていきます。    自分の生い立ちを振り返ることによって、    無意識に取り込んできたそのようなモノサシに気づき、    そのとらわれから自由になっていく方法を    自己形成史分析といいます。    セルフ・カウンセリングという方法は、    このような、自己形成史分析という    自己探究の方法が基礎になっています。        ☆★☆ セルフ・カウンセリングとは? ☆★☆    セルフ・カウンセリングでは、    自分が経験した日常生活のある時の場面を書きます。        家庭や学校、職場での場面など、どのような場面でもかまいません。        テレビを見た時、本を読んだ時、一人で考えている時など、    相手がいない場面も大切な題材になります。    もちろん文章の上手・下手はまったく問題ありません。    専門知識も必要ありません。        自分が見たこと、聞いたこと、思ったこと、言ったこと、したことを、    時間の順にそのまま書くと、リポートになります。    まず、自分が何を悩んでいるのかわかります。    その悩みの奥に、どのような願いがあるのかわかります。        そして、相手の気持ちがわかります。        そうすると、自分と相手の気持ちを尊重しつつ、    心を通わせてゆくための知恵が生まれます。        人間関係のすべてに共通する心のからくりを、    自分の経験を通して学ぶことができます。 ************************************** **************************************              「子どもの言い訳がなくなるかしこい方法」        セルフ・カウンセリングで子どもは変わる                                    渡辺康麿著  より抜粋    ( vol .  15 ) ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++          ─ 第四章 セルフ・カウンセリング式子育てのすすめ ─         《 1 》 セルフ・カウンセリングとは何か?     ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++      ☆★☆ 1 頭でわかっても実行できない ☆★☆  第3章では、子どもの言い訳がなくなっていく子育てのあり方について、説明しました。  ただ叱るだけでは、子どもの言い訳はなくなりません。  また、たとえ叱ることで言い訳をなくしたとしても、別の問題が起こってきます。  子どもはお母さんを恐れて、お母さんと交流できなくなってしまうのです。  心の交流による子育てによってはじめて、  子どもは言い訳をせずに、自分やまわりの人たちとの交流の中で、  創造的な力を発揮することができるようになっていきます。  けれども、心の交流による子育てが、どのようなものであるかわかっても、  それをわが子との関わりの中で生かしていくことは、それほど簡単なことではありません。 「子どもと気持ちが触れ合うことや、子どもの気持ちを受容することや、子どもの気持ちを引き出すことが、  とても大切なことはわかったけれども、私には実行できそうにないわ」  ──そう感じられたお母さんもいらっしゃることでしょう。  けれどもじつは、だれでもが取り組めて、  だれでもが子どもとの心の交流を図ることができるようになる一つの方法があります。  それが、「セルフ・カウンセリング」という方法です。  ☆★☆ 2 セルフ・カウンセリングの誕生 ☆★☆  ◆「すぐに心配になってしまいます」  セルフ・カウンセリングは、  私のところに子育てのことで相談に来ていた、ある一人のお母さんとの関わりの中から生まれました。  そのお母さんは、私に 「先生にお目にかかって、お話を聞いていただく日はいいんですけど、  翌日になると、また心配になってきてしまうんです」と訴えました。  私は、 「お子さんとの関わりの様子を、毎日、書いてごらんなさい。  そして、来週、それを持って私のところへいらしてください。  そうすれば、私にもお母さんとお子さんの様子がよりよくわかり、助言しやすくなりますから」と答えました。  ◆気持ちの食い違いを突きとめていこう  一週間後、お母さんは書いたものを持って私を訪ねてきました。  お母さんは、自分の書いたものをおずおずと私に差し出しました。  私は、あまり具体的に書かれていないところを示し、  そのとき、お子さんやお母さんが、どんなふうに思ったり、言ったりしたのかを尋ねました。  そして、お子さんの気持ちやお母さん自身の気持ちを読みとってもらいました。  私はお母さんに、 「なぜ、お子さんはこのとき、お母さんにこう言ったのだと思いますか」とか 「お母さんは、どうしてお子さんにこうおっしゃったのですか」と問いかけました。  そうすることによって、  子どもとお母さんの間で、どんな気持ちの食い違いがあるのかを、  お母さん自身に突きとめてもらいたかったのです。  ◆お母さん自身の中から“気づき”が生まれる  それから三か月の間、毎週一回、お母さんは、  わが子に対する関わりの記録を持ってカウンセリングルームに私を訪ねて来ました。  回を重ねるにつれて、お母さんの書き方がよりリアルで具体的になってきました。  だんだんと私は、お母さんに助言をする必要がなくなりました。  なぜならば、お母さん自身が、 「こうやって書いてみると、自分が子どもに言いすぎていることがとてもよくわかります。  心配のあまり、つい言ってしまうんですね。  もうちょっと言わずに待ってみます」とか 「言わないで待っていると、結構、子ども自身が自分で気づいていくんですね。  書いていくうちに、そのことが実感をもってわかるとようになりました」というようになってきたからです。  そのお母さんの気づく度合いが深まっていくとともに、  お母さんの子どもに対する態度も変化していきました。  当然、それとともに、子どものお母さんに対する態度も変化していきました。  私がお母さんに指導した方法を、さらに効果的に整理して誕生したのが、  セルフ・カウンセリングという方法です。  ☆★☆ 3 セルフ・カウンセリングという方法 ☆★☆  ◆親離れ子離れの線  セルフ・カウンセリングは、  日常生活の一場面を取り上げ、それを特別な用紙に、一定のルールに従って書くことから始まります。  この用紙を場面記述用紙と呼びます。  この用紙には、真ん中に一本の縦線が入っています。  この線の左側に相手が言ったこと、したことを書きます。  右側に自分が思ったこと、言ったこと、したことを書きます。  注意したいのは、  相手の欄には、相手が言ったこと、したことだけを書き、  自分が思ったことは書き入れない、ということです。  なぜなら、相手が思ったことは、相手にしかわからないからです。  相手が本当にどう思っているかは、相手に聞かない限りわからないのです。  相手が本当は何をどう感じているかわからない、ということは、当たり前のように理解されています。  けれども人間関係の中に身を置いていると、そのことが見失われがちです。  特に親子関係においては、子どもと自分の間に境界線を引くことがむずかしくなるようです。  <子どもはこう思っているだろう>と推察したことを、  無自覚のうちに、<子どもはこう思っている>と思い込んでしまうことが多いのです。  相手と自分の行動を、この縦線によってキッパリと分けて書くことが、  それが自分の思い込みであることに気づくことができるのです。  それで、私はこの線を、“親離れ子離れの線”と呼んでいます。  ◆ありのままを、そのままに  この場面記述用紙に書き入れるとき、守ってほしい書き方のルールがあります。  それは、できるだけ具体的に書くというルールです。  あるお母さんが、“子どもが言い訳した”と書いたとします。  この書き方は、とても抽象的な書き方です。  たとえば、 “子どもは「ボクは、みんなに買い食いしちゃいけないんだよって言ったんだ。  でも、みんな自動販売機でジュースを買って飲むのは買い食いじゃないって言うんだ」と言った”と書いたとしたら、 “言い訳した”という表現よりは具体的になったと言えるでしょう。  この場合、言った内容は「 」の中に書き入れるようにします。 “言い訳した”というのは、お母さんが感じたことです。  子どもの言葉や態度に対して、  <また、言い訳しているわ>と、そのお母さんが感じたのです。  子どもが言ったことを、事実に即して具体的に表現すると、  自分の思いから離れて、子どもの様子をありのままに捉える可能性が生まれてきます。  また、そのお母さんが、“私は子どもを叱った”と書いたとします。  この“叱った”という書き方も、とても抽象的です。  たとえば、 “私は「人のせいにするんじゃありません。人は人、自分は自分でしょ。  あなたが『してはいけない』と思ったら、やらなければいいのよ」と言った”と書いたとしたら、 “叱った”という表現より具体的になったと言えるでしょう。    また、場面記述用紙の自分の欄には、自分の言ったこと、したことのほかにも、  自分の思ったことを書くようになっています。  より具体的に書くためには、このように言ったときの気持ちを思い起こして、書き加えることになります。  たとえば、 “私は<本当は、自分もジュースが飲みたかったにちがいないわ。  お友だちのせいにするなんて、ずるい言い訳だわ>と思った”と言うようにです。  この場合、自分が思った内容は、< >の中に書き入れるようにします。  ◆子どもの心が見えてくる  ここで、一つの実例を挙げましょう。  あるお母さんが場面記述用紙の相手の欄に、 “子どもはやっぱり勉強していなかった”と書いたとします。  こんなとき、私はお母さんに、 「子どもが勉強していない、というような事実は、世界中、どこにも存在していないんですよ」とお話しします。  たいていのお母さんは、びっくりしたような顔をして、 「いいえ、そんなことはありません。私はこの目で見たんですから」と反論してきます。  けれども、私が 「そうですか。では、お子さんはいったい何をしていたんですか」と聞くと、  お母さんの口から、はじめて「テレビなんか見てるんですよ」という“事実”が語られます。  事実は“テレビを見ていた”ということなのです。  書き方のルールに従って書くなら、このときのことは、次のように書けるでしょう。  私はお皿を洗っていた。  私は<そろそろ勉強をはじめているかな>と思った。  私は子ども部屋のドアを開けた。  子どもは、テレビを見ていた。  私は<やっぱり勉強していない>と思った。    子どもが勉強していない、というのは、  勉強してほしい、というお母さんの気持ちから見た子どもの姿であって、  子どもの事実そのものではないです。  少なくとも、子どもは  <自分は勉強していない>と思っていないのです。  子どもは、ただ“テレビの番組がおもしろい”と思っているだけなのです。  私にそう指摘されると、お母さんは、子どもが“勉強していなかった”のではなく、 “テレビを見ていた”という事実をしぶしぶ認めます。  でも、その事実を書くときに、ひと言付け加えてしまいがちです。  たとえば“子どもは平然とテレビを見ていた”というようにです。  自分の思いを子どもの事実に付け加えてしまうわけです。  お母さんとしては、  何度も子どもに勉強しなさいと言っているのに、まだ勉強をはじめていない、という思いがあるから、  子どもが“平然と”テレビを見ているように感じられるわけです。  このことをルールに従って書くと、  右側の自分の欄に、たとえば “私は<勉強しなさい、とあれほど言ったのに、テレビを平然と見ているわ>と思った”  というように書くことになります。  子どもの事実と、  それに対する自分の思いが、  真ん中の線でキレイに分けられるわけです。  分けたところで、左側の相手の欄だけを読めば、子どもの心が見えてきます。               つづく・・・  次回は    「 セルフ・カウンセリングの体験記 」    をお送りいたします。        どうぞ、お楽しみに!    皆様のご意見ご感想をお寄せいただけたら幸いです。  self_counseling2000@yahoo.co.jp  セルフ・カウンセリングには、  通学講座、通信講座など様々な講座があります。  詳しい内容はこちらから →http://www.self-c.net/sutady/index.html      →https://www.self-c.jp/study/self-counseling/  ご興味のある方は、下記の事務局までお問い合わせください。    一般社団法人生涯学習セルフ・カウンセリング学会  〒215-0003 神奈川県川崎市麻生区高石4-23-15  URL  http://www.self-c.net  電話 044-966-0485 ファクシミリ 044-954-3516  電子メール  self_counseling2000@yahoo.co.jp  ◎このメルマガに返信すると発行者さんにメッセージを届けられます ※発行者さんに届く内容は、メッセージ、メールアドレスです ◎セルフカウンセリング♪自分の心に出会えるメルマガ♪ の配信停止(unsubscribe)はこちら ⇒ https://regist.mag2.com/reader/Magrddel?reg=unsubscribe_direct_footer&id=231376&e=info%40self-c.net&l=got179cddb ━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▽あなたにおすすめのメルマガ【Pickup!】 ━━━━━━━━━━━━━[PR]━ ●祐樹せつらの「英単語をあきれるほど覚えるメルマガ」 https://regist.mag2.com/reader/Magrdadd?rdemail=info%40self-c.net&magid=0000135343®=pc_footer2&l=got179cddb ※ワンクリックで簡単に無料登録できます↑ 結局、英語ができる人との差は「単語」。英語を最短で学ぶコスパ抜群の学習メルマガ ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『by them』人気記事TOP3 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「ここに住むならボランティア活動は義務」高圧的な町内会長を成敗した方法 https://i.mag2.jp/r?aid=a65d2c55bab869 年の差20歳!結婚17年で「アレ」が増えて成熟した夫婦の円満心得 https://i.mag2.jp/r?aid=a65d2c55bea543 業務スーパーマニアも太鼓判!「コスパ最強」の激ウマ大人気商品知ってる? https://i.mag2.jp/r?aid=a65d2c55c03252 ━━━━━━━━━━━━ 注目の有料メルマガをご紹介 ━━━━━━━━━━━━ ●世界三大投資家ジム・ロジャーズの「Make Japan Great Again」 https://i.mag2.jp/r?aid=a65dd921074776&e=info%40self-c.net ジム・ロジャーズ氏が考える相場展望や、日々の投資判断に役立つ情報をメルマガでお届けします。 2/18号は、「史上最大の株式暴落はいつ来る?」「日本株の中で有望なセクターは?」「第三次世界大戦は起こる?」といった読者からの質問にも回答しています。 読者でない方からの質問も大募集中! 【動画】ジム・ロジャーズ氏から日本の皆さんへのメッセージ https://i.mag2.jp/r?aid=a65dd93a13934f ●金融教育家・田内学の「半径1mのお金と経済の話」 10万部突破の経済教養小説『きみのお金は誰のため』の著者で、『読者が選ぶビジネス書グランプリ』のトップに輝いた田内学氏が、お金や経済の話を小説仕立てで紹介するメルマガです。 2/24号では、日経平均史上最高値のウラで進行していることを詳しく解説しています。 https://i.mag2.jp/r?aid=a65dd921076a9a&e=info%40self-c.net ※ワンクリックで簡単にお試し登録↑(初月無料) ●おせちーずの「ここだけ」なお金の話 投資ライターやセミナー講師も行うおせちーず氏が配信する、お金で損しない情報をメルマガで配信中。 2/20号では、50代の住宅ローン事情や、分譲マンション居住者の修繕費などを解説しています。 https://i.mag2.jp/r?aid=a65dd9210785f4&e=info%40self-c.net ※ワンクリックで簡単にお試し登録↑(初月無料) ━━━━━━━━━━━━ 注目の著者 独占インタビュー! ━━━━━━━━━━━━ 「不登校は解決できます。コンプリメント(ほめ言葉)は親の信頼と愛情です」─森田直樹氏 https://i.mag2.jp/r?aid=a65dd94cf8d000 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【広告するなら、まぐまぐ!】━ 大量に配信、確実な登録。メルマガ広告はクリック先のユーザー登録に強い! 30種類以上のメニューから、お客様に最適なプランをご提案いたします! ☆広告のお問い合わせ ⇒ https://www.mag2.co.jp/contact/ ☆メルマガ読者を増やす ⇒ https://www.mag2.com/sv/menu/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━